医科学最新情報– 皆さん知っているニュースからマニアアックな情報まで –
日々更新され続ける医学情報。
医療経済社会から1歩身を引いた、患者さんにとって有益な情報をお伝えしていきます。
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片頭痛と消化器疾患
みなさん片頭痛と胃腸疾患と関係があるってご存知ですか?最近の研究によると、胃腸疾患患者において片頭痛の発症率が増加しているとされています。 また、前臨床でのエビデンスでは、消化管神経系と脳腸軸などの中枢神経系との双方向性の関係が示唆されて... -
運動習慣がある片頭痛持ちは頭痛頻度が少ない
片頭痛の頻度が運動によって減る可能性があります。米ワシントン大学のMason Dyess氏らによると、片頭痛持ちの方を対象に調査すると運動を定期的にしているほうが発作の頻度が少ないというのです。 運動はWHOの推奨する週150分以上の中強度運動をしている... -
運動がどれくらい癌患者の死亡率を下げるか
【運動は癌による死亡リスクを28~40%減らす】 運動は癌の死亡率を下げる 癌患者さんのとって、生き残ることは正に命題になると思います。運動が免疫力を高めることは分かっているのですが、癌患者さんにとってどれくらい死亡率を下げるのかが気になるとこ... -
肩の手術に効果はない?
【肩のインピンジメント症候群への手術】 肩のインピンジメント症候群(肩が上がらない時の診断の一つ)に関節鏡視下肩峰下減圧術という手術があるようです。 フィンランドの公立病院で210人を対照に3つのグループに分けたランダム化、2重盲検による疑似治... -
脚の痺れ、痛みへのカイロプラクティックの効き目の目安
脚の痺れでカイロプラクティックを受けたことのある人、これから受けようか考えている方への情報となれば幸いです。 実際私もカイロプラクティックの臨床に携わり、大学で学んできたこととの差異に苦しんだり疑問に思う部分がありましたので、きちんとした... -
腰痛治療の新ガイドライン―(米国内科学会)
【腰痛診療は海外との差が広がる】 ビシバシとエビデンスに基づく発表をしてくる欧米。たかが腰痛と考えがちだが、患者のその後の人生への意欲、前向きさを阻害される点を考えると国の損失は計りしれない。 アメリカの内科学会による腰痛治療の新ガイドラ... -
首・背中・腰の痛みと心理的苦痛の併存率、回復率
【背骨の痛みと精神的苦痛は関連するというエビデンス】 頚部や腰部の疼痛と精神的苦痛との相互作用に関する理解は、公衆衛生の観点から重要ですが、研究は少ない。スウェーデン・カロリンスカ研究所のKari Paanalahti氏らは、大規模な地域住民を対象とし... -
偽薬(プラセボ)と知っていても効果ある慢性腰痛治療
プラシーボ効果とは「お薬」ですと「お薬のようなメリケン粉」を服用してもらっても医学的な効果が出ることを言います。 これが慢性腰痛患者にも効果があるようなのです。しかも偽薬だと説明して処方しても! 【15分のプラシーボ効果の説明の後、「これ偽... -
【薬用せっけん】は殺菌性能優れてない
抗菌ブームで完全消毒しないと気が済まなくなっている日本人。私も以前はそうでしたが、海外に旅行をするようになって疑問を持つようになりました。 コロナ窩でいっそう消毒に拍車がかかり、アルコール消毒で手が荒れてしまう方もいらっしゃると思います。... -
背中の痛み グラストンテクニック、脊椎アジャストメント、偽超音波で同じ結果
これは柔道整復師、理学療法士、カイロプラクターには痛い研究結果です。グラストンテクニックとは昨今の筋膜リリーステクニックの火付け役となった筋肉ヘラをつかった施術です。 Googleでのグラストン画像はこちら 脊椎アジャストメントは言わずとしれた... -
テニス肘治療の情報
【テニス肘はどんな治療でも3/4は緩解する】 テニスや大工仕事でも起きうるテニス肘 これも興味深い研究結果です。お医者さん、理学療法士、われわれカイロプラクターも耳が痛い研究結果です。タイトルどおり、一生懸命治療してもしなくても3/4の方々は回... -
痛みだけに注目するのは良くない
よく初診時にヴィジュアルアナログスケールで痛みの強さをお伺いします。え?これが良くない?? 【痛みを数値化して指標にすると副作用が増える】 痛みの評価の功罪 痛みが気になり、生活が脅かされて人々はカイロプラクティックを受診する。もちろんある... -
ヘルニアと画像診断されて、どうしたら良いか不安な方へ
【椎間板ヘルニアは8週で自然消滅が証明】 時間が解決する 椎間板ヘルニアを宣告されて具体的な指示をもらえなかった方。キツイ症状の時は初診時にある程度の青写真をお伝えしないと、不安で仕方ありません。 腰痛などのどれほどキツイ症状でも、まずは3... -
デルマトームはあまりあてにならない
儀式的にテストされてきたデルマトームは、あてにならない、という報告。私自身も検査してて、その通りになったことは1度もありません。 足の痛み、痺れのような下肢症状に神経学検査で行われる皮膚感覚の検査。当院でも行われますが、解剖学的な分布で痺... -
関節リウマチのリスク増大に糖尿、喫煙、肥満
糖尿病、喫煙、肥満の3つは関節リウマチの発症リスク増大に関連することが英国の調査でわかりました。「Annals of the RheumaticDiseases」オンライン版に2013年3月16日掲載 (ヘルスデイへリンク) 喫煙、肥満、糖尿はリウマチのリスクにもなる 数年にわ...
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