この記事は2021年に加筆修正しています。
私は薬の専門家ではないので、あまり注意していませんでしたがグレープフルーツとお薬の組み合わせは、危険を伴うこともあるようなので気になる方は目を通してみてください。
この知見は20年以上前に指摘されているようですが、医療関係者の認知に広がっていないようです。
(最近ではそうでもないか… でもまだ知らない方もあるかもしれませんので)
安価で美味しいグレープフルーツ。私も大好きです。走った後、カリーの後、お風呂の後に最高です。
目次
血液サラサラだけでなく43種類の薬が相互作用あるみたい
わたしもワーファリンだけだと思っていたけれど、意外や意外なんと43種類も相互作用が懸念されている。
43種類の薬物がグレープフルーツあるいはグレープフルーツジュースと相互作用して副作用を起こす可能性があるという。7.8年前の記事だから2021年にはもっと増えていると思われます。いくつか聞いた事があるお薬があるみたいですね。
日本だと名前が変わる薬がある可能性も高いので、気になる方は、症状から追っていき、ご自身で調べてみてください。
高コレステロール血症の治療に使われる薬
- アトルバスタチン(商品名リピトールなど、高リスクの心血管疾患の予防と異常な脂質レベルの治療に用いられるスタチン薬)
- ロバスタチン(商品名クレストール、脂質異常の薬)
- シンバスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害剤で、高コレステロール血症治療薬のひとつ。商品名リポバス)
感染症を治療、予防する薬
- エリスロマイシン(マクロライド系抗生物質の1つである。製品名はエリスロシン®)
- ハロファントリン(抗マラリア薬?)
- マラビロク(HIV感染症のHAART療法に用いられるCCR5阻害剤、侵入阻害剤に分類。商品名シーエルセントリ)
- プリマキン(マラリアおよびニューモシスチス肺炎の治療に用いられる)
- キニーネ(またはキニンは、キナの樹皮に含まれるアルカロイド、抗マラリア薬)
- rilpivirine=リルピビリン(EdurantおよびRekambysのブランド名で販売されているリルピビリンは、HIV / AIDSの治療に使用)
癌の治療に使われる薬物
- crizotinib=クリゾチニブ(商品名ザーコリ)
- ダサチニブ(分子標的治療薬)
- エルロチニブ(内服抗がん剤)
- エベロリムス(分子標的治療薬で免疫抑制剤・抗癌剤の一つ。 免疫抑制剤としてはサーティカン、悪性腫瘍治療薬としてはアフィニトール)
- ラパチニブ(手術不能乳癌または再発乳癌に使用、内服の分子標的薬と呼ばれ抗腫瘍薬の一種で。ノバルティス社より商品名タイケルブ)
- ニロチニブ(分子標的治療薬、慢性骨髄性白血病の治療に。商品名タシグナ)
- パゾパニブ(血管新生を阻害して腫瘍の成長を妨げる。腎細胞癌および悪性軟部腫瘍の治療。商品名ヴォトリエント)
- スニチニブ(Sutent=スーテントのブランド名)
- バンデタニブ(甲状腺癌治療、化学療法剤。商品名カプレルサ)
- ベムラフェニブ(根治不能な進行期悪性黒色腫の治療用。商品名ゼルボラフ)
中枢神経系に影響を及ぼす薬物
- 経口フェンタニル(医療用麻薬、主に麻酔や鎮痛、疼痛緩和の目的で利用される合成オピオイド)
- ブスピロン(ブスパールのなどの商品名で販売されている、主に不安障害、特に全般性不安障害の治療に用いられる医薬品)
- デキストロメトルファン(鎮咳去痰薬の一つであり、鎮静作用および解離作用を持つモルフィナン系薬物である。商品名メジコン)
- 経口ケタミン(日本に経口はない?)
- ルラシドン(非定型抗精神病薬。商品名ラツーダ 。 ルラシドンはドパミンD₂受容体、セロトニン5-HT2A受容体、セロトニン5-HT₇受容体を遮断し、セロトニン5-HT1A受容体には部分作動性を持つ)
- オキシコドン(オピオイド系の鎮痛剤のひとつで、アヘンに含まれるアルカロイドのテバインから合成される半合成麻薬。商品名オキシコンチンなど)
- ピモジド(神経遮断薬の1つ。主に統合失調症の治療に用いられ、小児の自閉性障害にも効果がある。日本ではアステラス製薬より商品名オーラップ)
- クエチアピン(ジベンザゼピン系の非定型抗精神病薬の一つである。国内外で商品名セロクエル)
- トリアゾラム(ベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤で、商品名ハルシオン)
- ジプラシドン(商品名ジオドン、統合失調症および双極性障害の治療に使用される非定型抗精神病薬)
吐き気の 治療に使われる薬
- ドンペリドン(ドーパミン受容体拮抗薬の一つで、制吐薬、消化管機能改善薬として利用されている。商品名ナウゼリンなど)
免疫抑制剤
- シクロスポリン(真菌が産生する環状ポリペプチド抗生物質。商品サンディミュン、ネオーラルなど)
- エベロリムス(抗がん剤参照、商品名サーティカン、アフィニトール)
- シロリムス(ラパマイシンまたはシロリムスは、微生物Streptomyces hygroscopicusによって生産されるマクロライド化合物の一つ。移植臓器拒絶の予防のため、リンパ脈管筋腫症の治療のために医学分野で使われている。ヒトにおいて免疫抑制機能を持ち、腎臓移植の拒絶の予防において特に有用)
- タクロリムス(臓器移植または骨髄移植を行った患者の拒絶反応を抑制する。またアトピー性皮膚炎に対する塗布剤、関節リウマチ治療薬としても用いられる)
尿路症状を治療するために使用される薬
- ダリフェナシン(尿失禁の治療)
- フェソテロジン(過活動膀胱症候群を治療する抗ムスカリン薬)
- solifenain=ソリフェナシン(抗コリン薬に分類される膀胱平滑筋の収縮を抑制する、商品名ベシケア)シロドシン、タムスロシン
持病がある方で、グレープフルーツの消費が減るのも仕方ないかもですね。糖
分は多いものの身体に良いグレープフルーツを食べ続けるためにも、健康体でいることが何より大事です。
私はネパールカレーを食べた後に、自宅でキンキンに冷えたグレープフルーツを食べるのが好きです。夏場は一気にクールダウンできますし、なにより美味しい。
そんな趣味を続けるためにも日々ランニングで、コンディショニングしています。