【症例】朝から首が重い・5年続く首の鈍痛|30代男性デスクワーク

朝起きた瞬間から「首が重い、つらい…」と感じていませんか?
多くの場合は、首の骨(頚椎)の本来の機能が低下し、まわりの筋肉がカチカチに硬くなっています。

今回は、5年間もの間、朝の首の重さに悩まされていた30代男性の症例をご紹介します。同じように「整体やマッサージに行ってもスッキリしない」という方のヒントになれば幸いです。

目次

30歳代男性:デスクワークによる長年の首痛

まずは患者様の生活スタイルと、主なお悩みについてです。

  • 朝起きたときが、一番重くてつらい
  • 首が重いと、一日のスタートがすんなり切れない気がする
  • パソコン仕事をしていると、午後からさらに首の重さが増してくる
  • この首の鈍痛には「5年前」から悩まされている
  • 2年ほど前から色々な整体やマッサージを試したが、良くならない

ちなみに、こちらの患者様は以前、病院のレントゲンで「ストレートネック」と言われたことがあるそうです。

⚠️ 知っておきたい「ストレートネック」の真実

実は、ストレートネックと首の痛みには因果関係がないことが科学的に証明されています。

【科学的根拠(エビデンス)】
頚椎に損傷がある人60人と、健康な人100人のレントゲンを比較した研究では、健康な人でも34%、痛みがある人でも36%にストレートネックが見られ、統計的な差はありませんでした。

J Orthop Surg Traumatol. 2013 Jul)

つまり、「骨の形が真っ直ぐだから痛い」のではなく、「首の機能(動き)が低下していること」が本当の原因です。

なぜマッサージで良くならなかったのか?

「5年続いている」というのは、立派な慢性痛の領域です。
実は、慢性痛に対して整体やマッサージのような「ただ筋肉をほぐしてもらうだけ(受動的なアプローチ)」を繰り返していても、根本的な回復には向かいません。

慢性痛の解決には、自分で身体を動かす「運動療法(能動的なアプローチ)」が不可欠です。

当院での検査とアプローチ

当院では、ただ施術を行うだけでなく、患者様ご自身の「誤解(ストレートネックだから治らないという思い込み)」を解くことから始めます。

  1. 正しい情報の共有(認知の再教育)
    ストレートネックへの不安を解消し、首の「形」ではなく「動き」を取り戻す重要性をしっかりお伝えします。
  2. カイロプラクティック施術
    ガチガチに緊張している後頭部周辺の筋肉を的確に緩和し、頚椎の動きをスムーズにするアプローチ(アジャストメント)を行います。
  3. セルフケア(運動療法)の指導
    ご自宅や職場で定期的に行ってもらうため、「マッケンジー体操」などのエクササイズを指導します。

カイロプラクティックケアの経過

  • 2回目の来院(3日後):朝の強張りはまだあるが、睡眠がしっかり取れるようになった。
  • 3回目の来院(4日後):数年間の蓄積があるため強張りはあるものの、よく眠れている。
  • 3〜5回目の来院:週2回のペースでケアとエクササイズを継続。症状が消える時間帯も出てくる。
  • 6回目の来院(1ヶ月後):初回来院時と比べて、症状は50%(半分)くらいまで回復!(※この時点で急なご引越しが決まり、通院不可能となったため一度ケアを終了としました)

🔎 院長からのコメント:6回目の再評価

5年も続いていた30代後半の症状を、数回でゼロにするのは困難です。しかし、約1ヶ月のケアで「首の鈍痛が半分まで楽になった」というのは、生活の質(QOL)を上げる上で非常に大きな前進です。

国際的なプロトコルでも、慢性痛のケアは「6回ごとに再評価(見直し)」を行うことが推奨されています。もし継続できる場合は、この段階で「次の6回でさらにどこまで引き上げるか」を患者様と話し合って進めていきます。

特に男性で長年首の症状がある方は、ご本人が思っている以上に首の機能が低下しているケースが多いです。放置して痛み止めを常用し続けると、交感神経が優位になり続け、健康寿命にも不利益を生じます。

「もう治らないのかな」と諦める前に、ぜひお早めにご相談ください。
一緒に動ける身体を取り戻していきましょう!

朝起きた時から首が重い方へのカイロプラクティック症例です。多くの場合は頚椎の機能が低下して、関係する筋肉がカチカチに硬くなっています。

症例を通してどのような方向性で考えたら、症状が改善に向かうかを一緒に考えていきましょう。

詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

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