クアトロ療法

そのまんまサンシャインが取りくんでいる代替心身医療の取り組みがクアトロ療法です。

何か非常に効率的な療法が開発されたように聞こえるかもしれませんが、科学的に効果的なことを一つ一つ突き詰めて見えてきたものは、とても人間臭い取りくみになるのだと感じています。

たとえば腰痛ひとつをとってみても、カイロプラクターが背骨の歪みが原因だとか、原因はストレスだ、筋膜だとそれぞれ原因をあげてみても、それらの既存の枠組みは問題の一面しかとらえていません。

各国の腰痛診療ガイドラインをみてみると判りますが、さまざまな治療法の推奨がB,C,Dとなっています。意外と皆さん知らないのが、腰痛治療に推奨度Aの誰にでも効果的な治療法は地球上存在していません。

つまり良くてB,ほとんどがCかDです。言いかえるとある治療法は、ある人にとっては効果的であっても、全然効果を感じない人も当然いるという事です。

そこで効果的なケアを結合させてできたのがクアトロ療法です。

カイロプラクティック + 運動療法 + 認知行動療法 + マイオセラピー

腰痛へ4つのエビデンスに基づく効果的な療法

クアトロ療法はWHO基準カイロプラクティックに加え、運動療法、認知行動療法、振動療法(マイオセラピー)という4つの治療法で、それぞれ腰痛に効果的であることが統計的に証明されています。(マイオセラピーに関しては筋膜リリースのエビデンス)

それぞれ単体で行っている病院や治療院はあるとおもますが、4つの治療法を行っているのは当院が唯一といえます。

4つのエビデンスに基づく腰痛対策ということでquattroという言葉になりました。

カイロプラクティック

WHO基準のカイロプラクティックによる施術は腰痛や首痛など筋骨格系に効果がある手技療法です。急性腰痛や亜急性腰痛、慢性腰痛などに確固たるエビデンスがあります。

さらに運動療法を加えることでカイロプラクティックの施術効果は促進していくことも質の高いエビデンスで保証されています。 (J Manipulative Physiol Ther. 2008 Nov-Dec;31)

しかしカイロプラクティックも魔法ではないので、全部の腰痛に対応しきれるものではありません。これはカイロプラクティックが日常的に行われているアメリカでさえ、腰痛や首痛疾患による支出が増えていることを考えれば判ると思います。(US Health Care Spending by Payer and Health Condition, 1996-2016)

例えばイエローフラッグと呼ばれる心理社会的的ストレス要因が大きいと急性の腰痛が回復にむかいづらい、また慢性痛に移行しやすいというエビデンスがあります。このような心理状態、社会的な状況にある場合は、そのストレス要因に向き合っていくほうが効果的であることも解っています。

6か月以上ある慢性の痛みは気分がすぐれなかったり不安傾向があるといった何らかの精神的な症状を抱える状態になっています。

その場合は「認知行動療法」を取り入れることで腰痛などの体の痛みが改善に向かうことも解っています。慢性痛は脳を深くかかわっているため心理療法が有効なわけです。

背骨周囲の痛みは肉体の痛みと精神的な痛みが併存する場所です。人間の体のことは解っていることもあればまだ、解明されていないことも多いです。

また精神的なケアをフィジカル面から行った場合の研究も出てきています。

オステオパシーの研究になりますが、背骨の調整や筋肉操作を続けていくことで精神的にも楽になることがエビデンスとして出てきていますが、心理的な側面からもアプローチしてあげることも一つの方法です。

(International Journal of Osteopathic Medicine Volume 27, March 2018, Pages 23-33)

オーソドックスな薬物療法や心理療法に効果が無い方は、フィジカル面の機能を上げることも一つの方法です。

運動療法(背骨のリハビリテーション)

残念ながら私がカイロプラクティックを大学で学んでいるときは、慢性腰痛の改善には運動療法が不可欠だということを教えてもらえませんでした。当然ですが、カイロプラクティックアジャストメントだけで腰痛をコントロールできません。私自身が苦しんだのを今でも覚えています。

統計的データを知りまず運動療法を取り入れます。

運動療法を処方して、すんなり回数をこなしてくださる方は順調に回復に向かいます。全くお伝えした運動をしてくださらなかったり、してくださってもごくわずかであったりと、とても数年間あるような症状にリハビリとしての効果が望めないケースも多くありました。

そもそもリハビリテーションの考えでは毎日1.2時間のリハビリ時間を持つことで、2.3か月経過する中で少しずつ神経が新しい動きを覚えます。交通事故後や脳卒中後の患者さんを思い浮かべてみてください。毎日動かない部位を必死になって動くようにリハビリします。

腰痛から解放されていくには、それくらいの心構えで毎日運動療法をしていく必要があるのですが、ご自宅で一人で行うことができない方は快復に向かうことは不可能です。私は「それならリハビリテーション病院に依頼すれば!?」と問い合わせてみましたが、一般的な慢性腰痛患者の外来は行っていないと知りました。

そうです、地道に行っていく以外にありません。

認知行動療法

4つの図形
次に認知行動療法

そして認知行動療法が腰痛にたいして効果があるという文献に出合い、認知行動療法センターに研修参加します。

当初は腰痛に認知行動療法を行っている施設は日本にはなく、認知行動療法を勉強したそのままを腰痛患者さんに行っておりました。にのを勉強した通りに行っていましたが、欧米で行われている形は「認知行動療法に基づく運動療法」であることを知り適宜改良していきました。

2019年2月の系統的レビューにおいても理学療法+認知行動療法の方が痛みや生活困難動作の改善、生活の質の改善おいても理学療法のみより優れいてることが明らかになっています (Epub 2019 Feb 11. Hajihasani A 1、Rouhani M et al.)

マイオセラピー

4つのコマ
最後にマイオセラピーが加わります

マイオセラピーは大学の同僚が取り入れていて、一度施術を受けてみたときに「根本治療だな」と感じ暫くして導入しました。

その後時代が「筋膜」にスポットを当てるようになりマイオセラピーを取り入れたことが正解だったと実感します。

背骨まわりの深層筋の筋硬結除去に特効を表します。腰に筋肉の塊がある方はおためし頂きたい療法です。

マイオセラピーは医学博士辻井洋一郎により開発された療法です。多数の症例報告はありますが、質の高いエビデンスは今のところありません。

回復への道はひとそれぞれ

人生を歩む道は人それぞれといいます。なんらかの症状からの回復も人それぞれだと思います。

山歩きをする男性
回復への道はひとそれぞれ

初めて代替医療をご利用になる場合や急性腰痛など急性の症状ならカイロプラクティックだけで充分でしょう。

数か月単位の慢性症状ならばカイロプラクティックと運動療法を加える必要があります。

何年もあるような頑固な症状ならば部分的にでもマイオバイブを使用する方が解りやすいと思いますが、基本的には運動療法を開始しない限り緩めたお身体をキープできませんから、都度お話しあいの中で決めていきましょう。

精神的苦痛や生活スタイルが極端に乱れている場合、認知行動療法が大きな手助けになるでしょう。

振動療法を単体で受ける方は、世のさまざまな療法を受けて来られて大きな効果を感じなかった方です。万策尽きて困っている方には根本治療としてお勧めしています。

それぞれの繋がりを感じながら

人がコンピューターや機械と違うところは、曖昧で矛盾しているところです。

健康が第一にならないと、症状をコントロールすることは難しいでしょう。

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