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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

潰瘍性大腸炎リスクを下げる珈琲 上げるチョコレート

珈琲と胃腸

真面目な人ほど、真面目にしっかり取り組みすぎるのが、このエビデンスのよくない部分でもあるんですが、まあそこまで真面目な人も少ないですから、適当にご理解いただき、少し意識していただければよいかなという内容です。

最近日本でもリッキーガット(言葉の独り歩きもあるが…)や腸が炎症しているという診断が出たり、情報が出回っている昨今ですが、腸の炎症症候群にならないためにも少し意識しておく方がよい情報です。

それはコーヒーを定期的にとっておくと、取らない方に比べて潰瘍性大腸炎リスクが減るという日本人を対象とした研究が出てきました。

エビデンスもいろいろあり生活風習や人間の感じ方が違うので、各国それぞれの国がしっかりとした研究を行う方が望ましいという時代になってきています。

腸内細菌の分布の違いから西洋人と東洋人の差も大きいと思われます。この研究に関しては日本人を対象としているので、非常に参考になります。

それでは、どんな研究科を見て行きましょう。

以下chatGPTに要約してもらった研究内容

日本潰瘍性大腸炎研究グループによる症例対照研究によると、コーヒーや炭酸飲料の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが減少し、有意な用量反応関係が認められたことが示された。一方、チョコレート菓子の摂取量が多いほど潰瘍性大腸炎リスクが有意に高かった。

カフェインレスコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶の摂取量と潰瘍性大腸炎リスクとの関連は認められませんでした。

カフェインの総摂取量は潰瘍性大腸炎リスクと逆相関し、両極の四分位間の調整オッズ比は0.44(95%信頼区間:0.29~0.67)であったとのこと。

Tanaka K, Okubo H, Miyake Y, Nagata C, Furukawa S, Andoh A, Yokoyama T, Yoshimura N, Mori K, Ninomiya T, Yamamoto Y, Takeshita E, Ikeda Y, Saito M, Ohashi K, Imaeda H, Kakimoto K, Higuchi K, Nunoi H, Mizukami Y, Suzuki S, Hiraoka S, Okada H, Kawasaki K, Higashiyama M, Hokari R, Miura H, Miyake T, Kumagi T, Kato H, Hato N, Sayama K, Hiasa Y; Japan Ulcerative Colitis Study Group. Coffee and caffeine intake reduces risk of ulcerative colitis: a case-control study in Japan. J Gastroenterol Hepatol. 2023 Dec 10. doi: 10.1111/jgh.16439. Epub ahead of print. PMID: 38073066.

※潰瘍性大腸炎は、主として粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸のびまん性非特異性炎症であり、治療後に病態が落ち着いても、再発してしまうこともあります。

当院ご利用の健康オタクの方でもいきなり腸の炎症が始まった事例もあります。発酵食品などを取り過ぎてイワユル善玉菌が増え、腸内菌バランンスが崩れてしまったようです。Small Intestinal Bacterial Overgrowth(SIBO)。

この論文は珈琲に関する論文ですが、何事もほどほどにバランスよく生活するのが基本だということを肝に銘じて健康街道を歩きましょう。

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