認知行動療法

カイロプラクティックそのまんまサンシャインでは、腰痛などの身体の痛みのケア、鬱、不安のケアに認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)を積極的に取り入れています。

最近では大手メディアでも耳にするようになった認知行動療法ですが、まだ聞きなれない方の為に、認知行動療法の簡単な説明をするページです。

認知行動療法の解説

認知行動療法の説明を、私が研修でお世話になった国立精神・神経医療センターの言葉を引用します。

認知療法・認知行動療法は、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。


ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に追い込んでいきますが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。

(国立精神・神経医療センター 認知行動療法センター)

認知行動療法とは精神療法の一つですが心理的な側面が身体の症状に少なからず関わっていることが明らかなことから積極的に活用しています。

どのようなことを行うのか?

精神科医や心理療法士の先生方が行うオーソドックスな認知行動療法をご紹介します。

具体的に患者さんが行う一番大切で、この療法の中核をなすのは「ホームワーク」です。

実際に認知行動療法を考案したアーロンベック先生はこのように言っています。

「認知療法において、ホームワークは、付加的なものではなく中心的なものである」

(Beck et al.,1979)

「宿題」と聞くと嫌な気持ちがする方もいらっしゃるかも知れませんが、ちょっとした作業だとお考えください。

活動記録表を書く

最初に出され、継続しておこなってもらうホームワークに「活動記録表の作成」があります。この活動記録表が書いてこれないと認知行動療法はできません。

活動記録表に日々の活動が記入できれば、からなず解決の糸口が見えてきます。この記録表が「鍵」になります。昨今スマホのアプリで管理する方法もありますが、紙をノートに貼ってもらい記入してもらいます。

2回以降のセッションでは、この活動記録表をベースにして話が進んでいきます。日々の行動を振り返り一緒に考えて、次のホームワークを決めます。『ホームワーク・宿題』を抜きにして、認知行動療法は成立しないのです。

一緒に考えると見えてくる

出題されたホームワークを題材に語りあい、ディスカッションすることで自然と腰痛や抑鬱などの症状についての考え方に変化が出てくるようになるのが特徴です。

認知行動療法の目的は、『悲観的になりすぎず、かといって楽観的にもなりすぎず、地に足のついた現実的でしなやかな考え方をして、いま現在の問題に対処していけるようにバランスのとれた思考を身につけていくこと』です。

痛みに奪われていた”人生”を取りもどす

腰痛をはじめ長く続く痛み、一般的には3か月以上改善しない痛みを慢性痛をいいます。

慢性痛を抱える人の多くは、身体的な痛みだけでなく、同時にさまざまな生活上の困難や苦悩を抱えます。

否定的な気分、孤立、苦悩を抱えるのが慢性痛

仕事や趣味や家事を以前のように行うのが難しくなったり、「この痛みはいつまで続くのだろう」「なぜ、自分だけがこんなにひどい目にあうのだろう」と思い悩むようになったりします。

その結果、否定的な気分(落ち込み、怒り、不安など)になったり、身体の調子が全般的に悪くなったり、人づきあいが減って孤立したりすることもあります。

慢性痛にありがちな2つのパターン

そのような状態になると、痛みはさらにひどくなって治りにくくなるといわれています。ありがちなのが以下の2つのパターンです。

  1. 痛くなりそうで怖いので、なるべく活動を避ける
  2. 痛みが比較的穏やかなうちに沢山活動し過ぎて、結果的に痛みを悪化させる

あなたはどちらかに当てはまりますか?この気分的なことも加わりますので両方が当てはまる方もいます。

注目したいのはいずれのパターンも痛みに振り回されているということです。
人生のハンドルを痛みににぎられていると言い換えてもよいでしょう。

痛みにハンドルを奪われている
痛みにハンドルを奪われている

慢性痛を抱えて以来、あなたは大切な人間関係を失ったり、楽しかった活動を失ったりしていないでしょうか?

もし、そうだとすれば、それは痛みに人生のハンドルを奪われていて、あなたが望む人生のドライブをできていないからなのかもしれません。

あなたがこれから取り組むかもしれない「認知行動療法」は、人生のハンドルを自分の手に取り戻すこと。つまり、自分が望むような生き方を再び選択できるようになることです。

あなたはどこに、誰を乗せて、人生をドライブしたいでしょうか?そのためにはどうすればよいでしょうか?

慢性疼痛に対する認知行動療法プログラムで一緒に考えていきましょう。

痛みは居るけどあなたが人生の主役
例え痛みが一緒でも、あなたが人生のハンドルを握りましょう。

(慢性痛の認知行動療法パイロット・スタディ版より)

次のページは「慢性痛の構造を理解しよう」です。

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