肩甲骨の内側が痛い時にカイロプラクティックで回復することがあります。
痛みの原因が肩甲骨の近くにある肋骨と背骨の関節にあるケースがあります。40代男性へのカイロプラクティック症例を参考に考えていきます。
目次
肩甲骨の内側の痛みが1か月続いている
肩甲骨周囲に何らかの症状がある方は結構多いです。
40歳男性自営業、具体的には以下のようなことを訴えられました。
- 整形外科に行ってみたが改善しない
- 針治療に行ってみたが改善しない
- 肩甲骨と背骨の間を押すと痛い
- 痛みが1ヶ月続くので心配になった
1か月の時点で行動を起こすのは賢明な判断です
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具体的な痛みの場所と感覚
- 背中の上の方が痛い
- 重い痛みが肩甲骨の内側にある。
- 何かがのっかっているような感覚です。
- 運動習慣はある。週3でジムに通っている。
- 身体を動かしているのに何故痛いのかが解からない…
検査:肋骨の動きが低下
日常的に肋骨の動きを意識して生きている方はどれくらいいるでしょうか?
身体運動に関わる職業の方でないと一般的には肋骨の動きは意識しません。
カイロプラクティックが整形外科と違う部分の一つに、動的な触診検査があります。
関節の動きがどれくらいあるか、筋肉の働きがどれくらいかなど機能的評価をします。
肋横突関節(指のところ)
施術:肋骨の動きをつける
- 肋骨の動きが極端によくないので、カイロプラクティックアジャストメント。痛みは初回に半減する
- 2回目の来院は4日後にきてもらう。ほぼ痛みはなくなっていたので、継続治療を行い、日常的に行って頂く簡単な体操をお伝えして終了
カイロプラクティックは初めてだが、とても効果的でびっくりした。
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院長コメント
肩甲骨の内側の痛みは、比較的多い症状のひとつです。
肩甲骨自体の動きが低下していることもありますし、肋骨の動きが低下していることもあります。
カイロプラクティックの得意な範疇ですので、早期回復が臨まれる症状の一つです。
マッサージでもよくならなかったり、運動してもスッキリしない方は参考になると思います。
症状が出てから3か月以上経過しますと慢性化してしまうので、この方のように早めに来院するのが費用対効果においても優れています。
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