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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
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肩甲骨の内側が痛い

肩甲骨の内側が痛い時にカイロプラクティックで回復することがあります。

痛みの原因が肩甲骨の近くにある肋骨と背骨の関節にあるケースがあります。40代男性へのカイロプラクティック症例を参考に考えていきます。

目次

肩甲骨の内側の痛みが1か月続いている

肩甲骨周囲に何らかの症状がある方は結構多いです。

40歳男性自営業、具体的には以下のようなことを訴えられました。

  • 整形外科に行ってみたが改善しない
  • 針治療に行ってみたが改善しない
  • 肩甲骨と背骨の間を押すと痛い
  • 痛みが1ヶ月続くので心配になった

1か月の時点で専門家に診てもらうのは賢明な判断です。理由は症状がながびき3か月を超えてしまうと’’慢性症状’’に移行し脳や脊髄といった中枢神経が痛みを記憶してしまうからです。また気分の落ち込み、不安とも影響していますので、早めの対応が良いです。

具体的な痛みの場所と感覚

  • 背中の上の方が痛い
  • 重い痛み肩甲骨の内側にある。
  • 何かがのっかっているような感覚です。
  • 運動習慣はある。週3でジムに通っている。
  • 身体を動かしておりある程度は身体に理解があるるのに何故痛いのかが解からない…

検査:肋骨の動きが低下

日常的に肋骨の動きを意識して生きている方はどれくらいいるでしょうか?

身体運動に関わる職業の方でないと一般的には肋骨の動きは意識しません。

そのまんま

カイロプラクティックが整形外科と違う部分の一つに、動的な触診検査があります。
関節の動きがどれくらいあるか、筋肉の働きがどれくらいかなど機能的評価をします。

肋横突関節(指のところ)と肋間筋
肋横突関節(指のところ)

施術:肋骨の動きをつける

  • 肋骨の動きが極端によくないので、カイロプラクティックアジャストメント。痛みは初回に半減する
  • 2回目の来院は4日後にきてもらう。ほぼ痛みはなくなっていたので、継続治療を行い、日常的に行って頂く簡単な体操をお伝えして終了
40歳台男性

カイロプラクティックは初めてだが、とても効果的でびっくりした。

院長コメント

肩甲骨の内側の痛みは、比較的多い症状のひとつです。

肩甲骨自体の動きが低下していることもありますし、この症例のように肋骨の動きが低下していることもあります。

また背骨の筋肉が痛みを出しているのだけれど、ご本人の主観的には「肩甲骨が痛い」とお感じになることも多いです。

いずれにせよ背中周辺の症状はカイロプラクティックの得意な範疇ですので、原因を特定したり本症例のように早期回復が臨まれる症状の一つです。

マッサージでもよくならなかったり、運動してもスッキリしない方はご参考ください。

症状が出てから3か月以上経過しますと慢性化してしまうので、この方のように早めに来院するのが費用対効果においても優れています。

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