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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

筋膜リリースのエビデンス

筋膜リリースを宣伝文句にしている治療院は少なくない。私も筋膜リリースを施術で使うので一定の効果があると考えています。

これをエビデンスの観点で見ていくと2024年時点でどれくらいのことが言えるのか?

この研究は、慢性筋骨格系疼痛を緩和し、疼痛患者の関節可動性、機能レベル、生活の質を改善するための筋膜リリース療法の有効性を詳細に評価している。

目次

システマティックレビューの要約

エビデンス三角
体系的レビューなので信頼度は高い

8件のデータで457人が対象になる

513件のデータのうち、8件が関連していた。内訳は外側上顆炎(N = 95)に焦点をあてた試験が2件、線維筋痛症に焦点が当てられた試験が2件(N = 145)、腰痛に焦点が当てられた試験が3件(N = 152)、踵の痛みに焦点が当てられた試験が1件(N = 65)。

バイアスのリスクが高い

バイアスのリスクは、3件の試験では低、5件の試験では高い。

治療期間は30〜90分で、2〜20週間の間に4〜24回。

.効果量は、腰痛または線維筋痛症の研究における疼痛および障害に対する臨床的に重要な最小差に達しなかった。バイアスのリスクが高い別の3件の研究では、臨床的に重要な差が最小限のレベルに達し、2カ月の追跡調査まで経過した。

結論:この治療法を正当化するには不十分

 筋筋膜リリース療法に関する現在のエビデンスは、慢性筋骨格系疼痛に対するこの治療を正当化するには十分ではない。

PubMedによる原文

Laimi K, Mäkilä A, Bärlund E, Katajapuu N, Oksanen A, Seikkula V, Karppinen J, Saltychev M. Effectiveness of myofascial release in treatment of chronic musculoskeletal pain: a systematic review. Clin Rehabil. 2018 Apr;32(4):440-450. doi: 10.1177/0269215517732820. Epub 2017 Sep 28. PMID: 28956477.
そのまんま

こういうのは信じたくない治療家も多いと思いますがデータとして知っておいた方がいいよね。

今後に期待していこう

質の高いエビデンスは得られるまでに時間がかかるものです。医薬品でさえ後に効果がないとされるモノも出てくるご時世です。

あの指圧でさえ腰痛への効果が認められたのは最近のことです。経験的に効果があると思われる治療法は何らかのエビデンスが後になってついてくるものです。

ただ現時点ではエビデンスが不十分ですから、慎重に対応していきましょう。そして可能なら代替医療家が症例報告を少しずつ行っていきましょう。

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