布団を持ち上げた瞬間に腰が「プチッ」

鬱による不定愁訴は少なくない ぎっくり腰
身体が痛い、気分が優れない、やる気が出ないなどはセットになっている

典型的なぎっくり腰になるシチュエーション

お布団を持ち上げた時、床に落ちたゴミを拾った時、玄関で靴を履こうとかがんだ時に「プチ」っと音がして、それから痛くなってきたんです、という訴えは多いです。

俗にいうぎっくり腰は最近では非特異的腰痛(ひとくいてきようつう)という名前で呼ばれます。寝て起きたら腰が痛かったなどきっかけとしては様々ですが、この方のように「何かを持ち上げた瞬間に腰に音がした」という方も少なくありません。

実際に筋肉の一部が微細な断裂をしているのか、たまたまクラック音が腰の関節で鳴るのかは不明ですが、プチやブチと音がした、という方は少なくありません。

比較的多い症例です

  • 休みの日に布団を持ち上げ時に「プチッ」と音がした
  • 以前に軽いぎっくり腰があって慢性的な腰痛もあった…
  • 味わったことの無いとてつもない痛み!!!
  • 何回かぎっくり腰をしていて、その度に違う治療院にいっている

 20代男性 会社員 品川区戸越在住

カイロプラクティックによる手あてはぎっくり腰に対して信頼度の高いエビデンスがあります。

ぎっくり腰はカイロ治療で急速に回復に向かう。ランダム化比較試験。

カイロ治療後は急速に回復にむかいます。
18歳から40歳の54人を対象にした比較試験です。

ランダム化は、腰痛発症2週間以内の人でも、2-4週間痛みがある人でも脊椎マニピュレーション後に1週間以内で急速に回復した。
Spine (Phila Pa 1976). 1987 Sep;12

相談者の痛みと状態

歩行が厳しい

  • 腰痛の為、歩行が困難な状態。ゆっくりと歩く。
  • ぎっくり腰5回目にな
  • 前屈は不可能
  • 随伴症状はない

6割~7割は再発するのが腰痛

この方のように、ぎっくり腰は繰り返している人が多いです。

再発率自体はかなり高いのですが、少しでも再発率を下げたり、再発した時にも痛みを最小限にとどめたい場合は積極的にリハビリテーションをしていく必要があります。コクランレビューとデンマークデータべースからのレビューなので信用性はかなり高いです。

2003年ですからちょうどガイドラインが出て数年したくらいでしょうか。積極的なリハビリが行われている現在ではもう少し率は下がっているかもしれませんね。

36研究をレビューした結果、腰痛既往歴のない患者の22%、腰痛既往歴のある患者の56%が1年以内に再発し、全腰痛患者の再発率は60%
(Hestbaek L. et al, Eur Spine J, 2003)

1年以内の再発率を下げるのは最初のぎっくり腰の時の対応が大切のようです。しかし中期スパンでみると6割の方は再発してしまいます。これはリハビリを行っていると良く分かるのですが、痛みが取れてくると必要な運動を次第にしなくなってくるものです。

15研究をレビューした結果、痛みと活動障害は1ヶ月で改善して82%が職場復帰を果たすものの、1年以内に73%が再発  

(Pengel LH. et al, BMJ, 2003)
エクササイズ
エクササイズ

初回で半分に痛みが減る

  • 初回の治療は半分くらい腰の痛みが軽減しました。
  • 説明がわかりやすく、具体的だったので信頼できました。
  • 何回かぎっくり腰をしていて、その度に違う治療院にいっているが、ここは再発防止策までしてくれるので新しいタイプだとおもいました。

コメント

計画的にケア

この方は2週間で合計3回のカイロケアを行いました。ぎっくり腰は時間とともに痛みが減ってくるのですが、具体的にどれくらいの期間が必要かは、さまざまな要素が絡んできます。

初めての来院時に伝えする呼吸法などをしっかり行ってくださればたいてい2.3日である程度おさまってきます。この呼吸法が大切です。当院ではスウェーデン式リラクゼーションエクササイズという方法をお伝えしています。

「腰なのに呼吸??」と思いますが、エビデンスに基づく、とっても大切な要素です。

「スウェーデン式腰痛教室」(修正版)による集団教育は、職業的背景によっては有効な場合がある職業的背景を考慮しない腰痛教室の有効性はまだ実証されていない。

詳細は不明なのですけれども「スウェーデン式腰痛教室」というのは、理学療法士によるリハビリテーションを中心としたプログラムのようです。

当院では、その一部である呼吸法や、脊柱のリハビリを中心とした構成で対応しています。

初めての来院での対応内容が冗談抜きで非常に重要になります

ぎっくり腰は初めての来院の対応が命ですから、迷わず受診されることをお勧めします。

ガイドラインにもとにかく、1回はガイドラインに則った対応をする機関を受診することが薦められています。開業して月日が経てば経つほど、この初めての来院時の重要さを実感します。

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