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ぎっくり腰 薬情報

カイロプラクティックなので補助的なアドバイスとしてお伝えすることはあります。ご自身で薬局でゲットできるのは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)です。NSAIDは抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称。

市販薬の主なNSAID(独立行政法人国立病院機構相模原病院 臨床研究センターサイト参照)

  • アスピリン(バファリンA®など)
  • イブプロフェン(イブ®など)、
  • エテンザミド(ノーシン®,新セデス®など)
  • イソプロピルアンチピリン(セデス・ハイ®など)
  • アセトアミノフェン(タイレノール®、小児用バファリン®など多くの市販薬)


ぎっくり腰の時の参考になるとおもいますので、発症して1日、2日目で物凄く痛い方や、土日祝で医療機関が休みの時は参考になさってください。なお使用上の注意を良く読みご判断ください。

それぞれの確証度はA~Dで、Aのものは今のところ無いようです。ですから今のところ確証度が一番高いのはB ということになります。★★★はBに同じ。★★はC、★はD相当だとお考えください。

■アセトアミノフェン(総合感冒薬に入っている)は安全性が高く急性腰痛患者の治療に許容できる(確証度C)。

■アスピリン(バファリン、ケロリン等)を含むNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)は急性腰痛患者の治療に推奨できる(確証度B)

■NSAIDには主に胃腸障害の副作用があるため使用にあたっては既往歴・副作用・費用対効果などを考慮する(確証度C)

■NSAIDは特に高用量や高齢者で重篤な有害事象を誘発する可能性があるが、イブプロフェン(NSAID)投与後にジクロフェナク(ボルタレン)を投与すると消化器系有害事象リスクが最も低下する(★★★)。

■パラセタモール(アセトアミノフェン)やNSAID単独で十分な疼痛コントロールができない場合は、パラセタモール+弱オピオイド(麻薬系鎮痛薬)の配合剤が有効かもしれないが便秘と嗜眠傾向がある。

■筋弛緩薬は急性腰痛を効果的に軽減する(★★★)。筋弛緩薬とNSAIDとの比較結果は一貫しておらず、筋弛緩薬とパラセタモール(アセトアミノフェン)との比較試験は行なわれていない(★★)。

■筋弛緩剤は急性腰痛の治療において選択肢の一つになる。プラシーボより有効だろうがNSAIDを上回る有効性は示されていない(確証度C)。

■筋弛緩剤とNSAIDを併用してもNSAID単独より有効ではない(確証度C)

■フェニルブタゾンには骨髄抑制(再生不良性貧血など)のリスクがあるため推奨できない(確証度C)

■筋弛緩薬は急性腰痛を効果的に軽減する(★★★)。筋弛緩薬とNSAIDとの比較結果は一貫しておらず、筋弛緩薬とパラセタモール(アセトアミノフェン)との比較試験は行なわれていない(★★)。最近の腰痛診療ガイドラインでも急性腰痛に筋弛緩剤を推奨していますが、なぜか慢性腰痛には無効なため推奨していません。

■経口ステロイド剤(ステロイド系抗炎症薬)は急性腰痛の治療として推奨できない(確証度C)。経口ステロイドによる重大な副作用のリスクは長期間の服用や短期間の大量服用と関連している(確証度D)。ステロイドが効かないということは、どこかが炎症を起こして急性腰痛(ぎっくり腰)になるのではない証拠です。

■コルヒチン(痛風発作を抑える薬)の有効性を示す確たる証拠はなく、強い副作用の危険性があることから、急性腰痛患者(ぎっくり腰)の治療にコルヒチンは推奨できない(確証度B)。
コルヒチンの副作用には、胃腸障害(下痢・嘔吐・腹痛など)、過敏症(痒み・発疹・発熱など)、骨髄抑制(再生不良性貧血・顆粒球減少など)があります。

■抗うつ薬は慢性腰痛の治療に広く用いられてきたが、その有効性に関するエビデンスはほとんどなく、急性腰痛に対する抗うつ薬の有効性に関するエビデンスは入手できていない(★)

■抗うつ剤は急性腰痛患者(ぎっくり腰)の治療に推奨できない(確証度D)。最新の腰痛診療ガイドラインでは急性腰痛ではなく慢性腰痛の治療に抗うつ剤を推奨しています。

日本ではあまり関係のないオピオイド、癌治療とかしてる方が関係あるかも

■患者は身体的依存および車の運転や重機の操作など、オピオイド鎮痛薬(麻薬系鎮痛剤)の使用と関連付けられている副作用のリスクについて警告を受けるべきである(確証度C)。コデイン含有のオピオイド鎮痛薬(麻薬系鎮痛剤)を服用している方は、車の運転や重機の操作、空中ブランコなどは危険ですからおやめください。

■オピオイド鎮痛薬(麻薬系鎮痛剤)は限定的に使用されるのであれば急性腰痛患者の治療において選択肢のひとつとなるが、他の薬物療法で生じ得る副作用のリスクを考慮して処方すべきである(確証度C)

■オピオイド鎮痛薬(麻薬系鎮痛剤)は、腰痛疾患の症状緩和においてアセトアミノフェンやアスピリン、あるいは他のNSAIDといった安全な鎮痛薬より効果的とは考えられない(確証度C)

■強オピオイド(麻薬系鎮痛薬)は、より安全性の高いアセトアミノフェンやアスピリンなどのNSAIDほどの腰痛軽減効果はない(★★)。強オピオイドには、反応時間短縮・判断力低下・嗜眠・身体依存などの副作用がある(★★)がんの痛みに対して最も強力な鎮痛効果があるモルヒネ(強オピオイド)が急性腰痛
に効かないなんて不思議ですね。腰痛は未だに謎だらけです。

■定期的に処方されたパラセタモール(アセトアミノフェン)とパラセタモール+弱オピオイド(麻薬系鎮痛薬)の配合剤は腰痛を効果的に軽減するが、NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)との有効性の比較結果は一貫していない(★★)。http://amzn.to/Hk8veA

■定期的に処方されたNSAIDは非特異的腰痛を効果的に軽減する(★★★)。異なるNSAIDは非特異的腰痛の軽減に同様の有効性を示す(★★★)。NSAIDの神経根性疼痛に対する軽減効果は比較的弱い(★★)。

■強オピオイド(麻薬系鎮痛薬)は、より安全性の高いアセトアミノフェンやアスピリンなどのNSAIDほどの腰痛軽減効果はない(★★)。強オピオイドには、反応時間短縮・判断力低下・嗜眠・身体依存などの副作用がある(★★)。

目次

アセトアミノフェンの効果は?

急性腰痛ガイドラインが示していたアセトアミノフェンのぎっくり腰への効果がくつがえされました。

効果

1,643例(常用量群:550例、頓用量群:546例、プラセボ群:547例)が解析の対象となった。

簡単に書くと風邪薬、ロキソニン、メリケン粉(偽薬)での評価に差はなかったということ。

疼痛の重症度、身体機能障害、全般的な症状、睡眠の質の低下、QOL(SF-12)などの副次評価項目も3群間に大きな差はみられなかった。

著者は、「常用量および頓用量のアセトアミノフェンは腰痛の回復期間を改善しなかった」とまとめ、「ガイドラインの本薬の推奨は再考を要する。他のコホートに比べると、本試験のすべての評価項目が改善していることから、腰痛の急性発作では薬物療法よりも、むしろ患者への適切な助言や不安を取り除いて安心感を与えることが重要と考えられる」と指摘している。

原著論文はこちら
Williams CM, et al. Lancet. 2014 Jul 23. [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25064594

なうほど、回復期間の改善はしなかったというのですね。それはそうでしょう。
私が考えていた効果は、回復までは1か月かかるが、その間痛みがまぎれるであろうというものでした。

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