available time 予約可能時間
※aft = afer anytime you want
9㈪10.11 13:30~17:00 20.
10㈫10.13~18:30
11㈬定休日
12㈭10-12:30 15:30 aft.18:30~
13㈮11:30~17:00
14㈯12~16 aft.18:30~
15㈰10 12-13・16~
※混雑時更新ができていない場合はご容赦ください。子育て中で変則的に早じまいすることがあります。
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首の関節や筋肉に原因が認められる場合、カイロケアは効果的です。統計学的データとしては不十分なところはありますが、今あるデータを基に解説していきます。
通常医学では、頭痛の分類を明確にしますが臨床の現実として、混合型の頭痛が多くみられるとのことなので、一概に言えないのが現実なようです。
2011年の調査。チューリッヒで19-20歳の591人が対象
頭痛の主要サブタイプの有病率、影響、安定性を前向きコホート研究で調査。
30年間の累積有病率は前兆のある片頭痛3.0%、前兆のない片頭痛36.0%(多くは一過性)、緊張型頭痛29.3%だった。
過半数が長期的に同タイプの頭痛を呈する一方、重複して発症するケースが多く、安定性はきわめて低かった。
(BMJ・Accepted 22 June2011)https://www.bmj.com/content/343/bmj.d5076.abstract
頭痛持ちの方ならご経験があるとおもいますが、時として片頭痛、時として重苦しい頭痛、その両方を感じる、というように混在するケースが多いようです。
頭痛は放っておくと頻度が増し、痛みも増強してくることが多いです。
近年の研究では薬物療法なり保存療法なり何等かのケアを10年続けることで多くの頭痛は無くなっていくことが報告されています。
何かしらの頭痛に対するケアを根気よく続けていくことが先ず第一だということです。
そのような根治ではなく対症的に痛みを一先ず管理するという観点も含めて、カイロプラクティックという保存療法がどのように有効であるかをご説明します。
実際のカイロプラクティックの臨床では筋を緩め、温め、マニピュレーション(背骨や筋肉の巧みな操作)も行いますし、緩んだのを維持する為の運動療法も処方されます。
下記の研究で行うような矯正単体での対応ではありませんから効果的であると考えて頂いて構いません。ただしエビデンスとしては不十分としか言えないのが現状です。
システマティックレビューでは、マニピュレーション(カイロ治療)を含む理学療法が効果的であるとの結論があります。 しかし研究の質が高い論文は2004年時点では2つしかないため、完璧に効果があると断言するにはさらに研究が必要。
Lenssinck MB, Damen L, Verhagen AP, Berger MY, Passchier J, Koes BW. The effectiveness of physiotherapy and manipulation in patients with tension-type headache: a systematic review. Pain. 2004 Dec;112(3):381-388. doi: 10.1016/j.pain.2004.09.026. PMID: 15561394.
確固たる科学研究結果は随時更新して行きます。
マッサージなどで筋肉をほぐすと楽になりますが、緊張を強いられる環境下では再発しやすいのが特徴です
筋肉は骨と骨をつないで、関節を動かすことが主な働きです。働きを取り戻す=機能回復をさせないと、緩めた筋肉は再び硬くなります。つまり筋肉が頭痛の原因である場合は、関節の可動性を回復してあげることも回復に必要なことです。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、頚性(けいせい)頭痛というものがあります。
医学の観点から、カイロプラクティックの脊椎マニピュレーションについても調べられています。
頚性頭痛に関しては、9件のRCT(randomized clinical trials=無作為臨床試験)がありますが、そのうち6つではカイロプラクティックで疼痛軽減したとの報告があるものの、現在の調査方法論では不十分な調査である。
他の3つの報告では脊椎マニピュレーションは運動、マッサージ、薬品、無治療といった他の代替治療に比べ優越性は認めないとの結果が出ているのが現状です。
(7 JUN 2011 Paul Posadzki PhD et al.The Journal of Head and Face Pain ) https://headachejournal.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1526-4610.2011.01932.x
※あくまでも脊椎操作だけに絞った研究ですので実際の臨床とは違います。 実際の臨床ではマッサージ、運動療法も組み合わされるため、治療院単位で考えた場合より効果的であると考えられます。
特徴として脈をうつように「ドクンドクン」する頭痛は片頭痛という分類になります。
そのような頭痛の場合は、中、長期的にカイロプラクティックを受けていると片頭痛の頻度が減ったり、出ても軽い症状になることは報告されています。
プラセボとの比較試験
脊椎マニピュレーション群とプラセボ治療との無作為比較対照試験では、22%の患者に90%以上の片頭痛の改善。
頻度としては1ヶ月における片頭痛の回数が平均7.6回から4.1回に下がるという報告。
片頭痛薬の服用も減り、被験者の多くは半年後には薬が不要になったと報告。
Tuchin PJ, Pollard H, Bonello R. A randomized controlled trial of chiropractic spinal manipulative therapy for migraine. J Manipulative Physiol Ther. 2000 Feb;23(2):91-5. PMID: 10714533.
背骨の矯正、この場合は勿論頚椎の矯正でしょうが、これを行っていると4人に1人は大きな改善があり、頻度は全員少なくなるようです。
日本で偏頭痛の管理にカイロプラクティックを利用している人は少ないようですが、参考になる研究です。
2003年のコクラン・コラボレーション系統レビューの要約では脊椎マニピュレーションの科学的根拠が示されています。
具体的には8週間の期間で来院14回の脊椎マニピュレーションで片頭痛の発生頻度を40%下げることができることが分かってきています。
(Bronfort,Nilsson,Evans,Grunnet-Nilsson 2003)
みてきたようにカイロプラクティックケアで頭痛の頻度や痛みが減るのは期待できます。頭痛の種類によってはコントロールしやすいとですので、カイロプラクティックケアを取り入れてみることをお勧めします。