頭痛にカイロプラクティックは効果的

首の関節や筋肉に原因が認められる場合、カイロケアは効果的です。統計学的データとしては不十分なところはあります。データを基に解説していきます。

2011年スイスの調査 片頭痛と緊張型頭痛、重複して発症するケースが多い

通常医学では、頭痛の分類を明確にしますが臨床の現実として、混合型の頭痛が多くみられるとのことなので、一概に言えないのが現実なようです。

チューリッヒで19-20歳の591人を対象に、頭痛の主要サブタイプの有病率、影響、安定性を前向きコホート研究で調査しました。

30年間の累積有病率は前兆のある片頭痛3.0%、前兆のない片頭痛36.0%(多くは一過性)、緊張型頭痛29.3%だった。過半数が長期的に同タイプの頭痛を呈する一方、重複して発症するケースが多く、安定性はきわめて低かった。

(BMJ・Accepted 22 June2011)

頭痛持ちの方ならご経験があるとおもいますが、時として片頭痛、時として重苦しい頭痛というように混在するケースが多いようです。いずれにせよカイロプラクティックは有効ですから少しずつ改善させていきましょう。

緊張性の頭痛、頚性頭痛など筋骨格系由来の頭痛

考える女性

頭痛は放っておくと頻度が増し、痛みも増強してくることが多いです。近年の研究では薬物療法なり保存療法なり何等かのケアを10年続けることで多くの頭痛は無くなっていくことが報告されています。

何かしらの頭痛に対するケアを根気よく続けていくことが先ず第一だということです。

そのような根治ではなく対症的に痛みを一先ず管理するという観点も含めて、カイロプラクティックという保存療法がどのように有効であるかを書いているページになります。

エビデンス不十分ながら凝りが原因の頭痛には、かなり効果的な印象

実際の臨床では筋を緩めますし、温めますし、マニピュレーション(背骨や筋肉の巧みな操作)も行いますし、緩んだのを維持する為の運動療法も処方されます。

下記の研究で行うような矯正単体での対応ではありませんから効果的であると考えて頂いて構いません。ただしエビデンスとしては不十分としか言えないのが現状です。

システマティックレビューでは、マニピュレーション(カイロ治療)を含む理学療法が効果的であるとの結論があります。 しかし研究の質が高い論文は2004年時点では2つしかないため、完璧に効果があると断言するにはさらに研究が必要。

https://journals.lww.com/pain/Abstract/2004/12000/The_effectiveness_of_physiotherapy_and.19.aspx

確固たる科学研究結果は随時更新して行きます

前兆として首すじ、うなじ、後頭部、肩が凝る

マッサージなどで筋肉をほぐすと楽になりますが、緊張を強いられる環境下では再発しやすいのが特徴です

筋肉は関節と関節をつないで関節を動かすことが主な働きです。筋肉が痛みの原因である場合は関節の可動性を回復して筋肉の働きやすい環境を作ってあげることが回復への近道になります。

カイロプラクターの立場としては「薬を飲むことで筋肉や関節の働きが回復すると思いますか」と質問させていただいています。

頚性頭痛に関して、カイロケアのエビデンスの状況

医学としての観点から、カイロプラクティックの脊椎マニピュレーションについても調べられています。※あくまでも脊椎操作だけに絞った研究ですので臨床とは少し違うことをご理解いただければと思います。

頚性頭痛に関しては、9件のRCT(randomized clinical trials=無作為臨床試験) がありますが、そのうち6つではカイロプラクティックで疼痛軽減したとの報告があるものの、現在の調査方法論では不十分な調査である。

他の3つの報告では脊椎マニピュレーションは運動、マッサージ、薬品、無治療といった代替治療に比べ優越性認めないとの結果が出ているのが現状です。

(7 JUN 2011 Paul Posadzki PhD et al.The Journal of Head and Face Pain )

繰り返しになりますが、臨床上はさまざまな手法を組み合わせ対応していますので、治療院単位で考えた場合より効果的であると考えられます。

片頭痛はカイロケアで発症頻度、痛む度合いが下がる

特徴として脈をうつように「ドクンドクン」する頭痛は片頭痛という分類になります。

そのような頭痛の場合は、中、長期的にカイロプラクティックを受けていると片頭痛の頻度が減ったり、出ても軽い症状になることは報告されています。

プラセボ比較試験によると、脊椎マニピュレーション群とプラセボ治療との無作為比較対照試験では、22%の患者に90%以上の片頭痛の改善。頻度としては1ヶ月における片頭痛の回数が平均7.6回から4.1回に下がるという報告があります。片頭痛に対する薬の服用も減り、被験者の多くは半年後には薬が不要になったと報告しています

(Tuchin, Pollard, Bonello  2000)

背骨の矯正、この場合は勿論頚椎の矯正でしょうが、これを行っていると4人に1人は大きな改善があり、頻度は全員少なくなるようですね。日本で偏頭痛の管理にカイロプラクティックを利用している人は少ないようですが、参考になる研究です。

2003年のコクラン・コラボレーション系統レビューの要約では脊椎マニピュレーションの科学的根拠が示されています。具体的には8週間の期間で来院14回の脊椎マニピュレーションで片頭痛の発生頻度を40%下げることができることが分かってきています。

(Bronfort,Nilsson,Evans,Grunnet-Nilsson 2003)

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