顎の下から後頭部への痛み

顎の下あたりから後頭部にかけて何とも言えない痛みを感じることがあります。頭痛とも言えないし、歯の痛みとも言えない。

多くの場合は心配になり脳ドッグや、歯科に相談することになります。

解決しない場合は、何が原因かを考える必要があります。カイロプラクティックの症例を通して他の要因を探っていくページになります。1部分でも参考になれば幸いです。

目次

さまざま医療機関を経て当院(カイロプラクティック)を受診

10年程前から顎の痛み、頭の中の方の痛み、後頭部の奥の痛みが四六時中ある。これまでに針やマッサージ、整体、歯科治療、顎の外科手術などありとあらゆる治療を受けて来た。

そのまんま
そのまんま

カイロプラクティックは日本では知らない方も多く、最後の砦になってしまっていることが多いですが、欧米では筋骨格系のスペシャリストとして知られています。

WHO基準のカイロプラクティックの存在を知っている方はまだ少ないのですが、カイロプラクティックの教育基準を満たしたカイロプラクターがおこなうカイロプラクティックです。

筋骨格系のあれこれを系統だって教育を受けていますので、一通りの筋骨格系障害はカバーできる知識を有しています。

精神的には長期にわたる抑鬱傾向

訴え:10年以上の抑鬱傾向がある。

痛みと直接関係のある抑鬱があるので症状と密接に関係しているであろうことがうかがわれる。

今回は本人の意向もあり精神的な尺度からの検査はおこなっていない。

そのまんま
そのまんま

3か月以上ある慢性症状は、何等かの精神的影響が出ていることが一般的で、基本的にはストレスのチェックなどを初診時に行うのが正しい対応です。

でもプライベートのことを、聞きなれないカイロプラクティックに初診時から話しずらいのも分かりますので、無理にはお伺いしません。

片鼻の通りも悪いときがあり関連している気がする

訴え:顎~後頭部にかけてのの症状がある時は、右鼻もとおりが悪くスッキリしない。
耳鼻咽喉科でレーザー手術を受けるのだが症状が出る時は何故か出ると言う。この辺りは人によって言うことも違いますし、エビデンスがあるわけではなく、復訴としてメモしておきます。一般的に鬱の方は身体の複数部分に症状を訴えます。

5回の施術はフィジカルの面からのアプローチに終始した

顎二腹筋の緊張

手技での確認による検査で顎二腹筋のトリガーポイントがまず目立った。この筋肉は比較的容易に触知できるので今までの医療機関やマッサージ整体などで発見できなかったのが少し不思議という印象でした。

顎二腹筋のトリガーポイント

触診で、顎二腹筋のトリガーポイントがまず目立った。ノドぼとけから耳の裏に伸びている筋肉で、痛みは後頭部に出ます。

この筋肉は比較的容易に触知できるので今までの医療機関やマッサージ整体などで発見できなかったのが少し不思議という印象ですが、いろいろありますので、真実を語ってくれていないのかもしれません。

状況的に心理的側面からの対応も必要かとかんがえられたが、今回は身体的なパッシブケア(受動治療)でのアプローチを5回行った。

顎の下の筋肉のトリガーポイントは頭蓋の中、後頭部への関連痛を出したので、まずは15分ほど顎の下の筋肉の施術を行った。

カイロプラクティックは背骨を中心に全身の関連性を見ていきます。実際に痛みのある後頭下筋群を深部手技での確認すると、その筋肉も症状に関連があると訴えられるました。

このことは文献とも合致する

トリガーポイントの関連痛領域にあらたな筋硬結が生じる。

(理学療法 第20巻第6号 383~386頁 1993年)

血圧が高いので頚椎はモビリゼーション

高血圧の方へはアジャストメントは禁忌

後頭下部への筋硬結治療に加えて、上部頚椎のモビライゼーションも行う。通常カイロプラクティックによる手あてでは脊椎マニピュレーションが行われるが、血圧が高いことがうかがわれたので頚椎へのマニピュレーションは今回行っていない。 事故が起きるリスクが高いからです。

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カイロプラクティックの首への施術の事故リスクについて書きました。

1.5か月間に計5回の施術を行い相談者の言葉では「鼻の通りも悪い時が少なくなり、日常的にあった顎下から後頭部への痛みも明らかに少なくなっている」とおっしゃられていた。

良い状態を維持するにはアクティブケアが必要

本人の意向でアクティブケアは殆ど行っていないが、良い状態を維持するために通常生活の中で簡単なエクササイズが不可欠なので、日々おこなう首の運動をお伝えした。

今回は比較的早い段階で結果が出たので相談者の手助けをできたのではないかと思います。

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