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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
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ピラティスをしているが背中が痛い

目次

ピラティスのロールupが不可能な方へカイロプラクティック

このページは背中の痛みでカイロプラクティックを受診されたピラティスを趣味としている女性のケースをご紹介しています。背中のコリ感、痛みを訴えて来院され40代女性のケースです。

1ページ目の論文には該当しない部位、ピラティスの腰痛に対する恩恵を比較的感じづらいカテゴリーの方です(先頁①の体前屈が70度以上ある)が、何かしら参考になる部分があると思います。

問診で背中が硬い、ロールupができないから背中の硬さが原因ではないかと?、訴えられていました。まさにその通りです。

ピラティスでロールupができない時は、大きく分けて2つ原因があります。

  1. 腹筋が弱い、腹横筋の使い方ができていない
  2. 背中の柔軟性がない

のどちらかが原因であることが多いとおもいます。

この方は②の背中の柔軟性がないケース

股関節が柔らかくてスプリット(開脚柔軟)はしっかり出来ても、ロールupが何故か出来ないという状態です。

この方は、クラシックバレエを幼少の頃行っていたようで、背骨を真っすぐ使うことを意識しすぎて丸められなくなっているご様子でした。

葉っぱでロールの概念
葉っぱのロール

ちなみに男性でロールupができない場合、バックラインと呼ばれるハムストリングス→アキレス腱→足裏といった筋膜ラインがすべて硬いことが多いです。

このようにピラティスでロールup、downが難しい方は珍しくはありません。

とくにフロアーレッスンだけ受けられている方は、背骨を丸める感覚がつかめないのと、背骨を丸める能力が低いことが見受けられます。

それではカイロプラクティックによる症例を診ていきましょう。

結論から書くと、1.2回の施術でロールアップができるようになりません。

ピラティスやバレエのレッスンだけで背中の筋肉がほぐれてこない

  1. 昨年から背中と首が痛んでいる
  2. 趣味でピラティスとバレエを習っているが、背中がほぐれてこない
  3. 背中の痛みはデスクワークをしているときに特に気になる
  4. 40代女性 会社員 
そのまんま

デスクワークをしていて、背中が凝ってくる方は背中の筋肉群が固まってきていることが殆どです。この方のように運動をしていてもほぐれないほど固まってきているのです。

痛みと状態

  • デスクワークの仕事中に背中がパンパンになる
  • 背中と首は重苦しい痛みが絶えずある
  • 首の痛みは整形外科で、頚椎ヘルニアとも診断を受けた
  • 柔軟体操では180度開脚はしっかりとできる

検査と施術 背骨の機能低下はあきらか

  • 触診、動的触診で背中の筋肉、関節はとても緊張している。ここまで触診で硬いと筋肉の線維化が進んでいることが予測されます。
  • 一度線維化が進んだ筋肉は、基に戻ることはありませんが、筋膜の遊びをつけることで柔軟性の回復は少しずつ望めます。
  • 胸腰移行部の屈曲制限があるため繰り返しモビリゼーションを行う。結合組織が硬くなっているので、1回や2回の施術では回復は難しいでしょう。
皮むき器でフルーツの皮をむく

抗重力体位で緩和操作をした後は、カイロプラクティックのアジャストメントをするのですが、このように背中全体に硬い方は筋膜を引っ剥がすようなイメージで緩和操作を繰り返し行う必要があります。

いまなら間違いなくマイオセラピー行うでしょう。

施術後は症状はとてもらくになったがロールupはできない

  • 背中は楽になった
  • 可動性は増さなかったが、仕事中も随分楽になった。
  • ただ、ロールupができるようにはならなかった(2回の施術)
  • 能動的なことはスタジオレッスンでやることにします。
  • 相談しながら治療方針を決められるのでストレスが少ない治療院だとおもいました

まとめ 関節可動域の回復は、簡単ではない

背骨に限った話ではないのですが、関節可動域を増やすのは皆さんご存じのとおり簡単ではありません。

肩関節、股関節、皆さんも一度は柔らかい身体に憧れて柔軟体操に励んだことはあると思います。

大切なのは継続して行うこと。そして背骨も多くの関節があります。

背骨の模型
背骨は72個の関節が連動して動きます。一つ一つの動きの総和でロールupが可能になります。

背骨は72個の関節があります。ロールアップが柔軟性の低下が原因で出来ない場合、それらの関節一つ一つを今より動くようにしていく必要があります。

ロールup自体は、ピラティスのマシーンが置いてある専用スタジオで、器具に補助をしてもらってトライすると簡単にコツがつかめるとも聞きます。体験レッスンに足を運んでみるのも一つの方法かもしれません。

背中の症状は施術で楽になるが、ロールupは3回の施術でできるよにならない

カウンセリングの様子
こまかな相談もお聞きします

途中までは運動療法を行っていたが、ご本人に確認したところ、ピラティスのレッスンは沢山うけているのでロールupの練習は受動的な治療を目いっぱい行う方針に変更。結果的に症状は大きく改善しました。

この女性は運動習慣がありましたから、思い切った受動治療に切り替えたのが良い結果に繋がりました。

動きを作っていくには時間がかかることも確かです。短期的に症状だけ改善させるにはやはり時間いっぱい施術に使うほうが望ましい結果は得られやすいですね。

背骨の屈曲制限の方は多いですよ

背骨の曲がる機能が低下していると、ロールupが出来ません。開脚や肩甲骨が柔らかくても背骨の柔軟性が低下しているからです。それに伴って柔軟性が低下した背骨周囲の筋肉が硬くなっています。

筋膜組織も含めて硬くなっているので機能性を回復していくには、それなりに時間がかかります。

諦めずにトライしていけば男性でも回復していきますので、ご希望の方はご相談ください。

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