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12㈫10-17
※混雑時更新ができていない場合はご容赦ください。子育て中で変則的に早じまいすることがあります。
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カイロプラクティックで「猫背を矯正したい」とか、姿勢を良くしたいという意見は非常に多く、ネット上でもキーワードになっています。
猫背の方はカイロプラクティックや医療介入で猫背が治るかもしれない?と考えると思います。
文献検索から分かる統計的なこと、臨床上の率直な意見をカイロプラクターとして綴っていきます。
医療として猫背を考えるとき、Kyphosis(後弯)という言葉で表現されます。この状態を改善させるにはどう考えるべきなのか?
先ずはこの単語でのシステマティックレビュー(最上級の研究)によるところ、手術も含めた回答になるのですが、簡単ではないことが分かります。
1916年から2013年の間に発行された「Kyphosis」7506件の論文があった。
その結論として、後弯症のすべての患者は、現在の状態とニーズに基づいて治療されるべき。
負のバランスの患者は股関節の屈曲でそれを補うことができますが、正のバランスを補うことははるかに難しい。
猫背+側弯症の患者を治療するための手術の主な目標は、矢状曲線を修正し、股関節と膝の上の許容範囲内で脊椎のバランスを回復することです。
Yaman O, Dalbayrak S. Kyphosis and review of the literature. Turk Neurosurg. 2014;24(4):455-65. doi: 10.5137/1019-5149.JTN.8940-13.0. PMID: 25050667.
少し分かりづらいので補足します。
猫背になると画像のように必ず、股関節と膝関節が曲がり「負の補正」を行います。
高齢になると股関節の反りの柔軟性が低下する。これを「正の補正」でまっすぐにするのは、負の補正よりはるかに困難です。状態に合わせて背骨とのバランスをとるべき。
多くの方は、手術までは考えていないでしょうから、日々何らかの猫背エクササイズを行うことで、少しずつ改善が望めます。
ただし大事なのは、先のシステマティックレビューにあるようにバランスを正しく補うのは簡単ではないことを忘れないこと
2014年に行われた前向き無作為化比較試験によると、姿勢後弯変形(⩾42°)=猫背 の60人の患者が12週間研究に参加。
この研究によると、後弯角に対する局所的かつ包括的な矯正運動プログラム(LCEPおよびCCEP)の有効性が証明された。
Seidi F, Rajabi R, Ebrahimi I, Alizadeh MH, Minoonejad H. The efficiency of corrective exercise interventions on thoracic hyper-kyphosis angle. J Back Musculoskelet Rehabil. 2014;27(1):7-16. doi: 10.3233/BMR-130411. PMID: 23948845.
このLCEP,CCEPはざっと検索したのですが、見当たらなくて、かなり専門的なプログラムのようです。
ですので、具体的な期間や方法はお伝えできないのですが、それらしき動画をYouTubeで見つけましたので、張り付けておきます。
いくつか組み合わせて、日々行ってみてください。
人間の身体を立体的にとらえ、各パーツを動かし、伸ばす必要があります。
上の動画の先生の背骨のアライメントが綺麗に動いているのが認識できるようになるまで繰り返して動かしてあげてください。と(背骨のアライメントの意味、解説ページへ移動)
この先生の動画は背骨そのものよりも、縮んでいる胸から腕、脇、使われていない背中の筋肉を強化するのに役立ちます。
猫背の方は、クロスシンドロームになっています。
いずれも猫背から脱却するのに必要な要素ばかりです。
肋木(ろくぼく)やストレッチボール、ストレッチポールが身近に無い方は、公共のスポーツジムに週に2.3回足を運んだり、公園にある鉄棒や雲梯(うんてい)などの遊具を使ってみてください。
猫背の矯正をしたいという方も多くいらっしゃいます。カイロプラクターは姿勢検査も行いますから客観的な状態を把握することができます。
自分がどのような状態であるかを少しでも客観的に知ることが、姿勢改善のスタートポイントです。
少人数ではありますが、2016年に行われた比較対照試験では、運動療法と手技療法で同じように改善するという結果がでています。
私は以前姿勢を矯正するのに、手技療法では難しいのではないかと考えていましたが、週に3回行えばそれなりの効果があるようですので、胸を張ってお勧めできます。
胸椎後弯症と診断された18〜30歳の46人の女性が、運動療法または手技療法のいずれかのグループにランダムに割り当てられました。
Kamali F, Shirazi SA, Ebrahimi S, Mirshamsi M, Ghanbari A. Comparison of manual therapy and exercise therapy for postural hyperkyphosis: A randomized clinical trial. Physiother Theory Pract. 2016;32(2):92-7. doi: 10.3109/09593985.2015.1110739. Epub 2016 Feb 10. PMID: 26863146.
運動療法プログラムは、5週間にわたる15回のセッションでの運動、ストレッチと強化に焦点を当てた。
手技療法グループは、マッサージ、モビリゼーション、筋肉エネルギー、筋膜リリースを含む15セッションの手技療法を受けました。
結論: 手技療法は、姿勢後弯症の若い女性の脊柱後弯角を減らし、背筋力を高めるのに運動療法と同じくらい効果的でした
姿勢の再教育として行くのに必要な条件として筋肉や関節が緩んでいる必要があります。リコンディショニングを開始するにあったて筋肉が硬いと、2次的、3次的に悪い姿勢に向かうということが解かっています。
カイロプラクティックアジャストメントは関節の動きを良くして、筋肉を弛緩させます。リセットした状態から背骨の再教育が行えます。個人的なストレッチだけで姿勢が改善されないのは、最初の条件が作れないからです。
姿勢筋というのは脊髄反射によって働いていることが多いです つまり無意識の領域です。姿勢制御の反射というのは反復して行うことで再教育が可能です。
そのような運動療法を併用して行うことで、中長期的に姿勢が改善されてきます。
カイロプラクティック・トリートメントや認知行動療法・運動療法などを併用し、トータルした意味でのカイロケアで、猫背は改善していくと考えて下さい。姿勢の把握、アジャストメント(矯正)、筋操作、姿勢筋の再教育というトータルのケアです。
よく1.2回の治療で変化が感じられないとの声が聞かれますが、上記の論文が示すように週に3回、5週通う(計15回)くらい施術を受けて、改善が実感できるのだと思ってください。