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認知行動療法

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カイロプラクティックだけ提供していれば良いのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。私が認知行動療法を取り入れた理由を記します。

 カイロプラクティックに認知行動療法をとりいれた理由

慢性腰痛へのカイロプラクティックは2004年のヨーロッパガイドライン(pdf)に明記されているように有効なのですが、なかにはカイロプラクティックだけでは回復しない腰痛患者さんもおられます。

慢性腰痛で回復み向かわない患者さんと向き合い、頭を悩ませていたころTMSジャパンの勉強会で認知行動療法が有効だとういう情報を知りました。

私自身もともとうつ病の回復に興味があってカイロプラクティックを勉強した経緯があり、うつ病との関連性という部分でも認知行動療法に興味を持ちました。

たまたまなのですが、その頃「国立精神神経医療研究センター」にお勤めの患者さんが来られていて研修の事を教えてもらい渡りに船という流れで同センターの研修を受けるにいたったわけです。

基本的な認知行動療法の概念を習得し創意工夫の中で腰痛に対する認知行動療法に取り組んでいます。

日本の場合、腰痛に対しては精神科医の先生でも認知行動療法に対しては保険適応にならない場合が多いですが、できることを模索して可能な限りのサポートをしています。

英国の研究から見えること

2008年 慢性疼痛患者500人対象の英国研究

慢性的な痛みを持っている500人のうち

①54%(271人)が痛みのみ
②痛みと抑鬱が20%(98人)
③%が痛みと不安
④痛みと不安と抑鬱全部ある人は23%(116人)

慢性疼痛と抑うつや不安の追加罹患率が強く、より重度の疼痛、大きな障害、および貧しいHRQL※に関連付けられています ※health-related quality of life健康に関連した生活の質

Bair MJ, Wu J, Damush TM, Sutherland JM, Kroenke K. Association of depression and anxiety alone and in combination with chronic musculoskeletal pain in primary care patients. Psychosom Med. 2008 Oct;70(8):890-7. doi: 10.1097/PSY.0b013e318185c510. Epub 2008 Sep 16. PMID: 18799425; PMCID: PMC2902727.

慢性腰痛などの痛みは、鬱や不安と併存している割合が半数近く居て状況が厳しい方が多いのが現実

ヨーロッパガイドラインをはじめ、背骨の操作(脊椎マニピュレーション)の信頼度や費用対効果が推奨度Bレベルになっているのはこのような状態が背景にあるからです。

ですから慢性腰痛の半数の方は認知行動療法などの心理療法が必要なのです。

急性腰痛(ぎっくり腰)の方も慢性化の予防の為に必要な認知行動療法

2009年のシステマティックレビュー

15研究をレビューした結果、力学的因子より心理社会的因子が筋骨格系疾患の痛みと慢性化の予測因子 (仕事の要求度が高い・仕事の満足度が低い)

(Macfarlane. GJ, et al, Ann Rheum Dis, 2009)
エビデンス三角
体系的レビューですから最上級の根拠になります。

急性腰痛の後、慢性腰痛に以降する人も社会的な要因が慢性化の予測因子となる

認知行動療法などの介入により慢性化を避ける必要があります。

心理的・社会的・経済的因子は、慢性腰痛および活動障害において重要な意味を持っている(★★★)

心理社会的因子は、治療とリハビリテーションに対する患者の反応に影響をおよぼす(★★★)

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そのまんまサンシャインでは、それだけでも十分に効果が見込めるカイロプラクティックにに加え、さらに認知行動療法も加えることで海外の腰痛ガイドラインに一歩でも近づく取り組みをしています。

次のページは豪州、ニュージーランドが行っている腰痛への認知行動療法を解説します。

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