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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

ランニング後のお尻から膝への痛み

足を押さえる女性
ランニング後の脚の痛み(イメージ)

40歳代後半の女性の症例です。もともとヨガを長年続けている方でパーソナルトレーニングもここ半年続けています。とてもアクティブな方ですが、久しぶりにランニング(5kmほど)をした後に左脚の外側、お尻から膝の横、ふくらはぎまでの痛みが出ました。

整形外科を受診して椎間板ヘルニアを指摘されて、リハビリテーションとお薬を処方されている状況でした。

  • 疲労がたまると痛む
  • 寝るときに特に鈍い痛みが出る
  • 重だるい感じがしている


一通り腰部椎間板ヘルニアの枠組みお伝えして、そんなに心配する必要はないことを強調しておきました。(先ずは安心感を得ることが第一です)

検査

  • ネリーバウイングサイン-
  • アダムスサイン-
  • ベクタルーシッティングテスト-
  • 下肢神経学的検査-

以上の結果から椎間板ヘルニアが原因の症状ではないであろうと考え、代替医療を積極的に行うという判断をしました。しっかりと中殿筋から腸脛靭帯の触診で訴えの痛みが走っているのを確認。

腿の外側が痛い女性

みたて:中殿筋の関連痛、腸脛靭帯付着部の微細損傷

ランニングしはじめのランナーあるあるなので私も経験がありますので、良くわかる症状ではあります。とくに膝周辺の付着部は痛いです。ここはランニングする時に痛みが出やすい部分なんですけども、緩和操作をしっかり行います。

一通りフルスパインでアジャストメント行い自宅でのセルフケアをお伝えしました。この方はヨガを何年も毎日やってらっしゃる方なのでケアボールが自宅にあるということなので、セルフケアボールによる緩和操作を毎日行ってもらいます。

お尻にボールを当てる女性

一通りフルスパインでアジャストメント行い自宅でのセルフケアをお伝えしました。この方はヨガを何年も毎日やってらっしゃる方なのでケアボールが自宅にあるということなので、セルフケアボールによる緩和操作を毎日行ってもらいます。

ポイントは『どの部分に、どのような姿位で、どのように当てるのか』を理解することです。施術者が理解している「押すと痛いポイント」を基に指導します。またコマ目にご自身の指で行えるケアをお伝えして毎日を行ってもらいました。

最初は油断するとすぐに再発する

4週間後に来院なさったので、状況をお伺いしたところ『施術の後ぐっすり眠れ、大変楽になったので、その後また走ったら再び痛みが出た』ようです。

ランニングはじめて初期の方は、スピードを落としたり(場合によっては歩くことに一旦戻す)、距離を少なめにして脚の強度を徐々に高めていく必要があります。

走るペースや距離を少なくしてもらうことにしましたが、体力に自信がある方はこのペースダウンが難しいものです。何度か失敗して覚えていくのが現実的かもしれません。

さらに1か月後に来院された時は、「その後問題なく生活していたが、昨日活動的になりすぎて夜眠る時に痛みが出たので痛み止めを服用した」とのこと。

日々、セルフケアを丹念に行ってくださっていたので、この段階では大転子下の腸脛靭帯部分の大腿骨付近に筋膜の遊びが少ない部分が残っておりました。この部分はセルフケアのボールでは届き切らないことが多いと思いますので、施術者に確認してもらい更に工夫をして、当てていく必要があります。(今の所Daisoに売っている筋膜ボールが一番安価で扱い易いと思います)

ランニングは止めているらしく、整形外科のリハビリテーションで中殿筋を鍛えているそうですが、いまのところコントロール感は掴めていない様子なので引き続き整形外科での週一回のリハビリテーションは続けるそうです。

私は「人間走れるうちは病気にならないのではないか?」という仮説をたてて検証しているのですが、走れなくなる理由はさまざまで、脚が痛くなってしまうのもその一つです。走るという単純な動作は実に様々な要素が必要ですので、無理のない範囲で走れる身体を維持していくことをお勧めしています。

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