痛みが増してきた腰痛への適切な対応は?
ぎっくり腰というと「ギクッ、ズキッ、ヌルッ」と腰が一瞬激痛を感じ、その後ずっと痛いか、いったん動けるようなるが、徐々に痛みが増してきたり、ケースバイケースですが、通常ぎっくり腰は2日目が一番痛みます。
そんな時にどうしたら良いのかを、カイロプラクティックの症例を参考にエビデンスと照らし合わせてご紹介していきます。
■ぎっく腰のとき、「迅速な回復のために良好な予後に関する正確な情報を提供」「軽い運動は有害でないことを再確認」「日常の活動を維持するような現実的指導」「仕事に復帰するような現実的指導」などが重要。http://amzn.to/Hk8veA

上記は1996年に世界ではじめて腰痛診療ガイドランが出された内容になります。基本中の基本になります。




え?日常生活していいの?
それに仕事になんか行きたくないんだけどなあ…
やりがいも感じてないし…
腰痛にストレスが関与していることは日本でも多くの番組が取り上げています。単純に腰の問題だけで考えていると泥沼にはまってしまうこともありますから、腰痛の全体像が見えてくることが大切です。
さあ、症例を参考にして見ていきましょう。
症例提示
事務職 座っている時間が長い50代女性
- 2.3日前から仕事で座っていたら、腰痛になりどんどん痛みが増してきた
- いちど病院へ行きレントゲン上大きな問題はないと伝えられた
- 筋弛緩剤を服用しているが痛みが増す一方
- 歩くのもきついくらいになってきた




このまま痛みが増してきたら、歩けないし外出もできない…
心配だわぁ わたし
寝返りを打つと痛い
- 昨夜は痛みで寝がえりができなかった。寝返りの度に起きました
- 7.8年前にはひどい腰痛を繰り返していたので、また腰痛を繰り返すようになるのかとても不安
- 腰部の筋肉の緊張が著しい
- 眠れないせいか全身が強張っている
- 痛みの為、座っていると仕事にならない




痛みが増してきているときは、とにかく不安です。非特異的腰痛は自己限定性疾患といって、一定の期間を経て自然緩解する予後良好な疾患であることを先ず、ご理解ください。
検査と施術
テーピングも使用して気分的にも落ち着く




キネシオテープを腰に使用
- 張っている筋肉を中心全身の緩和操作
- 腰痛がストレスから起こりうる事の説明
- 腰へのキネシオ・テーピング
- カイロプラクティック・アジャストメント
ご感想
いろいろ手を尽くして下さるので安心しました
- 最初の治療では腰の痛みは3割くらいへりました
- 座り方の指導などがあったので、安心できました
- 3回目の治療の後、腰痛はほとんど回復しているので嬉しかったです
院長コメント まとめ
不安な方は続けて来院をおすすめします
この方には2週間で合計4回の来院をしていただきました。この方のように腰がぎくっとなっていなくても急性腰痛は起こります。
腰の痛みが増してきたら出来れば1週間以内、遅くとも1か月以内ににカイロプラクティックによる手あてを受けに来て下さい。カイロプラクティックによる手あては急速に腰痛から回復に向かわせる力があります。
【保存療法】脊椎マニピュレーション(カイロプラクティックなど)は神経根症状のない急性腰痛患者(ぎっくり腰)に対して発症後1ヶ月以内に用いられれば症状が改善する可能性がある(確証度B)。
穏やかな生活のすすめ
この方は業務への不安や、腰痛の再発にたする心配する気持ちが強かったので、ある程度痛みが落ち着くまで通院してもらいました。ぎっくり腰の場合、イエローフラッグがなければほぼ数日のうちに回復していきます。
職場でのストレスや腰への不安など、問診を通じてお伺いしていき、betterな選択をしていきます。あまりに不安感が強すぎると症状が長引く可能性もでてきます。そのような場合は違う視点からアプローチをすることもあります。
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