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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
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肩甲骨の上が痛い

このページでは肩甲骨の上が痛いと訴えた女性へのカイロプラクティック・ケアの一例がご紹介してあります。

病院へ行っても原因がわからない、マッサージへ行っても繰り返してしまい根本的な解決を見つけたい方も少なくありません。

この方は肩甲下筋の緊張が原因で「肩甲骨の上が痛い」感覚がでていた女性への対応が書いてあります。

目次

肩甲骨の上が痛いのか?

マッサージを受ける女性
肩甲骨の上の痛み イメージ

30代女性で兼業主婦だった方が、最初に主に訴えていた事

  • 重い痛みが肩甲骨にある
  • マッサージでは時々揉んでもらっているが繰り返している
  • 肩こりもひどい
そのまんま

肩甲骨上に痛みがある方は肩こりもあります。肩全体が凝っているのですが、特に肩甲骨の上に痛みを感じています。
根本的には肩全体の機能改善をする必要がありますが、このページでは直接の痛みの原因とそれを引き起こす要因を中心に説明しています。

肩甲骨自体が痛いということはない

肩甲骨、肩甲骨周囲の痛みの原因のページにも書いてありますが、確認しておきたいのは肩甲骨自体が痛みを出すことはありません。

具体的にどんな痛みを何処に感じているのかを見ていきましょう。

  • 感覚的には肩甲骨の真上が痛い(硬いところ)
  • マッサージに行く時は強く押してもらっている
  • デスクワークをしているので、その時に肩甲骨の上が気になって仕方ない
  • 子育ても大変。おんぶするので腕にも疲労感がある

それでは実際の原因は何なのかというのを、検査と施術を通して見ていきましょう。

検査:ローテーター・カフの問題

ローテーターカフは棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の筋肉群で、上腕骨を回旋させる筋肉群です。あらゆる方向に回旋させます。

マッサージをしてきてもらっているのですが、お話では肩甲骨の真上を押してもらってきたようです。

先ず直接的に痛みを出している部分の解剖学的な構造を確認していきましょう。

下の画像①と②ですが、①はマッサージ店で押してもらっていましたが、②が対処できていなかった筋肉です。

右の肩甲骨を後ろから見たところです。

棘上筋、棘下筋、小円筋は肩甲骨から始まって腕の骨の上の方に付着して、腕の骨を根本から外に回す動きをさせます。

ずっと前かがみで胸が閉じていると、これらの筋群が絶えず引き延ばされる状態になります。

筋肉は引き延ばされると縮もうと、反射的に働きます。

つまりずっと収縮を強いられていたということです。

肩甲下筋

右の肩甲骨を前から見たところです。肋骨、肺を取り払って、見やすくなっています。

肩甲下筋は肩甲骨の前面全体から出ていて、腕の骨の前側、上の方に引っ付いています。

ずっと体の前のほうで作業をしていますと、耐えず筋肉が収縮している状況です。

この筋肉にトリガーポイントがあると、肩甲骨背面と腕へ関連痛が出ます。

  • 座っている時の姿勢が前のめり
  • 肩甲骨が前に出てきているので上腕も内旋してしまっている。上腕の外旋を促す施術と姿勢指導
  • 上腕骨の回旋筋群(ローテーターカフ)への筋緩和操作。特に肩甲下筋は初めて触ってもらった
  • 上腕内旋を回避する筋肉群のストレッチの指導
  • 頚椎・胸椎の機能不全に脊椎マニピュレーション
女性

なるほど、子育てで姿勢が悪くなってたのね。

ご感想:「痛みの原因が理解できた」

女性

なぜ肩甲骨あたりが痛くなるのかを解説してもらい理解できました。
他ではなかなか教えてもらえないので、ここに来て良かった。

経済的に頻繁には通えないが、教えてもらったストレッチをつづけていると、ずっとあった症状もなくなっていきました。

そのまんま

症状は結果であることを、さまざまな角度から説明しています。
勿論来院者は、痛みを何とかしてほしい、痛みさえ取ってくれれば良いと考えるのですが、痛みの原因と、何故痛みが出るのかを分けて考える必要があると思います。

デスクワークの座り姿勢

この方は座り方に問題があるようでした。どうしてもが前にでてしまい、結果的に肩甲下筋の緊張を強いられる生活のようでした。

何故そこの部分に負担がかかるのかを理解することも症状から解放されていくのに必要な要素です。

主観的にを肩甲骨の痛みを訴える方は多いです。周囲の筋肉群を触診で確認していくと、少し離れた部位の筋肉が痛んでいる事があります。関連痛といって、少し離れた部分が痛みを誘発することを言います。

カイロプラクティックは背骨が大切だと言い続けているのですが、この場合ですと前かがみであった為、胸郭と肩甲骨の位置関係も良くないのが、ローテーターカフに更に負担をかけていました。

子育ての負担

また小さいお子さんがいて抱っこする姿勢が多いと、どうしても肩回りが凝りやすいです。男性でもお子さんが10㌔gを超えるころには相当肩回りが硬くなっています。

一番かわいい時期ですからお気持ちは解りますが、だっこしてあげた分、ご自身の身体を少しいたわってあげる必要があります。

ほんのちょっとライフスタイルを変えることで症状を軽減させていけます。

カイロプラクターは身体全体の機能をチェックして、必要な運動をお伝えします。

呼吸が浅いかたには呼吸法、筋力が弱っている方には筋力トレーニング。リラックスする時間が少ないようなら簡単な瞑想法などもふくまれます。

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