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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

座る時間が長いと不健康になる

スマホ片手に座って笑っている男性
座っているほど不健康
目次

PCワーク.テレワークで座位時間が増えた【座る】を多角的に見る

デスクワークが昔より増えたことで、1日中座り仕事で運動不足になる人が増えてきました。

このページでは座ってる時間が長い人への影響を考えていきます。単に、身体の痛みとしてだけでなく、将来的に生命活動を縮める可能性が高いようですから真剣に取り組むべき問題です。

死亡率があがる4時間以上の座り姿勢

アメリカの研究では2012年ではデスクワークは半分は立位で行うことが必要であるのとの報告が出てきています。

豪州での2013年の研究。約6万人を対象とした研究では1日4時間以上の座位は、時間に比例して糖尿病などの慢性疾患リスクが増していくという報告です。

現実的には「それがなかなかできないんです」というお答えをいただきますが、どんなお薬よりコマ目な運動が一番です。

2023年現在では企業にもスタンドデスクが導入されてきており、この記事を書いた10年前と環境も変化してきています。

座位11時間の壁は超えるな

より健康になるためには、立ち(立位)時間を増やす必要のある

座る(座位)時間が1日11時間以上の場合、それ以外で身体的にどれほど活動的であろうと、3年以内に死亡するリスクが40%以上高まるという。

オーストラリア、シドニー大学のHidde van der Ploeg氏らが45歳以上の22万2,000人以上の自己申告 データを分析

【結果】座位時間が1日合計11時間を超えると死亡リスクが急増、また8~11時間でも1日4時間未満の場合に比べて15%高かったことが明らかになった。

2~3年でまとめられた報告で因果関係は証明されていないものの、座ることが糖尿病や癌(がん)、心疾患などの発症に及ぼす影響により着目する必要がある」と述べられている

30分置きに息抜き運動がお勧め

米レノックスヒル病院(ニューヨーク)のSuzanne Steinbaum博士は、「多くの人は仕事で長時間座らなければならないため、余暇の大部分は必ず立ったり、歩いたり他の運動をすべきである」という。

別の専門家は「今回の研究には追跡調査期間が比較的短期間で3年未満であったという限界があり、被験者が早期死亡に至る未診断の健康障害が曖昧になった可能性がある」と指摘している。
(医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」3月26日号

座っていると腰痛になるのか?

座ってる時間と腰痛は関係無いとの研究もあるが…

一般論で広がっている、「座位が長いから腰痛になる」 という考え方は本当なのでしょうか。こんな研究があります。

デンマークでの研究。1985年~1997年に発表された座業と腰痛に関する論文の体系的レビューによると、座業が腰痛のリスクファクターであるというエビデンスは見出せなかった。

質の悪い研究では影響があるとの結果もあるが、座りっぱなしの仕事が腰痛と関連するという世論の裏付けは存在しない。

(Scand J Public Health. 2000 Sep)

ただし座ってる時に慢性痛を訴える患者さんは多くいます。腰痛発症のリスクとしては見いだせない、ということでしょう。

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