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30女性 むちうち症で3週間後来院
世界初のむち打ち症のガイドライン(カナダケベック州)でもカイロプラクティックによる施術は短期間であれば有効とされています。ある程度までの回復は早期に望めるとおもいますので、むち打ちの方はこの症例をご参考なさってください。
- 友人の車の助手席で信号待ちをしていたら追突された
- その時は何ともなかったが、翌日から首が痛くなってきた…
- 整形外科に行ってみたが、満足のいかない治療が3週間つづいている
痛みと状態:「痛みで不安」
- 首の痛みや不安からか夜ねむりづらい
- 首が回らないから身体全体で振り向く生活がつづいている。不便である。
- 整形外科でもらったコルセットがわずらわしい
- このまま一生首が痛くなるかとおもうと不安でしょうがない
検査と施術:首の可動域低下
- 首の可動域は大きく低下しているので、PIRで可動域を確保
- 痛みはあるが神経症状などはなく、むちうち症としてはグレード2ではないかと仮定して保存療法
- 日常生活の維持を指示して、3日置きに来院していただきました。
- 2回目の来院から1日数回の首の自動運動を開始してもらう
できれば事故から4日以内にリハビリを積極的に始めると治療効果がさらに高いようです。
急性むち打ち症患者97名を対象にしたランダム化比較試験によると、標準的治療(安静・頚椎カラー・漸進的活動再開)よりも、受傷後96時間以内の積極的治療(緩やかな自動回旋運動を1時間おきに最高10回繰り返す)のほうがはるかに治療成績は良かった。
上記の論文を参考にすれば、受診初日から積極的な自動運動をお勧めしても良かったようです。
病院での標準的治療(牽引や投薬、コルセットなど)が効果が少ないこともエビデンスで出ています。疑問を持った方は積極的にセカンドオピニオンを伺いに行きましょう。
ご感想:早めの判断が良かったかも
来院ごとに楽になったので、安心して任せられました。
インターネットでいろいろ検索しましたが早めに判断してこちらにかかって良かったです。
院長コメント:むちうちは恐れずに動かしていきましょう
3回目の来院後は痛みや首の可動域は80%回復しています。計7回の来院でほぼ回復いたしました。
むちうちも恐れずに動かしていくことがとても大切です。
無理な施術はしませんが、早期の回復をめざして頑張って計画的に動かしていけば、どんどん楽になっていきますから、頑張って動かしていきましょう。
但しむち打ちのグレードが高い時は首の操作はかえって首を痛めてしまうので、慎重に判断する必要があります。
科学的根拠
首の痛みへの効果 エビデンス
首の痛みについて統計的な根拠から何を考えるかみていきます。カイロ治療のエビデンスもご紹介します。