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妊婦の腰痛

お腹を支える妊婦 腰痛
さまざまな面での変化が腰痛の原因

出産前後の妊婦の腰痛管理

お身体の変化、生活の変化、ホルモンバランスの変化等、大きな変化がある妊婦さん。

多くの妊婦さんが腰痛に悩まされます。

このページでは妊婦さんの腰痛の原因と対処法を、医学的な見地、統計情報をもとに考えていきます。

まずは妊婦さんの腰痛の、重症度と部位をしっかりと評価する

お腹を支える妊婦

さまざまな面での変化が腰痛の原因

チェック項目をいくつか挙げます。

どこが痛い?→ 一般的には腰骨盤周りから股関節(多くは左)の痛みを訴える妊婦が多いようです。

どのよう動作が制限を受けているのか?(腰痛のため日常生活でできなくなっていること)→RDQというチェックシートで探る

脚や股関節を含め、感覚が鈍くなったり痺れ、力が入りづらいといった神経の弱化や変化はあるか?→ 腰痛がひどいと、他の部位にも影響がある

ガイドラインの推奨は(あくまでも医師が作ったもの)主には理学療法による管理(カイロプラクティックも含む)、運動療法、人間工学、痛みの緩和、骨盤ベルト、骨盤ガードル、松葉づえ、車椅子が含まれます。→ いろいろ試してみる価値がある。

お医者さんでは、甲状腺ホルモンや、カルシウムレベル、マグネシウム、リン酸塩、骨アルカリホスフォターゼ、ビタミンDなどなど代謝テストを実行することも… →私はカイロプラクターなので代謝テストはできませんが、必要な方は医療機関でしらべサプリなりホルモン剤などで改善することも

リハビリが失敗した場合のみ整形外科的な意見を求めるべき。

重症例では(歩けないなど)MRI,超音波スキャン、などで病的な骨折を判断。

快適な出産姿勢を維持できない重度の腰痛妊婦では産科医による徹底的な検討と評価、帝王切開が代替選択肢として上がるようです。

そうなる前にカイロプラクティックケアでなんとかしましょう。

腰痛の緩和にかんしては、硬膜外注射、背骨の調整(カイロプラクティック)、局所麻酔が危険だという証拠はありませんのでご安心ください

理学療法に反応しない場合は、その時入院も検討します。

骨粗しょう症の評価。骨壊死による股関節骨折を注意したいところです。

妊婦の腰痛の原因と対策

それもそのはず、ホルモンバランス、体型、ライフスタイルまで全部変化がある訳ですので、腰痛になりやすい状況といえます。

妊婦のお腹

妊婦の腰痛の原因を統計的に考える

さまざまな妊婦さん、産後の方の背骨を拝見すると出産前後で体力全体の低下がある中で、筋力の低下、筋の張りが無くなるといいましょうか、支える力が弱っているという印象です。

しっかりとした研究は始まったばかりという印象で、柔軟性や外腹斜筋がポイントになる様子です。

リラキシンが腰痛の原因ではない

以前はこのリラキシンが妊婦の腰痛の原因と考えられてきましたが、2000年以降の研究で否定されています。諸説ありますが、今まではリラキシンが妊婦の腰痛の原因だと言われてきましたが、そうではないのかもしれません。

リラキシンは構造的にはインスリンに類似した、ポリペプチドホルモンで黄体から分泌され子宮収縮の抑制、恥骨間靭帯の伸長、子宮頸管の軟化という3つの生理学的作用がある。ここで関係しているのは恥骨間靭帯の伸張であるが、出産の直前までは影響がない可能性がある。

これまでリラキシンは妊婦の関節弛緩の原因だと考えれられ来た。私も大学でそのように学んだが、いくつかの研究で否定されている(blecher and Richemond 1998. Samuel 1996)

リラキシンは妊娠中の恥骨結合の拡張や骨盤の痛みとも関連性が無かった(Bjorklund er al.2000)

妊婦の腰痛へのストレッチや背骨安定化運動は効果がある

当たり前のようなことですが、妊婦さんの腰痛へのストレッチや背骨の安定化運動に効果があると科学的に言えるようになってきたのはごく最近です。

いままでも経験的に効果があると言われていたのでしょうけれど、統計的に研究されていないとイワユル「科学的根拠」と言えないのです。パイロット無作為化臨床試験ではコントロール感が増えて、痛みが少し減り、日常生活動作が楽になるようです。

※【パイロット試験】単回実行試験で得られた結果に基づき、適正な用法・用量を推定するため、被験者数を増やして安全性・有効性を確認しながら実施する試験の事

日常生活活動障害、痛みがストレッチや背骨安定化運動を週二回6週間取り入れたグループの方が活動障害が少ないこと、痛みが減ったことが報告されています。

同時に筋電図を計測していて、多裂筋、腸腰筋、腰直筋および外腹斜筋(筋電図)の筋活性化レベルが計測された。

妊婦さんは2つのグループに無作為化され、週2回50分のセッション治療
1)腰部安定化運動プロトコルおよび
2)ストレッチ運動プロトコルが施された。

1)2)の いずれの介入でも腰痛の有意な減少(p = 0.03)(VASで1.68、McGillアンケートで4.81)がありました。

日常生活動作の活動障害は変化はない。さらに、両方の介入は姿勢安定性の平均改善に匹敵し、介入後の外腹斜筋の活性化(p> 0.05)が大幅に増加しました。

(Fontana Carvalho AP, Dufresne SS, Rogerio de Oliveira M, et al. Eur J Phys Rehabil Med. 2020)

使えてない筋肉は主に外腹斜筋のようですね。外腹斜筋から大殿筋のラインが

臨床上、臀部や太ももの筋肉の張りが弱い気がしますが、この研究によるとお腹横の筋肉が使えなくなるようです。妊婦さんですからお腹が大きくなってくるのが考えられますが、どうなんでしょう。

水中体操が妊婦の腰痛対策に効果がある

すこし古い論文になりますが、妊婦の腰痛に関して2009年のレビューで解ってきたことは理学療法に確固たる効果はなく、見えて来たのは「水中での体操」が一番妊婦の腰痛に効果がありそうだということです。(オスロ大学健康科学課のブリット・スチュージ 、ガンバー・ヒルデ&ニーナ・ヴォレスタッド)

妊婦へのアクアビクスのような取り組みは、都内であれば区でも実施されているようですし、検索して参加するのが一番費用対効果に優れているでしょう。

妊婦の腰痛には負担の少ないアクアビクスが科学的に最も効果があるようです

やる気がでない時はカイロプラクティックやマッサージを数回受けてみる

ただ1997年の「妊婦へのマッサージとリラクゼーション療法を比較」した研究によると2回20分ずつのマッサージを受けたグループで腰痛の現象、睡眠の改善、不安の軽減、気分の改善が報告されておりますので、先ずは筋肉をほぐすという手段を用いてもいいのではないでしょうか。(T. Field,  M Hemandez-reif  et al,1997)

そのまんまサンシャインのカイロテーブルはうつ伏せも可能です

お腹がおおきくなってきている妊婦さんでもうつ伏せになりたいときはありあます。カイロプラクティック専用のテーブルはお腹の部分をくぼませることができますから妊婦さんも安心です。

カイロプラクティックテーブルのアブドミナルセクション

カイロプラクティック専用テーブルですので、お腹の部分に空間をつくります

おまけ 出生後の管理

.1血栓予防を検討する必要があります。これは運動したり、必要ならワーファリンを処方してもらってください。

.2理学療法を継続し、治療に対する反応を評価する必要があります。

.3定期的な鎮痛を行い、NSAID(バファリンとかイブとか市販のでもOK)の使用を検討します。

.4女性が激しい痛みを抱えている場合は、骨盤へのX線および整形外科医への紹介を検討します。

.5自宅での授乳と追加サポートを奨励する。

.6出生後のうつ病の徴候に注意してください。

.7性交のさまざまな立場について助言する。

.8一部の女性は、期間の開始後に症状が再発する場合があり、ほとんどの女性は2か月後に自然に解消しますが、一部の女性はサイクルごとに持続する場合があります。強度はかなり異なりますが、通常は深刻ではありません。

.9症状が大幅に改善するまで、重い物を持ち上げたり、スーパーマーケットのトロリーや乳母車を押したりしないでください。

.10症状が再発する場合は再評価され、理学療法士に紹介されるべきです。

品川区中延.西大井周辺の妊婦の方はWHO基準の安全なカイロプラクティックそのまんまサンシャインにお気軽にご相談ください。

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