ここ3ヶ月ほど土日は家でごろごろして寝っぱなしの生活
なんとなくやる気がでないという主訴でカイロプラクティックに来られた方の症例報告です。

やる気がでない
カイロプラクターからすると素晴らしい選択だとおもいます。背骨は貴方の大黒柱です。
起立筋の緊張、背骨の機能不全がもたらす無気力というものはあります。多くは肩凝りや腰痛、首痛が伴うものです。
心と体は繋がっていると考えている私からすると当然です。
1999年のWHOのデータです
WHOの心理的問題に関するデータを用いて14ヶ国の患者25,916名を分析した結果、非白人がプライマリ-ケアを訪れる気分の落ち込み患者の約70%は身体症状を主訴として受診しており、最も一般的な症状は痛みに関連するものであることが判明
幾つかの先行研究では頭痛、便秘、脱力感、または背中の痛みなどの身体症状を訴えることが解かっている。
カイロプラクティックのいいところは人間を丸ごと診るというところです。本症例の方が鬱なのか肩凝りなのかしっかり区別する必要はないとおもいます。
27歳女性 品川区豊町在住
以前はもっとアクティブだったのに
デスクワークの方ですとこういう事もありますね。
- やる気が出ないのが心配。せっかくのお休みもゴロゴロしているだけ…
- 腰や股関節も張ってきている
- 肩こりもここ最近ひどい
初めての来院時の痛みと状態
BS-POP陽性
- BS-POP簡易検査表で抑鬱状態を確認
- 痛みのスケールは5~6ほど。そこそこ痛い
- 肩、腰、股関節前部の筋肉の緊張が顕著
- 食事は外食をすることが多い
BS-POPは福島県立医大で開発された抑鬱状態を調べる簡易検査表です。
1分で検査は終わるので簡単で助かります。この結果には固執はしませんからお気軽にご相談いただければと思います。
検査と施術
- 肩、腰、股関節前部の筋肉の緊張が顕著。このような状態の方は当然背骨周辺の筋肉も硬く、背骨の機能が著しく低下しています。
- オーソドックスなカイロ治療と生活状況の確認を行う。
- 外食やコンビニ食が多いとのことでしたのでサラダを食べるようにおススメするなど基本的な生活指導
- 運動不足なので興味のある運動をお勧めする
私は栄養学の専門ではないので、本当に基本的なご指導をさせていただいています。習慣になっていると意外と気づかないことも多いです。
手あての後のご感想
少しずつ改善
- 来院ごとに状態が良くなっていくのが確認できる
- 気が付いたら土日は部屋を掃除したりアクティブに外にでる機会が増えて来た
- 数週間に1度のメンテナンスで良い状態をキープしている
院長のコメント
ヘルスケアの専門職です
カイロプラクティックはヘルスケの専門職になります。健康と言う観点から相談者を観察して、何が不足しているかをお伝えしています。基本は運動と睡眠と食事と背骨です。当たり前の話ですが、良い環境を作ってあげることがお身体にとって一番大切です。
一般的には背骨をボキボキするのがカイロプラクティックと思われがちですが、もう少し広い視野で人間を観察しています。
この方のようにお伝えした運動や、生活習慣を自らみなおして実践される方は早く回復していきます。
どれ一つ欠けても人間は健康を維持できません。
今一度ご自身の生活を見直してみてください。