ここ3ヶ月ほど土日は家でごろごろして寝っぱなしの生活

「なんとなくやる気が出ない」「せっかくの休日も一日中家でゴロゴロして寝っぱなしになってしまう」といった理由でカイロプラクティックをご利用いただくことに、疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、背骨の機能不全(関節の可動性低下)や脊柱起立筋群の持続的な過緊張は、自律神経の不調や気力の低下と深く結びついています。多くの場合、無気力感の裏には肩こりや腰痛、首の痛みなどの身体症状が潜んでいます。

【WHO研究データに見る「うつ状態と身体症状」の関係】
WHOの心理的問題に関するデータをもとに14ヶ国・25,916名の患者を分析した研究において、プライマリ・ケアを受診する「気分低下(抑うつ)患者」の約70%が、精神的な不調ではなく「痛みをはじめとする身体症状」を主訴として受診していることが明らかになっています。
(参照:Simon GE, VonKorff M, Piccinelli M, Fullerton C, Ormel J. An international study of the relation between somatic symptoms and depression. N Engl J Med. 1999)

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症例:以前はアクティブだったのに休日寝て過ごしてしまう20代女性

患者様はデスクワークに従事する20代後半の女性。本来は休日アクティブに外出するタイプでしたが、ここ3ヶ月ほど休日に強い無気力感におそわれ、家で寝て過ごす日が増えたとお悩みでした。

  • 主訴:やる気が出ない、休日の疲労感・無気力
  • 随伴症状:慢性的な肩こり、腰および股関節前部の張りや痛み
  • 生活習慣:長時間デスクワーク、外食が中心、運動習慣の不足

検査とアプローチ:BS-POP簡易検査と心身一如のアプローチ

当院では、お身体の可動性チェックに加えて心理社会的要因を調べる「BS-POP簡易検査」を実施しました。

  • BS-POP検査結果:陽性(軽度の抑うつ傾向・精神的負担を確認)
  • 痛みの程度:NRS 5〜6(肩・腰・股関節に明らかな痛みと筋肉の過緊張)

カイロプラクティックの最大の強みは、「人間を心身丸ごと観察する」ことです。この方の不調が「鬱から来ているのか」「肩こり・腰痛から来ているのか」を切り離すのではなく、背骨と神経系、そして生活環境のすべてを包括的にケアしていきます。

施術では背骨全体と骨盤の可動性を回復させ、身体の過剰な緊張を解消。さらに、外食が多い食生活への基本的なアドバイス(野菜の摂取など)と、無理のない運動習慣の導入を提案しました。

BS-POP
BS-POP

経過と結果:少しずつ本来の活力を取り戻し休日も活動的に

通院を重ねるごとに身体の張りが抜け、身体を動かすことへの億劫さが和らいでいきました。

数回の施術を経て、「休日に自然と部屋の掃除ができるようになった」「外出する機会が増えてきた」と実感していただけるようになりました。現在は状態の維持と再発予防のため、数週間に1回のペースで定期メンテナンスを継続されています。

院長コメント:カイロプラクティックはヘルスケア(健康管理)の専門職です

一般的に「関節をポキポキ鳴らす施術」と思われがちなカイロプラクティックですが、本来は「健康という観点から全体を観察し、不足している要素を補うヘルスケアの専門職」になります。

健康の基本は**「運動・睡眠・食事」ですがプラス㌁で背骨(神経系)の健全性**にあります。今回のように、アドバイスさせていただいた生活習慣や運動をご自身で前向きに取り入れられた方は、回復も非常にスムーズです。

「病院に行くほどではないけれど、なんとなく不調が続いている」とお悩みの方も、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

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