カイロプラクティックの症例報告です。
カイロを受診するきっかけに、脇の下が痛いという訴えも少なからずあります。
意外に多い訴え~脇の下痛~

20代男性ショップ店員の症例。
先ず前提として男性は一般的に女性よりも関節可動域が狭い。肩関節に限らず全身の柔軟性が低下しやすい傾向にある。問題は可動域が低下した関節そのものであったり、その関節を動かすための筋肉であったりします。関係している筋肉は一つや二つではないため、どれかに不具合がでると複合的に機能が低下していきます。
そのまんま「人間の身体なので全部繋がっている」という表現をしますが、すくなくとも近隣の関節や、骨などは直接多くの組織が繋がっています。
はっきりしない場所(脇)がなんとなく痛い
具体的な訴え
- 脇の下?脇腹?はっきりしない場所が何となく痛い
- じっとしていると気になって仕方ない。気持ちも落ち着かない
- だんだん痛みが増してきているような気がする
- 労働意欲が下がってきている
痛みは:擦れたような痛み
- 痛みが2ヶ月以上続いているので、心配。どこか壊れているのか?
- 特に気になる動作は、お店で在庫の出し入れする時に、脇の下にすれたような痛み
痛みの場所が特定できない時は関連痛で、他の部位からの関連した痛みであることが多い。時に内臓からの関連痛もあるので注意が必要。
肩甲骨~腕の筋肉 大円筋 小円筋トリガーポイント



カイロプラクティックで対応した内容です。
ローテーターカフの筋膜に強い圧痛と脇の下への関連痛(大円筋、小円筋、前鋸筋あたり)
筋膜リリース、押圧でローテーターカフ筋肉に施術。触診で、実際に痛んでいる筋肉に触れれば、患者さんご自身で原因を体感できる。
起床時、就業時前に行うストレッチ指導
背骨のマニピュレーション(矯正)
生体力学に基づいた「肩甲骨の動き」を意識するように指導
単純な筋疲労からの関連痛なら代替医療で充分に効果が発揮されます。
ご自身で探して発見できればセルフケア
毎日特定方向に使う筋肉、または全然使っていない筋肉は知らないうちに疲労、機能低下ています。痛みが出る前から時間をかけて疲労が蓄積されています。
20代の患者さんなので筋の長さまでは変化は無かったですが、これが30代以降になってくると簡単には症状はとれないことが多いです。
大円筋、小円筋をネットで検索してみて、ご自身でケアしてみてください。つまむようにすると大円筋や小円筋は捉えやすいです。



小さなコリが肩甲骨の筋肉にあった。先ずは原因が解って良かったです。
コリをとっていくのは少し痛かったけれど、施術の後はスッキリして痛みも出なくなった。
最後に、教えてもらったストレッチを毎日いてみます。
解らなかったら早めに我々プロに依頼を!
トリガーポイントのような関連痛は自分の思いもよらないところが原因のこともあります。
殆どがこの関連痛や複合的な筋膜症状であるということです。手足の痺れや痛さも複合的な筋膜症状であることが多いですから症状が残る部分はプロに任せましょう。
「やる気がでない」「すっきりしない」来院のサイン
当院はストレッチや押圧部分も丁寧にご指導します。節約に直結しますし、家で続けていただければ再発防止につながります。
痛みが出て3.4日して変化ないようでしたら、すぐに代替医療を利用するといいでしょう。 中、長期化すると、みなさんが思っているより大きな問題につながっていきます。(経験者は語る)
脳が痛みを憶えてしまう前に早めに対応しよう。痛みが出てしまったら、お身体がそれを記憶してしまうことが脳科学で解かってきたからです。
(日経メディカル2015.02.09) https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t233/201502/540647.html



3か月以内にというお話は、大袈裟ではなく人生に関わってくる問題に発展していくリスクが高いからです。
痛みが放散していると専門知識が必要
この方は肩甲骨から腕に伸びる筋肉が痛みをだしていました。これは筋膜と脂肪組織が癒着していて自由度が低下するためです。
深い筋肉、僅かな癒着は本人には解かりづらいもの。お気軽にお問い合わせください。


