10年単位で首の痛みに苦しんでいた方の症例。
当時はマイオセラピーを導入しておらず、カイロケアと運動療法の繰り返しで回復に至った症例です。
目次
40代男性 首の鈍痛 カイロケアで中期的に完治した症例
これまでいろんなケアをしてきたが回復しなかった。
近所にWHO基準のカイロプラクティックがあるのを知り、試しに来院してみた。
20年ほど前から後頭部に重だるさが絶えずあります。
朝起きた時から寝る前までずっと首の重さがある。
この症状に付きまとわれて嫌で嫌でしかたがないんです。
病院での検査は勿論のこと、針、整体、マッサージなどいろいろ試してきましたが、これと言って効果がなかったです。
半年以上ある筋骨格系症状は、少なからず感情的なことが伴います。
この「嫌で嫌で」という部分も、症状が長引いているから強調されています。
無いです、鈍い痛みが後頭部に起床時から消灯して眠るまで常にあります。
痛みと状態:朝から晩までの首の痛み
交感神経過敏(痛みが長い方は攻撃的な傾向が強いです)
検査と施術:単純に筋肉が固い
静的触診、可動触診で頚椎は機能を著しく損なっている
- 首の筋緊張が凄い
- 頚椎は3分節ほど固まっているような状態
- 後頭部から首いかけて充分な緩和操作
- カイロプラクティック・アジャストメント。最初の頃は殆ど頚椎は動かなかった。
- 来院毎に自宅でのストレッチ指導、確認を繰り返す
これくらい固まっている首も珍しいというくらい、硬い頚椎でした。
そりゃ、ちょっとやそっとじゃ緩みません。
週に1回の来院で4カ月の間に計20回の施術、運動指導を行いました。
施術ごの感想:少しずつ回復を実感
しっかりとしたカイロプラクティックは初めて受けました。
20年あった症状だが少しずつ改善していくのが実感できたから、週一回の通院を続けられました。
何所へいっても良くならなかったけれど、良くなっていくのが判りました。
時間をかけて毎回ストレッチを修正してもらえた。
意地になってつづけたのが良かった。
院長コメ:根性がある、慢性症状にはアクティブケア必須
人を外見で判断するのは良くないですが、タイプ的にヨガのポーズを毎日行ってくれそうにないタイプの方でした。「何故運動療法に積極的に参加してくれたのか?」と質問したろころ、「あの痛みが本当に嫌で、なんとかしたかったから」と答えてくれました。
先述のとおりアジャストメントにならないくらい硬いので、モビリゼーションを中心に、頚部の可動域を時間をかけて回復させて最終的にアジャストメントが行えるような柔軟性を獲得していきました。
5回の来院で頭痛は消失。
改善と増悪を繰り返しながら4カ月間の間に計20回の施術を行い、20年間あった頭痛はほぼ出なくなる。首も随分楽になってきている。
15回目から20回目はヨガのアーサナなどを取り入れて積極的なアクティブケアを行っています。
首の関節が棒のように固まっていました
首の骨は7つありますが、症状がある方は複数個の関節がまとまって棒のようになっていることがあります。このような状態は筋肉を固めてしまい、悪循環になってしまします。
レントゲン上では問題なく映りますが大切なのは、それらの機能性です。何十年のある症状でも、積極的にとりくんでいけば改善していきますのでお気軽にご相談ください。