ふくらはぎ痺れ椎間板障害でセカンドオピニオン

2010年ころの症例です。画像診断で椎間板ヘルニアと診断され手術をすすめられてお悩みの方や、似たような状況でお困りの方はぜひご参考ください。

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椎間板の手術を検討中の20代女性事務職

「お医者様から椎間板ヘルニアと言われ、手術をすすめられたけれど、本当に手術しなければならないのだろうか……」
「まだ20代なのに、この先ずっと足の痺れや痛みに悩み続けるのではないかと不安でたまらない」

足の痺れや激しい痛みを伴うと、画像検査の結果や医師の言葉にどうしても心が揺らいでしまいますよね。特に手術という選択肢を提示されると、大きな恐怖や迷いを抱えてしまうのは当然のことです。

今回は、画像診断で椎間板ヘルニアと診断され手術を検討されていた20代女性が、セカンドオピニオンを経てどのような経緯で改善に向かったのか、その具体的なプロセスをご紹介します。

考える女性
手術が必要なのかなあ?イメージ

早期の画像診断や手術を急ぐべきではない理由(ガイドラインの視点)

ヘルニアの診断歴があり、手術を検討しているという状況は多々あります。基本的には手術は必要ありませんので、ご安心ください。

  • 太ももからふくらはぎにかけての痺れ感
  • X線検査、MRI検査を受けて伴に腰部椎間板ヘルニアの診断
  • 手術を勧められているのでセカンドオピニオンがほしい

取り組んでいただきたいのは、この程度の痺れで安易に早期の画像診断や手術を急がないことです。各国の腰痛診療ガイドラインでも、レッドフラッグ(命に関わる重篤な兆候)がない患者に対する過剰な画像検査を控えるよう強く推奨しています。

実際に、腰下肢痛患者を対象にした詳細な研究(RCT)では、レッドフラッグのない患者に画像検査を行なっても臨床転帰は改善しないことが判明しています。また、MRIで椎間板ヘルニアが確認されたとしても、それが実際の痛みや痺れの原因であるとは限らないケースが多く存在します。治療成績とヘルニアのタイプや大きさ、活動障害は無関係であるというデータも報告されています。

立ち仕事でふくらはぎに現れる痺れと、ヘルニアの本当の関係

  • 痺れ感は何時もあるわけではなく、立ちっぱなしの時など負担のかかるとき
  • お尻の部分や足先には痺れはない
  • じわっとした痺れ感
  • 出来れば手術は避けたいと考えている

勿論です、手術はしない方がいいですし、ガイドラインでも進められていません。立ちっぱなしなど、運動器に負荷がかかった時の症状なので、運動器の問題として考えるべきだと思います。

何故ならばヘルニアと腰痛とは関係ないことが証明されているからです。

腰下肢痛患者246名を対象にMRI所見と保存療法の治療成績について2年間追跡した結果、椎間板ヘルニアは腰痛患者の57%、下肢痛患者の65%に検出されたものの、治療成績とヘルニアのタイプ、大きさ、活動障害は無関係だった。

このようなエビデンスを施術中にお伝えしながら施術していきます。

検査結果:神経症状はなく「仙腸関節の機能障害」と判明

神経学的検査(下肢ベースラインテスト等)では異常は認められず、神経の直接的な圧迫を示唆する所見はありませんでした。
しかし、仙腸関節に対する整形外科的検査であるゲンズレンテストが陽性となり、骨盤(仙腸関節)の機能障害が強く疑われました。

  • 下肢ベースラインテスト異常なし
  • 運動障害や触感覚異常は認められない
  • ゲンズレンテスト+
  • 仙腸関節(骨盤)への整形学的な検査で症状がでる

ゲンズレンテスト陽性で、仙腸関節の問題が考えられます。いわゆる骨盤の機能障害です。

骨盤へのアプローチと5回の施術による変化

骨盤へのカイロプラクティック・アジャストメントおよび下肢全体の筋緩和・ストレッチを行ったところ、立ち仕事に伴うふくらはぎの痺れは回数を重ねるごとに軽減し、5回の施術を通じて確かな回復が見られました。

  • 骨盤へのカイロプラクティック・アジャストメントで機能障害の改善
  • 脚全体の筋の緩和操作とストレッチ
骨盤を後ろから見た
骨盤は腸骨と仙骨で構成され、関節を形成しています

ご感想

女性

回復が目に見えて分かったので信頼できた。思い切って受けてみて良かったです。
ジョギングの習慣があったので骨盤も動いているとおもっていた。
丁寧な対応で、質問に答えてくれて何でも聞く事ができた。

院長コメント:打検機を用いた精密な検査と、保存療法の価値

きわめてアナログ的な検査ですが打検機の神経学検査があります。

そのまんま

検査所見から、運動障害や触感覚異常は認められないため、仙腸関節の機能障害ではないかと考え施術をしました。

初回のカイロ治療で好結果だったので続けて週一回のカイロケアをおこなっていきました。

5回の来院で痺れ出現の80%減。来院期間を空けていき 計8回の来院でで症状の完全消失に繋がっています。

痺れの原因はさまざま

骨盤の機能低下からくる痺れ症状の典型的なケースです。ひとことで「脚の痺れ」といっても原因はヘルニアとは限りません。

ただし2000年代初頭までは、医療機関では画像診断が診断の基準になりやすいため、どうしても椎間板や骨変形に意識が行きがちでした。

最近では生物心理社会学的疼痛症候群だと言われています。

筋肉や関節、時には糖尿病からくる痺れなども鑑別して施術していきます。この方のように若年層で痺れがでて間もない頃には数回のカイロプラクティックで回復していくことは良くあります。

回復されたあとは、中止していたジョギングやマラソンを再開されたそうですよ。

高額な手術をする前に2年間は保存療法をして様子をみることも欧州の腰痛ガイドラインは勧告しています。お気軽にセカンドオピニオンを聞きにきてください。

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