available time 予約可能時間 ※aft = after anytime you want
every Wednesday are regular day-off
9㈪11:00~空き時間多
10㈫aft.12~
※混雑時更新ができていない場合はご容赦ください。子育て中で変則的に早じまいすることがあります。
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サインバルタが腰痛治療に2016年から処方可能になりました。
世界的には議論の残るサインバルタの腰痛への適応ですが、決して万能ではないことをお伝えする必要を感じました。
この記事を読んでいる貴方も慢性腰痛に悩まされているのかもしれません。
カイロプラクティックの症例を通じて見ていきます。
さてタイトルのサインバルタが腰痛に万能ではないと感じた症例報告の理由は
当院へ慢性腰痛の治療へ来た方の中に、もともと抑鬱症状軽減の目的でサインバルタ服用をしていた方がおられました。
サインバルタが腰痛に効果があるのならば、なぜ腰痛治療に来る必要があるのか?
この方は別件で3年前からサインバルタを服用しているが2年前から腰痛になったままだ。
この方はサインバルタを3年間服用したまま、2年前からの慢性腰痛の治療でカイロプラクティックに来たことになります。
順を追ってみていきましょう。
会社の保険制度がしっかりしていて、認知行動療法も受けられていました。
認知行動療法は腰痛にも効果がありますが、何故なのか?
この方は認知行動療法の経験があったから、運動療法を認知行動療法の枠組みで行っていきますという一言で、概略を理解してくれました。
宿題を考えて毎日行ってもらうことがすんなり実行できたということです。
状態としては最も多い腹筋群の筋力低下の結果、下部腰椎が伸展位で固定されてしまっている状態です。脊柱を一つ一つ動かす練習はピラティスでも行っていない限りなかなか行いません。
保険制度の中での認知行動療法は本気度が低い傾向にあるような気がします。
サインバルタが腰痛の予防になるとは思えませんが、少なくとも腰痛の改善には役立たなかった症例の一つだと言えます。
サインバルタは「腰の痛みを拡大解釈している脳活動を抑える」ことを目的としています。
慢性腰痛は現在、脳が痛みを作りだしていて無限ループになってしまっていると医学では考えられています。
この理論では確かにもともと抗うつ薬であったサインバルタを服用すれば腰痛が減ることといえます。
しかし腰自体の侵害受容器(痛みを発する神経)が発動していることも確かであり、一般的に病院では腰の触診を行いません。
脳の過活動が原因なのか、それとも実際に腰が痛んでいるのが主な原因なのか、はたまたその両方が原因なのかは臨床現場の人間でないと判断できません。
サインバルタに関する詳しい統計などを用いた考察はドクターシミズのひとりごとというブログをご一読されると良いとおもいます。