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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

働き始めてからの肩こりが悪化

若い世代の肩こりで一番訴えが多いのが「働きはじめてから肩こりになった」というものです。カイロプラクティックのケアの一例を通して、どのように考えたら良いのかを学んでいきましょう。

目次

お仕事を始めてから肩こりが極端に悪化

女性の後ろ姿
働くとさまざまなストレスが心身にかかり始める

学生時代からもともと肩こりが少しあって、就職を境に肩こりが悪化する方は多いです。すぐには慣れないですが、新社会人としての気遣い、立ち振る舞いに慣れるには時間がかかります。

筋骨格系の諸問題は3か月以上続いていると不安や気分の落ち込みが伴ってきます。つまり単純に肩だけの問題でなく、より全人的なケアが必要になってきます。次の論文を見てみましょう。

1996年の研究 心理的苦痛と身体症状に強い相関

心理的苦痛に関連する身体症状の国際的な違いを調査。

一般医療における心理的問題に関する世界保健機関(WHO)の共同研究(15か所で5438人の患者)のデータを使用して心理的苦痛に関連する身体症状を調査。

結果:現在の身体症状の数(医学的に説明可能か否かに関係なく)は、現在の心理的苦痛と強く関連。

身体症状数と心理的苦痛スコアは相関しており、不安と抑うつ症状は身体症状数とほぼ関連し、特定の身体症状または症状クラスターは不安、抑うつと異なる関連ではない。これらのデータは身体症状と心理的苦痛とに強い関連があることを示す。

Simon G, Gater R, Kisely S, Piccinelli M. Somatic symptoms of distress: an international primary care study. Psychosom Med. 1996 Sep-Oct;58(5):481-8. doi: 10.1097/00006842-199609000-00010. PMID: 8902899.

ストレスフルな環境だとは思いますが少しずつ環境に適応していきますから、カイロプラクティック・ケア、針治療など人間全体を診る療法を上手く利用しながら、新しい生活環境に慣れていくことが重要です。

2022年現在はWHO世界保健機関は「身体活動と座り行動のガイドライン」を出しております。デスクワークで座りっぱなしの生活を送っていられる方の参考になると思います。

当院のYouTubeチャンネルでどれくらいの活動量が必要かを解説

この方は5年間働いて、肩こりがさらに悪化してきたので来院されました。

20代女性 デザイナー

  • 学生時代には肩コリなんて無かったのに…
  • 肩こりが悪化した時に利用していたマッサージが効かなくなってきた気がする
  • 背中とかお尻まで肩こりの症状が下りてきて、背中全体が凝り固まっている

症状:5年間肩こりがつづいている

  • 肩コリは就職してから5年ほどある
  • 肩甲骨の周囲・背中・腰・お尻までコリ感、痛みが出てきた
  • デザインの仕事をする時の姿勢が悪いのは自覚がある

一般的にはこの方のように、肩こりが悪化して痛みにまで発展すると「何とかしなきゃ」と考えるようになります。痛みまでに発展すると生活に支障が出てきますので、対処が必要です。

検査と施術

  1. 作業姿勢は極端な前かがみな為、代償として頚椎・胸椎の機能不全が著しい。伸展のモビリゼーションを入念に行う
  2. 脊柱のサブラクセーションに対してダイナミックカイロプラクティックアジャストメント
  3. キャットポーズの指導をして朝晩行ってもらう
  4. 中臀筋のトリガーポイント治療
女性

とりあえず驚くほど楽になった。トリガーポイント治療は飛び上るほど痛かったが、アジャストメントは無痛ですっきりしました。カイロプラクティックは初めて受けましたが、ものすごい効果ですね!

そのまんま

働くって大変ですよね。就職して社会活動を始めてから、肩こりを覚える方は多くいらっしゃいます。
運動習慣がなかったので、もう少し時間がかかるかと考えていましたが、かなり前向きな思考の方であっとことと、カイロプラクティックと相性がいいのでしょう。

同じような施術をしても「あまり変化がないです」と訴える方もおります。そのような方は、簡単なペーパーテストで抑鬱状態であることが多いです。その様な時は、認知行動療法で少しずつ気持ちの着地点を広げていくほうが単に肩や首の施術をしているより中長期的に見て得策です。

全人的にみる

肩コリのコリ感は筋肉から出ていると考えがちですがコリ感を感じている筋肉を支配している神経や、近隣の背骨から出ていることも多いです。

全人的に考えると、肩の筋肉は勿論ですが、そこを支配する神経、背骨の関節、肋骨の関節といった生物学的側面だけでなく、長時間のデスクワーク環境といった社会面、年単位ある筋骨格系症状からくる不安、抑鬱といった心理的要因、運動習慣の見直しといった、生活全体を全人的にトータルでみていく必要があります。

関節の動きがかなり低下

肩こりは首の関節や、胸椎の関節からもコリ感が出ていることが多いです。

頚椎と胸椎の移行部は胸郭構造がある為生活上部分的な動きが失われやすいところです。

カイロプラクターは解剖学、関節生理学を熟知していますので構造上無理の無い施術を提供することができます。

対処療法ではなくつらいお悩みを根本から解消したい方など、カイロプラクティック【そのまんまサンシャイン】までお気軽にご相談ください。

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