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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

カイロプラクティックは喘息に効果的か?

目次

全医療の7割はプラシーボ効果

この場合、上記のような結果があるにも関わらず、スイス国民の2/3がホメオパシーを希望したことは特筆に値しますね。そもそも治療行為というものは、どんなことをしてもプラシーボ効果で7割は改善していくという研究があります。逆に言うと7割以上の方が改善するものでないと、より効果的な治療とは言えないと言い換えることができます。

 喘息においてもプラシーボ効果は大きい

二重盲検、クロスオーバーパイロット研究で、喘息においても偽の針治療と、偽吸入器、吸入器と無治療の4パタンでの比較対象試験で、患者さん自身の主観的改善具合は同じであるとの研究結果が2011年に出されました。

主観的評価では吸入器(50%改善)、プラセボ吸入器(45%改善)、または偽鍼(46%改善)とそれぞれの効果がありました。無治療では(21%改善)(P <0.001)とのこと。

なお客観的な指標としての努力肺活量測定の最初の1秒間の努力呼気量(FEV1)においては、吸入器群のみが実際に20%の増加した模様です。

http://intmed.exblog.jp/13076043/

そうなんです。この研究では主観的要素だけですが、プラシーボ効果や偽の針治療でも46%改善しているのです。

ちなみに吸入器の場合では50%改善。先ずはこのような比較対象試験で主観的効果が発揮されていることは頭にいれておいていいでしょう。

カイロプラクティックなどの代替医療の特徴として「副作用がない」ということが挙げられます。

喘息患者への 気管支拡張薬vsプラセボvs無治療 

私自身、3年前喘息の診断がだされ、復帰するまでに大変な思いをしたので簡単に記しておきます。

NEJM誌2011年7月14日号で発表された内容を医療ライターの武藤まきさんが翻訳してくださった記事の抜粋になります。

喘息患者へ4つの介入群の客観的指標および主観的評価の変化を比較

Wechsler氏らによるパイロット試験は、 4グループに分けられて比較された。
①積極的介入としてアルブテロール吸入(サルブタモール、商品名:サルタノールインへラー、アイロミールエアゾール)
②プラセボ吸入
③シャム鍼治療(偽の針治療)
④無治療の4つの介入後 の急性変化について比較された。
12回の受診時には毎回、客観的反応の測定として、介入後に各20分の2時間にわたるスパイロメトリーが行われFEV1最大値を測定。また主観的反応の測定として、症状の改善認知度をスコア0~10のビジュアルスケールを用いて回答してもらうとともに、受けた介入が実際の治療と思うかプラセボと思うかも回答してもらった

主観的症状にはかなりの効果

客観的評価の差は有意、しかし主観的評価の有意差は気管支拡張薬 vs.プラセボに認められず試験を完了したのは39例であった。
結果、FEV1が、アルブテロール吸入群では20%増加したのに対し、他の3つの介入群はそれぞれ約7%の増加(P<0.001)。

しかし、患者評価の結果では気管支拡張薬とプラセボ間に有意差は認められなかった。改善したと回答した患者は、アルブテロール吸入群は50%、プラセボ吸入群は45%、シャム鍼治療群は46%であった。

ただし、3群とも無治療群(21%)よりは改善したと回答した人が有意に多かった(P<0.001)。

結果を踏まえてWechsler氏は、「プラセボ効果は、臨床的に意味があり、積極的な薬物療法の効果についてライバルとなり得る。臨床管理および調査デザインの視点から、患者評価は信頼できないものであるが、客観的評価を確認するために臨床試験の基本項目とするのであれば、治療をしなかった患者群の評価も基本項目に入れるべきであろう」とまとめている。

ドクター

最近ではより、プラセボ効果の重要性が説かれていて、臨床にどう応用するかが課題となっています。
大切なのは診てもらえる期待感、安心感です。
またプラセボ効果を減じるのは、認知状態と機能的接続性の両方の低下で、プラセボメカニズムの低下と全体的な鎮痛効果の低下と相関しています。

プラセボ効果は日常の臨床ケアに固有であり、患者を取り巻く心理社会的状況(患者と医師の相互作用および治療儀式を含む)を増強してこれらのプラセボ効果を改善できることが実証されている。
それは倫理的に健全であり、臨床的に関連性があることに言及すること、不安を和らげ、前向きな期待を促進する支持的な臨床的出会いを提供するとともに、医学的に示された治療の期待される利益の正直な開示も必要です。

小児喘息の吸入ステロイドは身長に影響

吸入ステロイド投与を受けた小児喘息患者では、治療開始から2年の時点で偽薬群との間に見られた身長差がそれ以降も持続し、成人後の身長が偽薬群より平均1.2cm低かったことが、無作為化試験参加者の追跡調査で明らかになった

皆さまが心配されているのはお薬の副作用。抗生物質などでも議論があるように、幼いうちから吸引ステロイドを使用することでお子様の人生においてどのような影響があるか、他の疾患率への影響などについての研究があれば参考にしたいところですね。

大人になってからの喘息症状の共通点

大人になってから咳が止まらなくなって、吸引薬を使って咳を沈めたという方も多いと思います。お話をお伺いしてみると共通項として「物凄く忙しかった」「仕事で物凄く無理をしていた」ということです。

かくいう私もそうでしたが、大人になってから喘息様症状が出た方は随分忙しい状況であったのではないでしょうか。

セリエのストレス学説

ハンスセリエのストレス学説から考えると、数か月続くようなストレス状況は【第二期】の抵抗期を過ぎて【第三期】の被憊期(ひはいき)の状態であることが考えられます。

これは体内に分泌されるコルチゾールなどの副腎皮質ホルモン(いわゆるステロイド)が枯渇するような状態であると考えます。

喘息には副腎疲労が背景にあるかも(私体験的に…)

これは副腎疲労と呼ばれ、医学的には議論されているものの生理学的なデータはあるものです。

感染症、ストレス、アレルギーなども副腎疲労の原因となるようで、極度に忙しい生活の中でさらに幾つかの原因が重なれば一気に副腎疲労に陥る可能性もあるとおもいます。

もともと気管支が弱いタイプの方や、喫煙歴があるなどの諸条件体内の糖質コルチコイド(ステロイド)の分泌が激減したときに喘息様症状がでることが考えられます。

「体温を上げると健康になる」の著者 齋藤真嗣先生も長期の体温低下の結果副腎疲労になり、喘息症状も出ることを示唆されています。

失業の不安も喘息リスクがあがる

さまざまな要因を考えているわけですが(単にアレルギー症状だからお薬をという考えを脱却する為に)2014年9月に失業への不安で喘息の発症リスクが高まる可能性があることが、ドイツ、デュッセルドルフ大学のAdrian Loerbroks氏らの研究でわかった。

最近日本でも喘息患者の増加に関係か?

この研究によると仕事関連のストレスが25%増えるごとに、喘息リスクは24%高まった。失業する可能性が高いと考えている被験者では喘息リスクが60%上昇した

2年以内に失業する可能性が高いと考えている被験者は、失業の可能性が低い、またはないと考えている被験者に比べて若く、低学歴、非婚、月収が低い傾向がみられた。失業を恐れる被験者は正社員である可能性も低く、うつ病である可能性も高かった

今回の研究結果は仕事関連のストレスが喘息を引き起こすことを証明したものではないが、ストレスが成人の喘息発症の危険因子になりうることを示唆するという点では他の研究結果と一致している。Loerbroks氏らは、「この結果から、英国の近年の経済危機において呼吸器症状の有病率が高いことも説明できる可能性がある」としている。

私もそうですが自営業はいつ何時どうなるかは解りません。そのような背景にあると必要以上にプレッシャーがかかり、必要以上に頑張ってしまうのかもしれません。

例えばの提案ですが、代替医療で身体をケアしてもらう際に話を聞いてもらう、職場での不安を聞いてもらうなどという他愛もない話だけでも多少はストレス軽減になるのではないでしょうか。

もし副腎疲労なら回復にはどれくらいかかりそうか

副腎疲労が背景にある場合、副腎の状態が正常になるには2か月~数年とあります。個体差もありますし、年齢、生活状況も違うからだと思われます。

成人の喘息は職種によって16%は予測可能

被験者のうち成人喘息例の16%は仕事で説明がついたという。

農業、理髪業、印刷業で注意

低リスク物質曝露群では成人喘息発症の可能性が20%低く、高リスク物質曝露群では呼吸器症状があると診断される可能性が53%高かった。

両タイプの物質に曝露された被験者は喘息発症リスクが34%高かった。

この結果は、洗浄または洗浄剤に関わる仕事が成人喘息に強い関連性があることを示唆している。なお、リスクは農業では4倍以上、理髪業では2倍、印刷業では3倍高かった。

私自身の 喘息 体験的には…

咳自体がカロリー消費することから、ただでさえ体力が低下してるところに毎日の咳で相当のカロリーを消費していたようで、これが追い打ちをかけて免疫系がズタズタになってしまった感じでした。無理はいけませんね。

今私は吸入タイプのステロイド気管支拡張剤(シムビコート)を朝晩2吸引ずつ2か月行っている状態です。漸く疲労感が取れてきたところで活力も少しずつ戻ってきているところです。

4年前に同様な症状が出たときにはもう少し効きが良かった気がしますが状況の変化があります。年のせいか治りが悪くなっているのかもしれません。
その時より疲労が重なっていたということと、休みが全く取れない状態が数か月つづいたということです。

咳が出て1か月間は自然治癒力のみで回復を試みましたが疲労感が激しく、ギブアップして吸引薬を処方してもらいました。

2019年の追記になります:探求心から副腎サプリメントを摂って睡眠と食事に気を付けて、珈琲を控える生活を2週間ほどつづけて、吸引剤は全く必要ない生活を2年ほど続けています。

2021年の追記:その後も風邪をひいたら、副腎皮質サプリメントを2.3日摂取するようにしています。喘息の症状はその後も出ていません。あ、あと去年あたりから、疲労したら「レバウルソ」というサプリも採っています。

いまは風邪の初期症状の時に副腎疲労サプリを摂ることで、咳の発生を防いでいます。

最後のページは「喘息は軽度と重度では異なるタイプの疾患の可能性」です。

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