新モデルは環境 立場 ストレスも考慮
お身体そのものの要因だけでなく、年齢、その方の環境、どのような社会的立場かを含んだストレス要因を考え対応するモデルです。
専門的には「器質的異常(生物学的因子)と年齢や環境および社会的立場まで考慮したストレス環境(心理社会的因子)の療法を含まなければならない」ことを提唱する概念的モデルを言います。
外側の「苦悩」「痛み行動」が理解に重要
外側の2つ【苦悩】【痛み行動】がポイント
いままでは腰の故障として考えられていた腰痛が、心、環境、社会的問題も関わっている ことが多くの研究でわかってきたので、新しく考え出されたモデルです。
慢性痛は「痛みがある部位に原因があり、その原因がなくなれば痛みも良くなる」という古い考え方では解決できない。
このモデルで腰痛対応して10年以上になりますが、腰痛を非常によく表しているモデルです。
図のように慢性痛の「痛みの程度の改善」には幾つかの要因が関わりあっています。
改善は
痛みによる「破局的な思考=もうだめだ、痛みの事ばかり考えている」が減ってくる
「この痛みは何かが壊れているのでは?」が「壊れているわけではない」になる
「何もやる気がしない、何も楽しく感じられない」といった心的状況が改善
筋持久力、関節機能、体力が向上
そして低下していた生活の質(QOL=Quality of life)が向上します。
これらはどれか一つが単体で存在するというより、複雑に絡みあっておりますし、患者さんの「信念」も考慮して向き合います。
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