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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

運動をしていてもなかなか痩せられないワケ

運動と食事、肥満のイメージ
運動をしても痩せないのは、単純ではない。

「運動を一生懸命しても痩せられない理由」について、米国ニューヨーク市立大学の研究によると、身体が運動量の増加に適応して省エネ状態になろうとするため、かもしれないという報告があります。

身体は環境に適応し、エネルギー消費も変化するため、運動量が増えても、エネルギー消費量が増えるとは限らないということです。

この結果は、毎日のエネルギー消費における身体活動の効果を考え直す時が来たことを示しているとされています。また、ダイエットの目標をサポートするうえでの食事と運動の重要性を、改めて知らせるものだとされています。

この辺りのお話は「機械論」「生気論」のお話を繋げる要素があるのではないかと思ってしまうのですが、どうなんでしょうか。私も勉強中で、専門的なことは言えないのですが、今まではダイエットも機械論的に語られることが多かったように思います。

大規模な比較研究によって、非常に活動的に生活している人たちのエネルギー消費は意外にも、座位時間の長い人たちと同程度であることが示されたという報告もあります。

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ここでもやはりハッザ族

狩猟民族で貨幣経済社会との比較でよく研究対象になるハッザ族。NHKの腰痛関連の取材で「腰痛がない部族」ということで取り上げられたり、幸福度の調査でも高いということで何かと研究対象になります。

そのハッザ族。エネルギー消費量について驚くべき事実が判明したようです。いやあ面白い。

「アフリカのハッザ族は信じられないほど活動的です。(狩猟民族)毎日長い距離を歩き、ハードな肉体労働をたくさんしているのです。このような高い身体活動レベルにも関わらず、彼らのエネルギー消費はヨーロッパや米国などの現代的な生活様式で暮らす人たちと同程度だったのです。本当に予想外でしたと研究者は語ります。

私は趣味でマラソンをやっているのですが、アフリカ人長距離ランナーの身体の使い方は本当に上手いと思います。無駄なく腱の反発力をつかって走るのでエコです。だからハッザ族の人たちも楽に歩く、走る方法を身に着けて代々受け継がれてきているのでしょう。

食事が関係しているのは当たり前っちやあ、当たり前の気がしますが、そこそこ運動しているけど痩せない、とか、なかなか痩せない、水を飲んでも太る などと表現される方はなんだかんだでそこそこ食べてらっしゃいます。

ダイエット、体重、BMIに関する健康関連データ、指標も次々に変わっていきます。ドラスティックに変わることはあまりありませんが、今はやっている方法論もあまり信じ切っていると、裏目に出る場合もありますので、ほどほどに考えてバランスよく行きましょう。

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