昨今のマインドフルネスブームで再び脚光を浴びている瞑想。
今回は瞑想が心疾患予防に繋がる可能性をお伝えしていきます。
瞑想が心疾患の予防になるかも
最近は「瞑想」がブームのようで、マインドフルネスのようにシステマティックに書籍で勉強することもできるようになってきましたが、もともと人間が長い間習慣的に行ってきたことで、最近漸く医学的に研究がされる機会が増えてきたということだと思います。
瞑想が心臓血管障害の予防につながるのは、感覚的には瞑想をすることでバタバタした生活から解放される時間が減るから、自然と普段の生活もゆったりとなる。結果的に心臓に負担がかかる時間が必然的に減ってくるのだと思います。

心血管の専門でないので確実なことは言えないのですが、個人的な意見を言うと「休まる時間がないと、多心臓に血液供給している冠状動脈に負担が掛かり続ける、もしも冠状動脈が動脈硬化なら、送り込まれる血液がより一層不足になるから。」だと考えました。
わたしも意識して瞑想の時間を取るようになってきては居ますが、たまに参加させてもらうヨガの瞑想会のあとは、やはりかなりゆっくり生きられます。
以下引用
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米国人の8%が何等かの瞑想を行っている
AHAのプレスリリースによると、瞑想が健康に好影響を与えることが、多くの研究で示唆されているという。また、米国人の約8%がなんらかの瞑想を行っており、心血管疾患患者の17%が瞑想の効果を検証することを目的とした臨床試験への参加に興味を示しているとの調査報告もあるという。
瞑想にはさまざまな種類があるが、今回のレビューでは座禅やマインドフルネス、ラージャヨーガ、サマタ、ヴィパッサナーなどの米国で一般的な座ったまま行う瞑想に関する研究論文を対象とした。その結果、瞑想によってストレスや不安、抑うつのレベルが低下し、睡眠の質や全般的な健康状態が向上する可能性があることが分かった。十分なエビデンスレベルではないが、瞑想は血圧値の低下や禁煙成功率の向上、心筋梗塞リスクの低下にも寄与する可能性が示されているが、実施された研究が少ないため十分なエビデンスではない。
米国心臓協会は「心疾患リスクの低減では脂質値や血圧値の上昇に対する確立された治療と生活習慣の是正を主軸とすべきだが、これらに加えて瞑想を取り入れることもリスク低減に役立つ可能性がある。ただし、瞑想によるベネフィットが確実にあるかどうかは現時点では不明であり、従来の治療に代わるものではないことを認識しておく必要がある」との見解を示している。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28963100
座り方は気にしなくていい

私がお世話になっている先生の瞑想会では「楽な姿勢で座ってください、壁にもたれていても構わないです」とご指導いただきます。
ご自身が楽に座っていられる姿勢、途中で格好を変えても構わないので、座って瞑目する時間を生活の中に取り入れていきましょう。
それ自体がご自身の疾患予防、ストレス対策にもつながりますし、ひいてはひっ迫する国の医療費を削減する方向に進められるということなのですから。