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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

    大量飲酒は骨格筋量を減らす?

    大量飲酒と筋肉量低下の関係を示すイラスト。ビールや日本酒と、しぼんだ筋肉のイラストが描かれている。

    老年期の筋肉量の重要性が説かれて久しい。私も50代になり筋力の衰えを感じてジム通いを初めています。今回ご紹介する研究は、大量の飲酒は中年や老年初期の筋肉量減少のリスクを高める可能性があることを指摘しています。

    目次

    中程度のアルコール量で筋量最大

    対象がイギリス人の研究ですから、まるまる日本人当てはまるわけではありませんが一般的に日本人の方がアルコール耐性が英国人の比較して低いですから、より厳しい評価になると思います。

    対象は19万6,561人の参加者(37〜73歳、男性) 8万8,116人、女性10万8,445人)にアルコール摂取量と筋肉量の関連を調査。

    4年後の追跡時に再測定。

    その結果、骨格筋量と除脂肪量(Fat Free Mass=FFM=体重ー体脂肪量※)の割合は、中程度の量のアルコール摂取で最大になりました。つまり中程度のアルコールで筋肉量は最大になったと。
    ※体重から体脂肪量を差し引いたものに含まれるものは、骨格筋、骨、水分、結合組織など

    横断的、縦断的で矛盾すル結果

    この研究を理解するポイントは矛盾する点があり、一概に言い切れないという部分です。

    横断データ(研究時点では) → 飲酒量が多いほど筋肉量が低い(FFM・ALM/BMIが減る)

    縦断データ (時系列でみると)→ 飲酒量が多くても4年間で筋肉量が減るとは言えなかった

    この点を抑えた上で、横断データからみる可能性を解説します。

    缶ビール1本でも筋量減る可能性

    では中程度とはどれくらいか。

    男性:それぞれ6.8g/日 つまりビールだと170ml 以上だと筋量減る傾向

    女性:それぞれ14.7g/日 ビール1缶 以上だと筋量減る傾向

    ちなみに350ml缶のビールではアルコール量14g。飲酒者にとっては「それは中程度ではないだろう!!」という数値です。

    この研究では、これ以上のアルコール摂取量だと量に応じて筋肉が少ない方が多い。

    低下幅が一番大きい飲酒量

    非飲酒者と比較した場合、

    男性では48g/日の摂取量で骨格筋量が0.23〜3.64%低下し、女性では80g/日の摂取量で0.57〜6.10%筋肉量は低下。

    ちなみに500mlのアルコール4本で約80gのアルコールで、2本で40gだそうなので、男性なら2本くら飲む方も少なくはないのではないのでしょうか

    男性では48g/日で筋肉量の低下幅が最大となり、それ以上飲んでも低下幅はそれ以上大きくはなりません。しかし100g/日でも非飲酒者より筋肉量は明らかに低く、健康的とは言えません。

    言い切れないが意識はする

    4年追跡後に飲酒者がさらに筋量を減らしたわけではないので、明確な因果関係がを見つけたわけではないが、確実に関連があるだろうと研究者は述べています。中高年期では大量の飲酒を避ける必要がある理由が多々あると言えます。

    私自身は40代でお酒を飲まなくなりました。50代で筋トレを始めていますが、もともと筋量が多くはないので、フレイル予防程度に励んでいます。

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