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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

人生初のぎっくり腰を経験

47歳カイロプラクター人生初の「ぎっくり腰」を経験しました。

去る4月 17日の日曜日に人生初のぎっくり腰になりました。

原因はマラソンのストライドを伸ばすための、「プライオメトリック運動」。

ジャンプしたりスキップしたりして跳躍力を上げる運動です。

具体的には、膝上げジャンプをして可能な限りソフトな着地を試みる動きをしたときに、着地で腰が「プチっ」と鳴りました。腰背部への過剰な力学的負荷によって、組織に疲労や微細損傷が起きたパターンです。

自分の運動経験上「軽い肉離れが腰の深部筋で起きたな」 と感じました。

その時はさほど痛くはないものの、印象的に「ヤバいな~これは」という感触。

目次

ぎっくり腰は2日目が一番痛い

日曜日の朝であったものの、10時からは普段通りお店を営業しなくてはならなかったので、鎮痛薬(カロナール)を飲んで普段通り仕事をしてました。

12年間カイロプラクティックの臨床してきて何百人というぎっくり腰患者を診てきたものの、いざ痛みが徐々に増してくると不安がよぎり始めました。

「もしかしたらこれはヘルニアの髄核が飛び出た音?」

「もしかして脊椎すべり症になったの?」

とか、痛みの強さに比例して不安も増してきて一瞬ですが

「画像診断してもらったほうがいいかな?」とビビったものの、開業して12年、日々皆様に画像診断の無意味さを説明してきたので、その語った言葉に自分自身救われました。

統計情報に基づいた腰痛診療ガイドラインに沿った内容を何百回と語ってきたので、自分自身でその言葉を信じようという気になれました。

「2日目が一番痛いけれど、日常通りの生活の生活を続けたほうが回復が速いです」

ただ月曜日の朝方はとても痛かった!

寝返りをうつのに2時間

ただ実際、 寝返りを打つのに2時間かかるような痛みですと不安にもなるものです。

もう少しギックリ腰の患者さんに優しくしないと駄目だな~と実感。

言われている通り、腰痛発症2日目が一番きつく患者さんが仰っていることを体感的に理解できました。

「あまりにも痛みが強いときは、仙骨が1mm動いただけで痛い」

ですから、上向きで立膝をして体を横に倒せない!という経験をさせて頂きました。

実際には動作時痛=動いたときに痛い= mechanical ペイントいって、 動いたときに痛いのですが、まさか仙骨が1mmよじっただけで「動作時痛」になるとは思ってもみなかったです。

歩くのも大変な患者さんホントごめんなさい。

この動きをすれば大丈夫!という動きをお伝えしていましたが、中には「どうにもこうにも痛い」という患者さんも今まで数名いらして、やっと理解できました。

あれくらい痛い時はホント何やっても痛い!

ということで、その点はその後のカイロプラクティック臨床に大いに活かしてまいります。

起き上がる時が一番痛い

ということで2日目も予約がありましたので、日常通りカイロプラクティックの臨床を行いました。

そして気付いたのですが、

「寝転んで起き上がる時が一番痛い」

つまり一旦立ち上がってしまえば何とか過ごせる です。

だけど同時に臨床家として考えたのは

これくらい起あがるのがツライと、腰が壊れていると考える方も多いだろうし、ある程度痛みが減ってくるまで寝ていたほうが良いだろうと考えるだろうな…」 と

ですから、一般的には情報を集めれば「骨盤がヅレている」「ヘルニア」なんてキーワードがいっぱいあるし、一旦レントゲンでも撮ってもらおうかしら と思う気持ちも分かりました。

ガイドラインを信じて日常生活維持

実際にはガイドラインにしたがえば1か月かかって完治していくということなので、ガイドラインを信じました。

そして普段どおりの生活を維持し、日曜日だったので手元にロキソニンがなかったので、 カロナール、次の日はロキソニンを買い(時に自己判断で併用し)仕事を続けました。

水曜日は久しぶりの休みだったのでほぼ1日寝てましたけども、痛みで眠っていたっていうよりは、体の疲れを取るために横になっていた何ヶ月かぶりでした。

試しに5日目には軽いジョギング

普段の朝のランニングは控えて、 結果的に整形外科には勿論行かずに 、発症5日目朝はランニング5 km 走りました。もちろん軽いジョグですけれども。

朝の起き掛けの痛みの程度としては、 4/10ぐらい。

木曜日の朝はジョギング2.5km。

当然軽いジョグなので腰の負担かからないですし。

この段階でダッシュするのは「まだ 良くないなって」いう体の感覚はあります。

もちろん走らないっていう方法もありますけれども、日常走ってる人からすると1週間2週間3週間と走らないと、逆に脚力の衰えが心配になるので、ランナーの方の参考になればと思います。

その後は日々行っていた5kmのジョグを無理なくつづけました。

唯一注意した「重いものを持ち上げない」

とある腰痛研究では「3週間は重いものを持ち上げない」というものがあります。

治りかけの時に再発する唯一の要因だからです。

その1点は注意して過ごしました。

いい加減 テキトー に生きよう

今回のぎっくり腰で一番の気づきは「もっと適当に生きよう」ということです。

じつはこのぎっくり腰の1週間前に、これまた人生初の「帯状疱疹」に罹患しておりまして、ちょっとマラソン練習を無理しすぎてたかなあ~ なんて思っていたのですが、このぎっくり腰ではっきり突き付けられました。

ストレス

当ブログ、ホームページでも再三伝えている、ぎっくり腰の背景にあるストレス。

とある北欧の腰痛研究にもあるように、ぎっくり腰になる時の3大社会心理要因

  1. 結婚生活
  2. 仕事にやりがいが無い時
  3. 最近面白いことが無い時(抑うつ)

1.2ですかねえ。仕事は楽しいですが、時代背景もあるのか、一生懸命やってきても大してお金にならない仕事だと実感しています。

もっと肩の力を抜いてテキトーに生きてみよう、なんでもかんでもキッチリやらなければならない!と意気込んでおりましたが、いい意味で「もっといい加減でいいんじゃない?」と思えたのです。

という方向性に落ち着きました。

それで図書館で高田純次さんの本を借りてきて読んだり、テキトーな人の生き方を参考にして見習おう!という気持ちになれたのは、あのぎっくり腰のお蔭です。

5月11日には30㌔レース

ということでいろいろな事を良い意味で「適当に」「いい加減に」してみようと生きています。

もともと予定していた発症後約3週間後の「30kmマラソン」

サブ3.5を目指す練習をやっていたので、今回の目標はキロ5分でどこまで押せるか!

できれば30㌔まで行ければという思いで走ったのですが、結果は20kmまで…

いやあ、本当に難しい。

最後の1周は棄権

3キロの周回コースだったのですが、いつもの悪い癖で「前半突っ込み過ぎ」。

記録を見ても判るとおり、最後はバテバテで無理をすれば3㌔くらいは何とかなったのですが、友達も待っていて、実は30㌔の部は私一人の参加。

暑いし、マラソンを企画しているスタッフもなるべく早く帰りたいだろうし、悩んだけど、「も いっかなッ」 という選択だな「てきとーでいいや」と棄権を選びました。

マラソンというシーンで「あ~暑い、やめやめ」という選択でできたのは、テキトー人生においてはなかなかいいんじゃない?と しょうもない事で悦に浸った1日でありました。

とうことで、本当は1週間目くらいで脊椎マニピュレーションを受けようかなあと思いつつ、何も治療は受けませんでした。

マラソンを走った後、負担がかかった分、ちょっと腰痛い?くらいの筋肉痛はありましたが、いまのところ何の問題なく過ごせています。

追記:その後

マラソン大会に出られるくらいだったので、日常生活には問題なく生活していたものの、少し右腰の引っかかりが気になっていたので、1か月経過した時点で脊椎マニピュレーションを受けました。

痛んでいたところの引っかかりが減って、日常生活でも全く問題なく過ごせています。

強いて言えばランニングで20㌔以上走ったあと、疲労を感じやすい部分の一部に右の仙腸関節(こわばりがあった部分)も上がるようになったことです。ただし個人的には気にならない範疇のものです。

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