MENU
伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

笑い+運動が高齢者に効果的

わらうサングラスの高齢女性

なんだかんだで長生きすることは、人類共通の憧れの一つです。また単に長生きするだけでなく、健康寿命を長くして動ける状態でエイジングはしていきたいものです。

みなさんの健康志向も後押しして、さまざまな方法が統計的に明らかにされてきました。この記事は2017年に書かれたものですが、たまたま2026年の朝にスマートホンでニュースを読んでいたら、笑うことが一番の長生きの秘訣だという情報が疫学で分かったという記事に出会いました。

当院のYouTubeでも笑いに関する研究がありましたので、冒頭に張り付けました。これは笑わない人と、笑う人で要介護リスクが違う、という内容です。健康寿命を高める為に「笑う」のが科学的に有効だと言い切れるわけです。

目次

笑って+動く

人間は動物である以上、動くことがとにかく大切です。

運動療法って特別な感じがするけれど、日々運動する時間をつくっていくことが、さまざまな疾患から立ち直り、予防をすることには高いレベルのエビデンスがあります。

そして動物の中でも人間にしかない「笑うこと」ですが、この笑いと運動を融合させたプログラムがアメリカで試みられ、医学的に真面目に研究をされているようです。

この取り敢えずやってしまえ!という所がアメリカの凄い所だと私は思います。

以前から笑うこと自体が健康に有益であることが様々な研究で証明されています。ラフータ・ヨーガなんかに興味があります。どれくらいの効果があるんでしょうか。

笑う子供たち
大切な笑い(イメージ)

将来的にはこれも有望な方法論ですね。さてどのような試みで、どのような結果がでたのか見ていきましょう。

研究内容

■ 笑いをベースにした運動プログラムの効果

筋力やバランス、柔軟性の強化をターゲットにした身体活動プログラムに笑いを組み合わせることによって、高齢者の精神衛生や有酸素性持久力、運動に対する自信などを高られる、というジョージア州立大学の研究者らによる報告。

介護付きケアホームなどで生活している高齢者が中強度のグループ運動に参加し、プログラム中に楽しい笑いを導く様な活動を筋力・バランス・柔軟性のトレーニングと組み合わせて行った。

さらに笑いの様式としては、自然な笑いと、わざと笑うことを組み合わせた。

意図的な笑いを引きおこす技術は、身体がその笑いが自然な笑いなのかわざと笑っているのかを区別することができないという知見に基づいて行われている。(ここ重要)

6週間、被験者は週あたり2回、45分間の身体活動セッションに参加した。それぞれのセッションには10回の笑いをシミュレーションした活動がそれぞれ30~60秒間含まれていた。笑いの運動は2~4種類の筋力トレーニング、柔軟性、バランストレーニングのルーティーンの後に行われた。

結果:被験者の精神衛生面での健康や有酸素性持久力、自覚的な運動による利益感などが改善を確認。
プログラムの満足度について質問された場合には、96.2%が笑いのプログラムが従来型の運動に加えて行うのに有益で楽しいものであると回答し、88.9%が笑いによって運動に参加しやすくなり、また同じく88.9%がこのプログラムがその他の運動プログラムや活動への参加動機を高めていると回答。

笑いそのものが筋力強化やリラックス作用をもたらすことが科学的に知られていることから、笑い運動は本運動の準備段階のウォームアップとして、あるいはクールダウンとして回復にも役に立っていたようです。

品川区も2025年から「品川シティーラン」という区民参加のマラソン大会を開催するようになりました。妻が参加したので応援にいったのですが、近所に在住の「安田大サーカスの団長」がゲストで走ってくださっていました。

ファンサービスでラン後にパフォーマンスをしてくださっていたようで、にこやかな雰囲気にしてくれていました。この論文でいえば、クールダウンにもなっているんですね。

吉本興業さんも、いろいろなイベントで身体を動かすことと組み合わせるとエクササイズ人口が増えるキッカケになるのかもしれません。

病気になる前に

カイロプラクティックは健康科学です。筋骨格系問題をケアするのですが、広い範疇では予防医学に入ります。

しかしカイロプラクティックマニピュレーションだけでは、病気の予防にならないことが統計的に解っています。

身体の痛みが減り、動きやすい状態を獲得したら定期的な運動を行うように促します。

動機付けを維持するのは、多くの高齢者にとっては困難なことも事実。若い方でも運動習慣がなければ困難です。

笑いを運動の動機付けに

米国厚生省の2008年の推奨基準では、成人は週あたり5回、1回あたり最低30分の身体活動を健康維持を達成するためには行うべきであるとしている。

これは実際、とても多いし「へ?そんなに動く必要があるの?」というリアクションがとても多いです。

ドクロと対面する西洋人の絵
病気になる前に何ができるか?

これら身体活動による健康効果は死亡リスクを低下させるだけでなく心疾患や高血圧、脳卒中や2型糖尿病、メタボリックシンドロームや骨粗しょう症、直腸結腸がん、乳がんや不安感・うつ傾向などの慢性的症状リスクを低下させることにも繋がる。

定期的な身体運動はさらに中年期における有酸素性持久力の低下による影響、転倒予防や筋量や筋力の減少などを防ぐ効果も期待出来る。これらの利益は高齢成人が毎日の生活の質を維持し高めてく上では必要不可欠なものです。

いま世間的に通院されている方の通院理由の多くが運動で回避できます。

運動と笑いの組み合わせは高齢成人が運動をはじめ、また運動を継続する上で大いに有益性が期待できと研究者は指摘

高齢者に対して運動にポジティヴなイメージを抱いてもらうために、意図的な笑いを組み合わせることで運動が楽しいことを演出している。

意図的な笑いはおそらく、機能的制限や認知的減退のある高齢成人が健康効果を得られるレベルの身体活動を充足する上で理想的な手法であろう。

被験者は単純に運動開始前に笑い始めれば良いというだけのものだから。認知的な『笑いの原因を求める』必要もない。

単純に笑えば良いだけだからだ。ジョークは不要である。現在のところ、笑いがもたらす効果、その作用機序や背景について根拠を確定する上でさらなる精査が行われる必要があり、さらなる健康効果も期待出来る可能性がある。

いいですねえ… この文章をお読みになっている方の中にも笑いの医学的な見地がある方もおられるとおもいます。

カイロプラクティックの臨床をやっていても「痛くても笑顔であったり冗談が通じる方」。はたまた「随分痛みが軽減しているのにブスッとしている方」もおられます。こういう方は何をやっても痛いということが往々にしてあります。

昔、マック赤坂さんが選挙放送で「スマイルセラピー」を実践しておられました。思わず笑ってしまう、ヤバい方です。

とても理にかなっている方法です。当時は先進的すぎて世間受けしなかったのですが、時代が追い付けば日の目を浴びる日がくるでしょう。

もしマックさんが東京都知事だったら、今より笑顔の多い東京になっていた可能性が高いです。

これは神経生理学で言えば、脳内の線条体、視床下部、帯状回、前頭前野などが関連する内側前脳快感回路と言われるエンドルフィンを放出する神経系が活性化することです。

笑顔には、それらを活性化させる力があるようです。

笑いが医学になる日も近い!?

あくまでも理想論ですが、ムッツリしている患者さんよりも症状はあっても明るい患者さんのほうがケアする側も前向きになれます。

恐らくお医者さまや看護、介護の世界でも同じことが言えるでしょう。これはケアする業界の方は、身に染みて判っていますが、笑いがないクライアントさんには、とってもとってもエネルギーを使います。

終末期医療もそうでしょうが、なんらかの形で安らかに旅立てるように、微笑みになれるような環境づくりは大切だと思います。

笑いで治癒力が上がる

以前筑波大のだったとおもうのですが、同じような研究を行っていたと思います。その時はナチュラルキラー細胞が(笑)によって増えるという研究だったと思います。

昔から研究はされていてノーマンカズンズ著、「笑いと治癒力」を読んだ覚えがあります。(詳しい内容は忘れましたが何しろ笑いは治癒力を上げるそうです)

私は読後からカイロプラクティックの臨床中も、遠慮なく笑える空気を作ってきたつもりです。しかし、中には冗談のつもりが、笑いにつながらず、キツイ状態になることもあります。

この笑いについては、関東圏と関西圏でも違いますが、今後の研究のひとつにはしていきたい題材です。

医学の中心は笑い?

人間だけが持つ笑いという行動、今笑いを真面目に研究している近畿大、吉本興業の報告。

以下引用抜粋

近畿大や吉本興業などは15日、「笑い」が健康に与える影響を医学的に検証する共同研究を始めたと発表

被験者にお笑い芸人の舞台を観賞してもらい、ストレス解消などの効果を調べる。得られたデータは将来的に患者の治療に活用することを目指す。

当面は大阪市中央区の劇場「なんばグランド花月」で健常な男女22人の心拍数や呼吸、顔の表情などのデータを定期的に集め、笑っているときの身体的変化や特徴を確認する。

お笑い観賞者に血液検査を行い、免疫力向上の効果などがあるかも調べる予定。2018年10月からは研究の対象を近畿大病院の精神疾患患者に移す。会場に足を運ぶことが難しい場合、吉本興業の芸人が出向いたり、舞台の映像を見てもらったりする。

的に検証 近畿大や吉本興業、2017年2月16日 (木)配信共同通信社

さすが吉本興業。素晴らしい研究ですね。社会貢献の寄与度は非常に高いです。お笑い自体を低俗に捉えている方も中にはいらっしゃるけれど、医学的にみてもかなり重要なファクターですよね。私のお話が煩いという方もいれば、笑ってくださる方もいらっしゃる。

疫学が示す、病気になりにくい人は笑っている

お薬や運動よりも効果的である可能性が高いです。今朝たまたまWEBニュースを読んでいたら見つけた記事です。

書籍の抜粋ですが、日本での疫学調査で解かったことは、笑っている人が一番病気になりにくいらしい。

それにしても吉本興業はアグレッシブな研究をしていますねえ。おもしろい。

今朝目を通した記事です。

笑い を保険適応にすれば?

医学的な研究を基に、予防医学的なことを言及すると攻撃してくる方がいますが、暇な方は相手にしません。例えばヨーロッパでは美術館の入館が保険適応になったりします。

予防医学を国レベルで論じるなら、運動療法とオプションで笑いも保険適応にしたらいいんじゃないですか?吉本興業さんも国家イベントに食い込んでいる事だし。

そうすると芸人さんいとってはかなり鍛えられる環境に身を置くことになります。普段笑っていない方を相手に仕事するわけです。そうると、その光景を傍から見ていると、とてもシュールで笑えるかもしれません。

ただ笑う側も笑わせてもらう、などという評価する立場でいると難しい人になっちゃいます。

ラフータヨーガのように能動的に笑いに行く。笑う筋肉と神経系を育てていく姿勢でないとムスッとした時間が多いでしょうから、積極的に笑いにいきましょう。そのような意味でマックさんのスマイルセラピーは科学的根拠に則っています。

スマイル党ってまだあるのかなあ…

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次