手術は専門ではないので、現場の声ではなく、統計の情報をお伝えしています。
さまざまな手術経験者の声を聞くと、想像以上にメスを入れる行為の身体ダメージは大きいようです。
私自身は2026年初めて大腸ポリープ(1~2mm)を摘出しましたが、専門医の言う通り1週間くらいは、なんとなくお腹がコロコロしていました。
また小学生の時に手の甲側の小指と薬指の間にできた、疣(イボ)を整形外科で切ってもらったのですが、その後に少しだけ機能低下が残っています。
さて本題です。
腰椎手術後の脚症状への電気刺激
腰椎手術後の脚の症状(慢性神経根痛患者50例)を対象に、バースト刺激(電気刺激を脊髄に送出する)による脊髄刺激療法が腰痛関連の不具合を減らすか? という研究。
クロスオーバー無作為化試験(だれが何の研究をしているか判らない状態で比較するので精度が高い)で検討。
比較研究
3カ月間のバースト刺激2回と3カ月間のプラセボ刺激2回を無作為化され実施。
主要評価項目は自己報告のOswestry Disability Indexスコア(ODI)の試験前からの変化量の差とした。
これwebから引っ張て来た英語版のODIですが、例えば質問1は、「痛み止め薬なしに耐えられない」というような約60問の質問で、プラセボなんちゃって刺激とバースト刺激はスコア上で差が無いそうです。

試験前のODIスコア平均値は44.7点、ODIスコア平均変化量はバースト刺激期間が-10.6点、プラセボ刺激期間が-9.3点。
副次評価項目(下肢および背部痛、生活の質、身体活動量、有害事象)にも有意差は無かったとか。
その後調べてみると、機能的回復は見受けられない、痛みの強さ自体は変わりないが、情動的痛み(affective pain)や他の刺激法よりピリピリ感が施術中すくない、神経障害性疼痛に方には効果的となっている。
なので大きな期待はしないほうが良さそうだが、特に「情緒的な痛み」つまり痛みそのものだけじゃなく、“痛みによって心がしんどくなる部分”は軽減されるので、気持ちが楽になる刺激だと考えておくといいかもしれません。
一番は、財源もどんどん厳しくなってきているので、手術の選択になる前に運動をしてベースの健康を高めていく意識を持ちましょう。
CBT(認知行動療法)でもは術後の情緒的痛みに効果がある
脊髄損傷や慢性痛領域では、認知行動療法が
- 痛みの受け止め方
- 不安
- 破局的思考
- 生活の質
を改善することが多くの研究で示されている。 (例:脊髄損傷患者の心理症状レビュー)
ただし2026年現在、CBTと脊髄バースト刺激の術後比較試験は存在していないようです。もし高額な機械を使用しなくても同等の効果が望めるのなら、人間的なコミュニケーションで脳を刺激する認知行動療法を私は勧めます。
引用論文











