私は以前ヘビースモーカーで相当身体にダメージを受けていました。もう20年以上前になりますが喫煙習慣を絶つのは簡単ではないのは身をもって解かっているつもりです。
当時私はたばこを辞めたいと思っていたわけですが、ついつい吸いたくなる、吸う、後悔するというのが嗜好品の特徴。
何度か禁煙にトライしたものの、お酒の席ではついついタバコに手が伸びてしまう。意志の力が及ばない領域である気がしていました。
あの吸った時の身体の反応と、口の中のヤニの味。苦いものです。思い出すだけで気分が落ち込むものだけど、ごくたまに美味しそうだとも思う不思議な嗜好品です。

禁煙は抗うつ薬療法と同等の効果
2014年2月13日に掲載された論文です。ヤフーのニュースにもなっていたのでご存じの方も多いとおもいます。
うつ状態で喫煙されている方は、抗うつ薬を利用する前に「禁煙」をしましょう。私も喫煙を始めてから人生が落ち込んでいった経験者です。
禁煙とともに人生が動き始めました。前向きに一歩ずつなってきます。
【内容】
禁煙は不安やうつ症状を軽減し、精神的QOLやポジティブ感情を向上する効果があり、その効果量は抗うつ薬療法と同等以上であることが判明。【結果】
不安、うつ症状、混合性不安抑うつ、ストレスについては、禁煙者は喫煙継続者に比べ、有意に症状が軽減。
標準化平均差は、不安が-0.3、うつ症状が-0.25、混合性不安抑うつが-0.31、ストレスが-0.27だった。精神的QOLとポジティブ感情についても、禁煙者が喫煙継続者に比べて有意に向上。
英国・バーミンガム大学のGemma Taylor氏
精神的QOLが+0.22、ポジティブ感情が+0.40だった。
メタアナリシスとシステマティックレビューですから過去の論文を洗いざらい調べて出した結論、つまり超1級の研究です。
私も煙草を吸っていたころは、吸うたびに自己嫌悪になり、前向きになれませんでした。あの変な唾がでる味、気持ち悪さ、煙でむせる、喉が焼ける感覚など「なんでこんなに嫌なのに吸ってしまうんだろう」と自分を責めていました。
たばこを辞めるだけで、ストレスも不安も減る
辞めた人は解っている、タバコは勇気と希望の象徴ではないことを… アレンカーの禁煙セラピーを読むとよくわかりますが、吸えば吸うほどほど不安になりますし、ストレスなんです。
死亡率は2倍以上
全死亡率は、 非喫煙群と比較して男性が2.21倍、 女性が2.61倍。 また、平均寿命は非喫煙群と比較し て、約10年(男性8年、女性10年)短かった。
日本でのタバコ研究でもやはり寿命が10年縮まるとのこと。
日本人も他国と同様、若いうちから喫煙を始めて、継続している人は寿命が10年程度縮まることが明らかになった。 1963~1992年の間に喫煙習慣に関するデータが得られた。
男性2万7,311人
女性4万662人
非喫煙群、喫煙歴あり(現在非喫煙)群、喫煙継続群での全死亡率が主要アウトカム。
日本でのタバコ研究でもやはり寿命が10年縮まるとのこと。「太く短く」という方以外は避けたいものです。ゆとり世代以降は、さほど喫煙に興味はないでしょうが、迷った時は吸わない方が賢明です。
35歳まで、45歳までに禁煙を
35歳より前に禁煙した群は、喫煙継続による死亡リスク上昇のほぼ全てを回避できた。 45歳より前に禁煙した群は、喫煙継続による死亡リスク上昇の多くを回避できた。長生きしてもいいことは無いよと良く効きますが、長生きもするもんだねともいいますからご参考にしてください。
10代での電子たばこ経験で成人期の毎日喫煙リスクが3倍
アメリカでの研究になりますが、電子タバコにも注意が必要との研究です。
12-24歳の参加者を対象に、紙巻きたばこ毎日喫煙者の予測因子を特定したところ、電子たばこの使用が使用経験なしに比べて、後に紙巻きたばこの毎日喫煙者となるリスクが3倍高かった。
初回たばこ喫煙年齢が18歳以降だと、紙巻きたばこの毎日喫煙者となるリスクが6%ポイント低かったそうです。
たばこも最近ではあまり映画などで見かけませんが、それでも時より映像を見かけます。電子タバコだと身体に「悪くない」という主張がありますが、私は無理があると思います。
不自然な水蒸気を吸い込む為に肺は存在していません。私は吸ったことないけど、いいわけない。
タバコ会社もなんとかやっていかなければなりませんので、さまざまな戦略をたててきます。これも資本主義経済社会の性ですので悪く思ってはいけません。
自ら意識して回避するより他ありません。
2023年追記:その後の研究でもどんどん電子タバコの危険性が指摘されています。
もし近くに若者で電子タバコをやろう考えている方がいたら、是非止めてあげてください。










