現代社会の生活スタイルは不安やストレスが付きまといます。私自身もカイロプラクティック治療院を開業当初、とても不安な日々を過ごしていました。
そんなある日、認知行動療法を腰痛患者さんの痛みコントロールのために研修に行き始め、自分で認知行動療法を数か月間行ってみて判ったことがあります。
「治療院が暇だから不安」なのではなく、「身体を動かしていないから不安」という事実。
これは私にとってはとても意外でしたが、後々にさまざまなエビデンスやガイドラインを読むにつれて「わたしだけでなく、皆さんそうなんだ」という理解になりました。
さて
「Medicine and Science in Sports and Exercise」に米メリーランド大学公衆衛生学部助教授のJ. Carson Smith氏は、「運動が気分を向上させることはよく知られているが、感情への影響や、日常のストレスに耐えるうえでもよい効果がある」との報告をした。
日常的な運動が『抗不安薬』そのもの
最近は筋トレも取り入れていますが、以前はマラソン練習を良くしていました。4度のフルマラソンで記録を狙っていたので、日々早朝のランニングは欠かせませんでしたので、一定の気分の高揚感の中で生活していました。
ここ1年はWHOのガイドラインに沿った運動を心がけるようにしていて、トレッドミルを20分を2回ほど室内でしています。この有酸素運動量だと脚に疲労の蓄積はありません。そして不安感も少ないと実感しています。

中等度のサイクリングでテスト
【研究方法】健康な大学生に、30分間の安静と、30分間中等度のサイクリングをさせ、不安レベルに及ぼす効果を調べた。
不安レベルは、運動/安静の30分前、および15分後に測定された。
感情の研究に用いられるデータベース「国際情動写真システム(IAPS)」の90枚の刺激的な写真を20分間見せた後でも測定。被験者は全員、安静と運動の両方のテストを受けた。
【結果】運動および安静の両方が被験者の不安を和らげたが、IAPSの写真を見た後では、運動をした被験者の不安レベルは低く維持されていた。この知見は、日々のストレスや不安の管理に役立つことを示している。
なおこの研究では、運動とストレスおよび不安のレベル低下との関連が示されたが、因果関係は証明されていない。
後の研究で明らかになってきたのは、筋肉が放出するマイオカインというホルモンが気分の向上に役立つといいます。
わたしが軽い筋トレのファンクショナルトレーニングを行っているのは、筋トレ中から気分が高揚してくるからというのもあります。目的はフレイル予防ですが、手段の中に快楽を発見した感じです。
インターバル時の快感
今は筋トレと筋トレの間のインターバル時間に若者が、ベンチに腰掛けて気持ち良さそうに3分待っている気持ちがわかります。あれ快感ですもの。
じわっと血流があがり、冬でもぽかぽかして高揚感がある。ほくほくしているし思考も冴えています。全能感というか。
これを読んで運動してみて調子が良くなってきたらメモを取っておくと良いですよ。認知行動療法では毎日毎時間メモを取ります。
2週間ほど続けていると、どんな時に不安で、どんな時調子がよいのかが自分の頭で合点がいく協力なサポートになります。これも理解した時に「わかったー」という数式を解いた時のような快感があります。










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