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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

    欧州の腰痛ガイドラインに準ずる理由

    カイロプラクティックそのまんまサンシャインでは、2010年の開業以来、欧州の腰痛ガイドラインを参考にしてカイロプラクティック・ケアを提供してきました。

    世界で最初に慢性腰痛に対するガイドラインを出したことで有名です。その後もさまざまな国や団体から腰痛診療ガイドラインが出されていますが、大まかな方向性は同じですから欧州のガイドラインを参考にし続けています。

    目次

    実際、欧米の腰痛ガイドラインは優れている

    なぜ日本のガイドラインを参考にしないかと言えば、日本の腰痛診療ガイドラインはカイロプラクティックが紹介されていません。これは作成時に保険適応の方法でしか検討されていないからです。

    私の生業はカイロプラクティックですので、カイロプラクティックを慢性腰痛の有効なケア方法だと紹介しているヨーロッパガイドラインを参考にするのは自然なながれですし、ヨーロッパガイドラインにできるだけ沿った内容の対応をしている理由は、かなり優れた内容だからです。

    とくに解りやすい冊子のBack bookを当院では使用しています。欧米の方にも理解されやすいですよ。

    イギリスのバックブック
    英国のBack book

    腰痛は医療費の高騰を招く大きな要因です。日本でもNo.1の主訴だと言われています。

    科学的に有効であることが証明されている内容ということは、患者さんにとって一番お金が掛からないということですし、患者さんの一生を見ても一番得策なのです。

    世界中で腰痛問題は起きていましたし、いまも最大の問題です。簡単に解決していかないのは痛みがさまざまな社会問題、心理的問題などと複雑に絡み合っているからです。

    赤旗を持っている人形
    ガイドラインは優れている

    1998年度のアメリカ公的医療補償支出調査によると、総医療費8.6兆円のうち、腰痛の直接医療費は約1/4の2.3兆円にもなる。

    腰痛は日本人の自覚症状の第一位であり、統計開始から24年間で57%増加

    (Luo X. et al, Spine ,2004) (厚生労働省, 国民生活基礎調査, 2010) 

    当院はカイロプラクティックという立場で公的な保険は関係ないのですが、患者さん個々においても大きなメリットがあると確信しています。例えば初診の腰痛ケアを1時間かけて行う、など現行の日本の医療制度では不可能な対応となります。

    ガイドランに沿っていないカイロプラクティックですと、もしかすると「骨盤のズレ」という説明を受けるかもしれません。この印象操作は患者さんの生涯でとても損失が出る可能性がある説明です。

    初めての腰痛の人は特に必要

    ながらくカイロの臨床をしていますと、いろいろな腰痛患者、腰痛難民に出合います。

    初診で手術などを示唆された人、実際に手術をした方などは問診や施術中の会話からも精神的に創造的、建設的な状態ではない方が多いと感じられます。腰痛=恐怖という自動思考が出来上がっているのが見て取れます。ですから最初の腰痛でどんな説明を受けるかが、その後の人生に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。

    腰痛患者520名を対象にした調査だと、腰痛診療ガイドラインに従った治療群と従来の治療群の治癒率、再発率、満足度、医療費を1年間追跡して比較した研究によると、従来の治療群よりガイドライン群の方がすべての面でかなり優れていることが判明。

    腰痛で長期欠勤している腰痛患者975名を3年間追跡したRCTによると、200日後の復職率は教育プログラム(従来の常識はすべて忘れて怖がるなという指導)群が70%だったのに対して、従来の標準治療群は40%のみ回復した。

    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=mcguirk%20b%202001%202615-22 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=indahl%20a%201995%20473-7 

    再発防止までを網羅した腰痛ガイドライン

    実際に臨床で使用していみると実感できるのですが、優れています。丁寧に対応すればするほどDr.の負担は増えますが患者さんの今後を考えると手が抜けないですね。真面目な先生にはお勧めです。

    過去の考えに固執している方には教育が必要

    どうしても背骨がズレて、歪んで、腰が壊れている、などの考えに固執したい方もおられます。少しずつ修正したいところですが、慌てて過去の考えを否定するとお話を聞いてもらえません。

    カイロプラクティック臨床の実際には、腰痛罹患期間が長いほど、この認知の修正に時間を要します。これが初めての腰痛でどのような説明を受けたのか?が関連してくることです。

    ドクター

    腰痛は腰が壊れているという信念をもっています。骨盤の歪みというよりは、認知の歪みというほうが適切です。

    古い考えを捨てるための読書療法
    腰痛患者161名を 腰が変形しているなどの時代遅れの内容の小冊子群と新たな腰痛概念に基づく内容の小冊子群に割り付けて読書してもらい1年間追跡したRCTによると、

    新たな腰痛概念の小冊子群は動作恐怖が低下すると共に回復が早いことが判明。従来の考え方を改めるのは有効な治療法。

    Burton AK, Waddell G, Tillotson KM, Summerton N. Information and advice to patients with back pain can have a positive effect. A randomized controlled trial of a novel educational booklet in primary care. Spine (Phila Pa 1976). 1999 Dec 1;24(23):2484-91. doi: 10.1097/00007632-199912010-00010. PMID: 10626311.

    腰痛患者161名を対象とした新たな腰痛概念に基づく教育パンフレット
    『The Back Book』の有効性に関する二重盲検ランダム化比較試験の結果、腰痛に対する患者の誤った考え方を変えて回復を促進させられることが判明。

    バックブックのリンク

    the back book
    リンク先は第二版になります。第二版には呼吸法の記載はありません。

    ↑ バックブックのPDFリンクです。簡単な英語なのでサラッと目をとおしてみてください。

    実際に腰痛再発防止を行うのは簡単ではありませんが、ひととおり実践しておくと再発時に症状が軽くて済みます。腰痛問題で悩んでいる方は参考にしてみてください。非常に有益な情報です。

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