どんどん高齢化する日本社会。40年前から予測されていはいたものの、直面するとさまざまな問題が浮き彫りになっています。
高度成長を支えてきた世代が高齢者になり、過去の栄華は今いずこ。医療費の高騰もそうですし、地域社会の崩壊により高齢者の孤立が社会問題になりました。
世界が日本の高齢化への適応に注視しています。私達が低予算で簡単できる事からいろいろと行動していくことで、すこしでも雰囲気が軽くなることを願っています。
抑うつ症状改善に“手紙’’による介入
年々孤独死や、不審死のニュースが多くなっているように思います。
実際周辺のアパートやマンションに消防や警察の方が立ちっている場面を見かけるのも、それほど珍しくはありません。品川区近隣でも日常的に孤独死があります。
Wi-Fi機器を区役所が貸し出したり、AIを駆使して高齢者の見守りサービスもインフラとして整備が進んできてはいるものの、大家族だった時代に比べると目が行き届かないのは当然です。
抑鬱になると自殺を選ぶ方もおられます。せめてその抑止になればと思います。
京都大学で試験開始
米国で行われた手紙による介入試験は、5年間で24通の手紙を出したというもので、介入後2年間の自殺率が有意に減少し、全体では13年間にわたり介入群の自殺率が低かったことが認められたという。同様の手法を用いた試験はその後、イスラエル、オーストラリアでも行われ(目的は過量服薬または自傷行為防止、計3試験)、介入群に有意な効果が認められたことが報告されていた
女性ドクター5年で24通ということは、1年で2.8通。4カ月毎にお手紙をお送りするのも、悪くないですね。
このご時世、SNSでのやり取りが当然となっている世代からすると「手紙」のハードルは高いかもしれませんが、先日レアジョブの記事を読んでいたら、カリグラフィーによる手紙に注目が集まってきている、というような内容でした。
手紙を書いている時間はその人一人のことを考えて思っています。SNS投稿で多数の方へのメッセージではない。
このことはとても大切な時間です。私は先日同級生から「大人の文化祭」というイベントのお誘いを手紙で頂きました。なんとなく手書きでお返事したく保管してあったポストカード集から一枚選び、お返事をしたためました。
心に残る
既成の枠組みを緩和せよ
今回、抑うつ状態の高齢者に同介入を試みることについて研究グループは
高齢者における抑うつはQOLを低下させ、罹病率や死亡率、さらに医療費を増大している。
この疾患負荷への対策は、医学的政策と社会的政策が相まったものでなければならないが、既存の研究のほとんどが長期にわたる精神療法をベースとしたもので、なおかつそれらは地域での応用には不適当なものであることが背景にある
と述べている。
手紙による介入に着目した理由としては、「人的および予算的コストがほとんどかからない」ことを挙げている。そして、「本研究で、手紙による介入が有効であることが実証されれば、地域での介入のマイルストーンになるだろう」としている。
2023年において周りでこの手紙による介入をしているという話は聞いたことがありません。せっかくの良い案だとおもうので、みんなで社会で実装できるようになるといいですね。
行政にたよらず
このお手紙のシステムは行政に実装される気配はいまのところありません。このデジタル化した社会ではなおさらでしょう。デジタル庁なるものがあるくらいですから。
昔、プレイヤーさんの1人で書をたしなんでおられる方がありました。仕事で重要な案件は「巻き物」を書くというお話を聞いたことがあります。当時まだその方は30代でした。
巻き物を受け取った側はたいそう喜ばれるというお話でした。それだけ手書きの力は大きいということでしょう。
変な話ですが郵便料金が上がってきています。郵便物は印刷物も含まれますが、考え方によっては「手紙」の価値が上がってきているとも言えます。
知り合いや、お世話になった方、気になる高齢者が思い浮かんだら手紙を書いてみる社会に、みんなでしてきませんか?










