カイロプラクティックの業界も少しずつ変わっていきます。医学の潮流がエビデンスベースになったころから、カイロ業界もエビデンスを求められるようになりました。
私が学生の頃は、そこまで厳密なエビデンスは求められていなかったように思います。
この記事も2013年に書きましたので、その後また変化はあると思います。
反ワクチンカイロプラクターは排除
オーストラリアでは反ワクチンを活動的に行っているカイロプラクターが多いようです。実際コロナ窩の最初の頃にも叩かれていました。
カイロプラクティックは自然治癒力をもっとも重視する手技療法ですので、反ワクチンの立場をとるカイロプラクターが出てきてもおかしくはないのですが、世間との認識にズレが生じます。
そのような教育を受けてカイロプラクティックの臨床を行っていますからある意味素直な先生だと言えます。


薬物療法もそうですが、適切な時期に適量を服用する、摂取するというほうがあらゆるリスクが軽減されるというのが現実的なところでしょう。ワクチンもそうです。
このような自体をふまえて、オーストラリアカイロプラクティック理事会は、医療実施者としての基本的役割を踏み外し人々をリスクに曝す治療を提供しているプラクティショナーを取り締まるようです。
明らかに患者さんの利益に反するということでしょう。
- ウェブサイトや医院での反ワクチン宣伝物を全て排除することを命ずる
- 認可されているCPD(生涯教育)プログラムからいくつかのコースを除外する
- 基準に従っているかどうか無作為査察を導入する



オーストラリアではカイロプラクターは医師と同じ立場です。社会的な立場もあり発言権も大きいのでしょうが理事会が動き出したということは大問題なのでしょうね。
オーストラリアは本気で国を挙げてエビデンスベースの医療に舵を切っています。保険で賄われる部分が多少でもあるのならば、当然かもしれません。


英国カイロプラクティック含む代替医療の公立大学教育廃止
世界のカイロプラクティックの現状を報告することで、カイロプラクティックの在り方、未来に何が求められているのかを考える機会になると思い、この記事を書いています。
カイロプラクティックは米国で生まれ、世界中に広がりを見せた代替医療の代表的なものです。
代替医療とは西洋医学以外の医療の形態です。鍼灸治療やアーユルヴェーダなども代替医療と呼ばれます。
この代替医療の大学教育の現場が変わってくるのかもしれません。
不景気あおりかエビデンスある療法も大学教育中止
医学の疫学調査で世界をリードする英国。効果のありそうなものは次々と取り入れて、その後しっかりとした調査を行い、費用に対する効果が得られているかどうかを吟味します。


イギリスでは2012年から、英国の税金を投入されている大学で鍼やホメオパシー、ナチュロパシー、リフレクソロジーなどの代替医療の学位をとることはできなくなるようなのです。
とはいえイギリスでは「私立の大学での代替医療教育は続ける」模様。カイロプラクティックは法制化されて運用されていると思いますので、一概に効果が無いからというのではなく、税金を投じる分野が変わってきたということなのか…
これは、科学的根拠の欠如への批判と教育内容の質に対する議論が背景にあります。
クティモニー・カレッジ(McTimoney College of Chiropractic)でカイロプラクティックの教育は続けられていますが、マクティモニーは公的大学ではなく、私立の専門教育機関として運営されています。
代替医療に関しては、特にホメオパシーが散々叩かれていたのですが、医学界にくらべ精度の高い疫学調査が少ない代替医療の状況から、税金を使っての学位取得は無くなるそうです。
ただし注意したいのは、2018年には針治療は慢性腰痛に効果ありのエビデンスが出てきていますしカイロプラクティックは慢性、急性の腰痛いずれも効果が認められています。
ですから代替医療の大学教育はフランス、オーストリア、ドイツ、イタリア、スペイン、デンマーク、スウェーデンなど、ヨーロッパの多くの国で持続します。









