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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

    菜食主義のすすめ

    野菜の絵

    わたしも一時、ベジタリアンであった時期があります。短い期間でしたが体調はすこぶる良かったことを憶えています。

    ベジタリアン食は、実際に内臓系への負担は少ないので、心も身体も軽いです。日本で生活していると身近なものではないかもしれませんが、一部にでも取り入れると、胃腸の負担を減らせる可能性があります。

    目次

    癌以外の死亡率はすべて低い

    いままで、主観的な要素でしか評価が存在しなかった思われるベジタリアン。どうも長生きするらしいです。

    菜食主義者は全原因による死亡率が低く、心疾患、腎疾患、内分泌疾患など、がん以外のすべての特定原因による死亡率も低いという。

    今回の研究では、質問票を用いてセブンスデー・アドベンティスト教会の信者7万
    3,300人の男女について、

    • 非菜食主義
    • 半菜食主義(肉または魚を週1回以内)
    • ペスコ・ベジタリアン(魚介類は食べる)
    • 乳卵菜食主義(乳製品と卵は食べる)
    • 菜食主義(動物性食品を一切食べない)

    をの5郡に分けて5年間追跡。

    野菜の絵
    ベジタリアンの効用

    菜食主義者は非菜食主義者に比べ、あらゆる原因による死亡率が約12%低かった。

    生存率に対する効果は女性よりも男性のほうが高いようであり、菜食主義者には年齢が高く、高学歴であり、よく運動し、飲酒や喫煙をしない傾向がみられた。

    この研究ではどのタイプの菜食が生存率に最も効果があるかは特定されていないようです。

    健康オタクでもともと運動して禁煙、禁酒している方だから、死亡率が低いのかもしれませんが、私の経験上「ダレる時間が少ない」ので自然と活発になるのかもしれないと思います。

    もともとベジタリアンの語源は「活動的な、エネルギーに満ちた」という意味だそうですから。

    菜食で大腸がんはリスクが2割低減

    歳を重ねると自然と肉類は減ってくるものの、若いうちから意識するに越したことはありません。

    アメリカでの7年間にわたる、77000人への追跡調査の結果です。

    研究の対象とした菜食主義者は、肉だけでなく甘味類、スナック食品、精製穀類、カロリー飲料の摂取量が少なく、果物、野菜、全粒穀類、豆類、ナッツ類を多く摂取していた。

    面白い所は研究者Alfred Neugut氏のコメントです。

    「菜食により大腸がんリスクが低減する理由はわかっていないという。野菜に防護成分が含まれているのか、肉に有害成分が含まれているのかは明らかにされていない。菜食は、運動や禁煙など、他の健康的な行動を示す指標である可能性もある。」と述べられていること。

    被験者の約半数は、週1回以上肉を食べる非菜食主義者だった。その他の被験者は、以下の4タイプの菜食主義者だった。

    • 肉を食べる頻度が週1回未満の半菜食主義者(semi-vegetarian)
    • 肉は食べないが魚介類を食べるペスコ・ベジタリアン(pesco-vegetarian)
    • 肉を避け、卵や乳製品を食べる乳卵菜食主義者(lacto-ovo vegetarian)
    • 肉・卵・乳製品をいっさい食べない完全菜食主義者(vegan)
    菜食がいいのか、肉が悪いからかは不明

    非菜食主義者に比べ、菜食主義者全体では大腸がんリスクが平均22%。

    魚介類は食べるペスコ・ベジタリアンが一番大腸がんリスクが下がるそうで43%低減。

    完全菜食主義者では16%、乳卵菜食主義者では18%、半菜食主義者では8%、リスクの低減がみられた。

    野菜の写真
    魚介類は食べたほうが大腸がんリスクは下がる

    私の経験から言えること

    私自身はなるべく野菜を摂るようにこころがけていますが、過去のようにベジタリアンと言える生活は今はしていません。むしろ朝から肉一切れ食べる生活に切り替えています。

    ベジタリアンになっても84%は肉食に戻るという研究もありますので、ご多分に漏れずそうなっています。それでも一生に一度くらいベジタリアン経験をしておくことは経験的財産だとおもいます。

    理由は身体が軽く、思考もクリアな経験をしておくと、甘味類、肉類の影響を主観的、客観的に都度評価できる尺度が自分の中にできるからです。

    カイロプラクティックはヘルスケアプロバイダーですから、いろいろな経験をしておくことも臨床で活かせるだろうと受け止めています。

    ベジタリアン生活に興味がある方へ、おすすめの書籍は蒲原聖可先生の 「ベジタリアン食のススメ」です。大学時代の恩師の1人の蒲原先生の書籍です。非常によくまとめられていて、なんだかとっつきにくいベジタリアンというイメージが払拭されるとおもいます。

    食は健康を維持するのに絶対必要な条件です。無理なく少しずつ健康生活になれるといいですね。

    日本でのむつかしさ

    蒲原先生にも直接質問したことがありますが、日本でベジタリアンを続けることの難しさはなかなかのものです。

    日本でフルベジタリアンを続けるのは難しく、味噌汁のダシや麺類に含まれる卵黄なども控える必要があることから私は半年ほどで止めてしましましたが、完全なものでなければ少しずつ、菜食主義に向かうのも悪くないです。

    蒲原先生は「社会学的にもベジタリアンになれば世界の食料問題は解決する」とも仰ってました。動物の飼料につかう穀類などを考えると、食肉飼育は6倍のコストがかかっているのだそうです。

    昔インドを旅行した折にフルベジタリアンの生活を数カ月した事があります。胃腸に負担がすくなく、いい意味で空気のような存在になれていた気がしました。オーストラリアの語学学校にも、フルベジタリアンの先生がいたなあ。優しくって虫も殺さないと言っていたのを思い出します。

    菜食主義になると肉食に比べるとアメリカンなパワーは出ないですが、身体がだるかったり、食後の眠気もなかったように思います。世界が平和にむかうころ、ベジタリアンの人口も増えるのかもしれないですね。

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