ぎっくり腰の方へ、カイロプラクティック業務ですから、補助的なアドバイスとしてお伝えすることがあります。特にぎっくり腰の初日~3日目くらいまでは激烈な痛みがある場合には、カイロケアに加え、情報をお伝えして自己判断をしてもらっています。
私はこの7年で3度ぎっくり腰を経験していますので、体験談も含めてお伝えしていきます。それまでは人生1度もぎっくり腰になったことはありませんでした。
最初の腰痛はプライオメトリック・トレーニングをしていた時でした。仕事でお伝えしてた回復の青写真の通りに回復しましたが、2日目までの痛みは「寝返りを打つのも1時間必要」な痛みでした。
薬局でNSAID
寝返りを打つのに1時間くらいかかるぎっくり腰だと、ほとんど効果はありませんが定石どおりにNSAIDSを利用してみました。
ご自身で薬局でゲットできるのは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)です。NSAIDは抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称。
市販薬の主なNSAID(独立行政法人国立病院機構相模原病院 臨床研究センターサイト参照)
- アスピリン(バファリンA®など)
- イブプロフェン(イブ®など)、
- エテンザミド(ノーシン®,新セデス®など)
- イソプロピルアンチピリン(セデス・ハイ®など)
- アセトアミノフェン(タイレノール®、小児用バファリン®など多くの市販薬)
ぎっくり腰の時の参考になるとおもいますので、発症して1日、2日目で物凄く痛い方や、土日祝で医療機関が休みの時は参考になさってください。なお使用上の注意を良く読みご判断ください。
それぞれの確証度はA~Dで勧められるのですが、Aのものは今のところ無いようです。つまり確実に効果がある成分はありあmせん。今のところ確証度が一番高いのはB ということになります。★★★はBに同じ。★★はC、★はD相当だとお考えください。
■アスピリン(バファリン、ケロリン等)を含むNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)は急性腰痛患者のケアに推奨できる(確証度B)
■NSAIDには主に胃腸障害の副作用があるため使用にあたっては既往歴・副作用・費用対効果などを考慮する(確証度C)
■NSAIDは特に高用量や高齢者で重篤な有害事象を誘発する可能性があるが、イブプロフェン(NSAID)投与後にジクロフェナク(ボルタレン)を投与すると消化器系有害事象リスクが最も低下する(★★★)。
お医者さまと相談するお薬
ここから先はお医者と相談して服用を考えるお薬になります。そこまでする必要性はないと私は思いますが、どうしても2.3日間ある痛みを少しでも減らしたい要望が強い場合は、検討してみてもいいかもしれません。
■筋弛緩薬は急性腰痛を効果的に軽減する(★★★)。筋弛緩薬とNSAIDとの比較結果は一貫しておらず、筋弛緩薬とパラセタモール(アセトアミノフェン)との比較試験は行なわれていない(★★)。
■筋弛緩剤は急性腰痛の治療において選択肢の一つになる。プラシーボより有効だろうがNSAIDを上回る有効性は示されていない(確証度C)。
■筋弛緩剤とNSAIDを併用してもNSAID単独より有効ではない(確証度C)
■筋弛緩薬は急性腰痛を効果的に軽減する(★★★)。筋弛緩薬とNSAIDとの比較結果は一貫しておらず、筋弛緩薬とパラセタモール(アセトアミノフェン)との比較試験は行なわれていない(★★)。最近の腰痛診療ガイドラインでも急性腰痛に筋弛緩剤を推奨しています
■パラセタモール(アセトアミノフェン)やNSAID単独で十分な疼痛コントロールができない場合は、パラセタモール+弱オピオイド(麻薬系鎮痛薬)の配合剤が有効かもしれないが便秘と嗜眠傾向がある。
■経口ステロイド剤(ステロイド系抗炎症薬)は急性腰痛の治療として推奨できない(確証度C)。経口ステロイドによる重大な副作用のリスクは長期間の服用や短期間の大量服用と関連している(確証度D)。ステロイドが効かないということは、どこかが炎症を起こして急性腰痛(ぎっくり腰)になるのではない証拠です。
■コルヒチン(痛風発作を抑える薬)の有効性を示す確たる証拠はなく、強い副作用の危険性があることから、急性腰痛患者(ぎっくり腰)の治療にコルヒチンは推奨できない(確証度B)。
コルヒチンの副作用には、胃腸障害(下痢・嘔吐・腹痛など)、過敏症(痒み・発疹・発熱など)、骨髄抑制(再生不良性貧血・顆粒球減少など)があります。
■抗うつ薬は慢性腰痛の治療に広く用いられてきたが、その有効性に関するエビデンスはほとんどなく、急性腰痛に対する抗うつ薬の有効性に関するエビデンスは入手できていない(★)
■抗うつ剤は急性腰痛患者(ぎっくり腰)の治療に推奨できない(確証度D)。最新の腰痛診療ガイドラインでは急性腰痛ではなく慢性腰痛の治療に抗うつ剤を推奨しています。
期待値はさげましょう
わたしの経験から言って、中等度のぎっくり腰の場合、ご自身にあうNSAIDSがあれば、少し楽になります。
それでも重要なのは「どのみち回復には日にち薬」が一番重要だということです。
2回目のぎっくり腰の時は、イブプロフェンで随分楽になったのですが、もともとの痛みのレベルが3.4くらいであったこともあると思います。
ですから痛みが強いときはNSAIDSを利用してもほとんど効果がないではないか?と思うかもしれません。
それでも服用しないよりは、少しマシ、ですし、3.4日すれば半分くらいまで痛みはひいてきますから、耐えましょう。大丈夫です。
それくらいの心構えでいると楽でいいですよ。大丈夫です。









