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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルで腰痛ケアを行っています。
ウイルス除去フィルター、換気機能付きエアコンを導入。感染症リスクを最小限にしています。

サブラクセーションの説明– カイロプラクティック・サブラクセーションの細かい説明 –

カイロプラクティック・サブラクセーションを詳しく解説。

さて難解なサブラクセーション解説のあとは、すっきりいきましょう!

X線出現までは医学もサブラクセーションが腰痛の原因と言っていた

メリデル・ガッターマン原著 「サブラクセーション」に興味深い一説があります。

医学の世界でも X 線写真の出現以前はカイロプラクターの言うマニピュレーション反応性病変にサブラクセーションと言う用語が出ていたし、現在でも使っている(少なくとも1977年までは)。
次はその例である

仙腸関節サブラクセーションとは靭帯の過度の伸長によって腸骨が仙骨上で滑る状態を指す。
両関節表面の隆起は互いに噛み合わなくなり、靭帯の緊張、強度の反射性けいれん及び持続的な激痛が効果的な整復が施されるまで続く。
変位はごくわずかなので X 線上では確認し難い…

サブラクセーションによる疼痛は、マニュピレーションによって劇的かつ一瞬のうちに改善することが多い

Orthopaedic principles and their application, 3rd Edn Lippincott SL Turek – 1977 – Philadelphia

アメリカでは、いまX線撮影で確認できないと、サブラクセーションとしてはいけないという括りになっているみたいですけど…

2022年までに再定義される?サブラクセーション(広義)

ここからは翻訳機での翻訳ですので、意味合いが違っているかもしれませんので、ご了承ください。

サブラクセーションは各国、各州の政策や法律で文書化されており、それをを支える強力な科学的証拠があると考えられ、今後の研究の優先度が高いと考えられています。(以下のPDFを参照)
https://spinalresearch.com.au/wp-content/uploads/2017/06/The-Vertebral-Subluxation.pdf

しかし、カイロプラクティックの専門家の間では次のことが言われています。

哲学的に整合性があり、実際に使用可能で、研究で検証可能なモデルである椎体脱臼(サブラクセーション)を適切に定義する必要性が明らかであると言われています。

オーストラリア脊椎研究財団は、カイロプラクティックの中心となる以下の原則を認識

  • 人の神経系は、環境要求の知覚、処理、調節、適応の中心であること。
  • 椎骨亜脱臼が生命の表現を妨げ、その人の最適な状態でいる能力に影響を与える可能性があること。
  • 人の状態を改善するためには、その人の状態の低下の原因としての椎骨亜脱臼に対処することが重要であり、その影響/症状だけを調査するのではなく、その人の状態の低下の原因としての椎骨亜脱臼に対処することが重要であるということ

2017年2月、財団の理事会は、”亜脱臼の明確な理解 “というビジョンに一歩近づくために、今後5年間の戦略計画を発表。財団の研究課題の最初の部分は、研究で使用可能であり、実践に翻訳可能な椎骨亜脱臼の概念的な定義を開発すること。

男性

ここにテこの文言を読むと、2022年中には新しい椎骨サブラクセーションの概念的定義が発表されることになります。

専門家に相談する中で、財団は、椎体亜脱臼の過去の定義は、次のいずれかのために適していないと助言された

a)椎体亜脱臼の検証可能なモデルを許可していない、および/または/あるいは/もしくは
b)それらが反映されている科学はもはや現在ではない、および/または/あるいは/もしくは
c)それらは実践に翻訳可能ではない。

男性医師

この部分はこのページでさんざん解説して皆さんもお感じになったところです。皆さんが一読されて何とも難解であったように、科学的に実験するのに適していないということです。

椎体亜脱臼の概念的な定義を最善のものにするために、当財団は、定義の要件として以下を考慮すべきであると助言された。

  • カイロプラクティックの哲学的な考え方と一致しており、適切な言語を利用していること
  • 現在の証拠、言語、概念を用いた科学的に検証可能なモデルに還元することができること
  • 実践に関連しているか、翻訳可能か、また実践に影響を与えているか
  • 椎骨亜脱臼が身体の機能レベルの変化と、その人全体の状態に与える影響を取り入れること

協議の結果、椎体亜脱臼の定義が強く勧告された

この様子ですと 再定義されそうですね。- 運用上の定義ではなく より全体的な影響を含む-とされています。

– それ自体が人のバイタリスティックな性質(自己認識、自己組織化、自己治癒の性質)への影響を指定するべきではありません。と注意もされています。

古今東西世界中のカイロプラクターを悩ませ、論争を引き起こし、医学からは嘲笑の的にされてきたカイロプラクティック・サブラクセーションが、全く新しい方向から光が向けられるのかもしれません。

重要なのは「人の全体的な状態」「コヒアランス(首尾一貫感覚)」

1. 人の全体的な状態
2. エネルギーシステムの表現と効率 – またはコヒーレンス。

コヒアランスは心理学でも使うと思います。心理学では首尾一貫性は抗鬱・不安に必要な要素だと言われています。

[sense of coherence]【心】ストレス要因をポジティブ(肯定的)に解釈して適応・対処するパーソナリティー(人格)特性のこと.首尾一貫感覚ともいう.

imidasより

研究目的のための(仮) ”存在感の低下した状態’’

研究課題の目的のために、オーストラリア脊椎研究財団は、現在このように仮定義している。

仮定義

“椎骨亜脱臼(サブラクセーション)とは、コヒアレンスの低下、生体力学的機能の変化、神経学的機能の変化、適応性の変化からなる、存在感の低下した状態のことである。

そのまんま

ほほう、存在感の低下とは面白くなってきましたね!!

しかもその要素の一つに一貫性のなさ、適応性の変化が含まれているのは非常に興味深い。どのように検査し、どのようにアウトカムを出すのか?

私が鬱病をキッカケにカイロプラクティックを学んできたことが、しっくり繋がるような雰囲気さえ漂っています。これは期待します。

新サブラクセーションの仮定義見直し オーストラリア
Australian spinal research foundation PDFより引用

続報が入り次第、改訂していきますのでご期待ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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