セカンドオピニオンが気軽に聞ける時代
この症例は脊柱管が狭くなっているという診断が出て心配になっている方も少なくありません。きちんとしたデータを基に心配は必要ないことをお伝えした症例です。
- 50代から10年近く腰痛がある
- 2年前から時よりお尻にも痛みも出ていた
- 歩く時に腰に痛みがある…
60代 女性主婦 品川区中延在住
痛みと状態
安静にするようアドバイスを受けてきた
- 昔から腰痛があったが、歩く時に腰に痛みが出てきた
- 日常生活は問題なくできる
- 重い腰痛が2年前からある
- お尻にじわっとした痛みがでることがある
- 2週間前にレントゲン撮影をして、脊柱管が狭いと診断を受ける
- 医療機関では出来るだけ安静にするようにアドバイスを受けたがセカンドオピニオンがほしい
検査と施術
時間をかけて問診を行う
- 問診にお時間をかけて、状況を判断
- 解剖学の図や、神経の役割などの資料を使用してレクチャー
- 手技での確認で痛みを出している筋肉があったので、緩和操作
- 脊柱のマニピュレーションで関節可動域を回復
- 前屈、後屈も問題なくできる
- 整形外科的な検査で、痛みを誘発することはない
先ずかなり不安が強かったので、
■高性能の画像診断の普及によって1990年代から脊柱管狭窄症が増加したが、100名の脊柱管狭窄症患者(平均年齢59歳)の臨床症状と画像所見(単純X線撮影・脊髄造影・CT)を比較した結果、両者間に関連性は見い出せなかった。
画像診断の結果と臨床症状には何の関連性もありません。統計的に証明されていることです。このような具体的な研究例を出してご説明していきます。
■過去100年間の腰痛に関する話題のほとんどは整形外科的な解釈と治療の話で、解剖学的損傷とそれを治す方法を見つけ出そうとしてきたが、こうした非常に機械的(mechanical)な方法は失敗だったことが判明している。http://bit.ly/VU8aVW
すでに研究者の間では腰痛を生物学的な「損傷」として捉えるのではなく、様々な要因によって生じる生物・心理・社会的症候群という考え方が定着しています。
手あての後のご感想
大きな安心を得られら

- セカンドオピニオンがしっかり聞けて良かったです
- 丁寧に説明してくださって、大丈夫だとういうことが解かって安心しました
- 初回の来院で、気持ちもそうですが、腰もすごく軽くなりました
コメント
膝や腰といった筋骨格系疾患は運動が基本
通常X線だけでは、脊柱管が狭いことは確認が困難です。問診と検査からも安静を促すような状態ではないと判断しましたので、私なりに運動やストレッチをすることが大切だという意見を致しました。
ご自身の頭で判断することが大切
最後はご自身で判断することが大切ですが、いろいろな意見、いろいろな方向からの情報があったほうが良いでしょう。そのまんまサンシャインでは最新のデータを参照しながら、臨床経験をまじえて展望をお伝えしています。
「脊柱管狭窄症」という言葉は病態、状態を表す言葉ですから深刻に考えないでお気軽にご相談ください。