イベント会場でぎっくり腰

休日にイベント会場でライブに参加する。当然ですが身体への負担はいつもと違う場所になります。だからと言って必ず腰痛になるわけではありませんが、一つの原因にはなり得ます。

このページではカイロプラクティックの症例を通して、どのような状況、状態であったかを考えぎっくり腰の時の心構え、対策を考えられるようにしていきます。

目次

イベント会場での、ツライぎっくり

この症例の方はお仕事でイベント会場でイベント主任として立ち仕事をしていた40代女性です。イベント会場というとお客さんとして何かのライブや催し事に参加することもあると思います。違いは仕事だとストレスを感じてその場にいる可能性があるということです。もしストレスを強く感じている場合は、そのストレスに対応する必要があります。この主任は職務にはストレスは感じていないとのこと。

問診で強調されていたのは以下の2点です。

  • 荷物を持ち上げたときに、「少し筋を伸ばしたかなあ」くらいのきっかけだった
  • どんどん腰の痛みが強くなってきた

ぎっくり腰のキッカケは人それぞれですが、この方は荷揚げで「少し伸ばした かなあ」くらいです。人によって「プチっと音がした」や「ぐキッとなった」など受けた衝撃、物理的負荷がどれくらいだと腰痛が発生するとは言えません。

いい方を変えると「きっかけ」とその後に感じる痛みの強さに相関性はなく、気にする必要はありません。それよりも背景に心理社会的なストレスがあるかどうか?が重要です。この症例の方は、さほど大きなストレスを感じていないので、慢性化するリスクは低い方です。

痛みと状態:恐怖心がつよい

  • 後ろには反れるが、前屈は痛みが怖くてできない
  • 5年前にもぎっくり腰になっている。その時は数カ月も痛みが続いた
  • 痛みで背中、首の筋肉まで緊張している
  • また数カ月も痛みがあるかと思うと不安…
そのまんま
そのまんま

痛みが強い時は、前屈するのも怖く、これくらい痛いと「不安」が強いと思います。一般的には2日目が一番痛みが強いものです。不安が続くこと自体が痛みが長引きやすい原因にもなりますから、可能なら一度専門家に見てもらうのが一番いいです。
それが無理でもあまり心配なさらず、市販薬でいいですので痛み止めを飲んで痛みを抑えるのも一つの方法です。

施術:ガイドラインに沿ったオーソドックスな対応

  • 腰痛からの回復の青写真を示し、基本的には1カ月あれば自然に回復することをお伝えする
  • オーソドックスなカイロ治療(筋操作と脊椎マニピュレーション)
  • 本人の希望で1週間に3回のカイロケアを行い終了
  • 呼吸法など、負担の少ない宿題をして頂く
そのまんま
そのまんま

どんなに痛いぎっくり腰でも基本的には1カ月前後でケロっと回復するのがぎっくり腰です。ただ一部の人は慢性化してしまうので、そうなると大変です。

ですから先ず①心配せずに日常生活を続ける、気持ち悪くなるくらいなら、ライブ参加は止めて帰宅する

②大事なのは心配せずに日常生活を続けることです。でもどうしてもツライなら1.2日は安静にしましょう。3日以上の安静は回復を遅らせます。気合をいれて動きだします。


カイロプラクティック治療を早期に受けるとある程度のレベルまで休息に回復します。そしてガイドラインに沿った説明を受けることで、慢性化のリスクを減らします。そのような意味でも一度専門家に診てもらうのは良いことです。

2005年から2014年に発行されたLBPの管理に関するガイドラインを、最良のエビデンス統合の原則に従って統合された。13のガイドラインが批判的評価の対象となり、10のガイドラインはバイアスのリスクが低かった。
高品質のガイドラインによると:
(1)急性または慢性腰痛のすべての患者は、自己管理オプションに関する教育、安心、および指導を受ける必要があります。
(2)急性腰痛の患者は活動に戻るように奨励されるべきであり、パラセタモール、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、または脊椎マニピュレーションの恩恵を受ける可能性があります。(3)慢性腰痛の管理には、運動、パラセタモールまたはNSAID、手技療法、鍼治療、およびマルチモーダルリハビリテーション(身体的および心理的治療の組み合わせ)が含まれる場合があります。
(4)神経根症を伴う腰椎椎間板ヘルニアの患者は、脊椎マニピュレーションの恩恵を受ける可能性があります。
ほとんどのガイドラインは非特異的腰痛を対象としており、教育、活動/運動の継続、手技療法、および一次治療としてパラセタモールまたはNSAIDを推奨。急性腰痛にパラセタモール(アセトアミノフェン)を使用するという推奨は、最近のエビデンスによって異議を唱えられており、再検討する必要があります。

Wong JJ, Côté P, Sutton DA, Randhawa K, Yu H, Varatharajan S, Goldgrub R, Nordin M, Gross DP, Shearer HM, Carroll LJ, Stern PJ, Ameis A, Southerst D, Mior S, Stupar M, Varatharajan T, Taylor-Vaisey A. Clinical practice guidelines for the noninvasive management of low back pain: A systematic review by the Ontario Protocol for Traffic Injury Management (OPTIMa) Collaboration. Eur J Pain. 2017 Feb;21(2):201-216. doi: 10.1002/ejp.931. Epub 2016 Oct 6. PMID: 27712027.

ご感想

相談者
相談者

こんなに早く回復するとはおもいませんでした。以前の腰痛の時より早く良くなって、嬉しい。今回は1週間でよくなって、先生に感謝しています。

院長コメント:ガイドラインは優れている

指示通りの体操、呼吸法をおこなっていて下さったので、いままで経験された腰痛より早く回復していきました。ガイドラインのシステマティックレビューが出てきている2020年代になってきています。最初に腰痛に関する枠組みを聞いて、自己管理を促す対応が非常に重要であることが最初の項目になっています。

いままで何度か腰痛を経験されている方でガイドラインに沿った教育を受けたことが無いかたは、安心して回復までサポートいたしますのでお困りの方はご相談ください。

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