座位で出やすい左腕の痺れと首の痛み

座っている時に出やすい腕の痺れへのカイロプラクティックの症例を通して、どう考えて対処していったらいいのかを検証するページになります。

参考になる部分があれば幸いです。

何度か頚椎ヘルニアの診断があり、10年以上症状がある

品川区五反田在住 30代男性営業職の症例です。ざっと当院に足を運ぶ前にどんな状況であったかを見ていきましょう。

筋骨格系の症状は3カ月以上あると慢性症状になります。この場合は複数のアプローチを行うことが推奨されています。痺れに関しては、2021年現在、カイロプラクティック臨床ガイドラインではプロトコルが明記されていないのですが、当院では筋膜リリースの要領で対応しています。

  • この症状は年に数回あり、もう10年近くこのような症状が出たり出なかったりしている
  • 今回は1ヶ月前から、腕を前に出したときに出る左腕の痛みがある
  • 腕の痺れは特に座っている時に出てくる
  • 病院では何度か頚椎ヘルニアの診断をうけている
そのまんま
そのまんま

腕の痺れでアルアルなのですが、西洋医療では先ず画像診断ありきで物事が進められるため、すこしでも頚椎椎間板に異常がみつかれば、原因が「椎間板ヘルニア」という具合で話が進められます。

当院ではヘルニアが原因ではないということを主張しています。詳しくは椎間板ヘルニアのページをご覧ください。(他のページへ飛びます)

具体的な痛みと状態

お電話などでお伺いするお話を踏まえて、問診では事細かく状態を聞いていきます。

まどこっこしく感じる方もおられますが(特に症状がキツイ時は)大切な業務です。なるべく時間をかけて問診したほうが結果的に方向性を間違わないですが、現実的には施術をしながら確認しつづけることが多いです。

痺れのきつい時は眠れない…

  • 左肘周辺、左薬指、小指の手の甲側に痺れ感うっすらとした痺れと、首の左側の付け根に鈍い痛みがある。
  • 大学時代に頸椎間板ヘルニアと医療機関で診断をうけていて、気にしている
  • 一番きつい時は、5年前に眠れないくらいの腕の痺れと痛みがあった
  • 左の肩甲骨の内側も痛い

検査と施術

複数の検査で症状を誘発

  • 肩甲挙筋、斜角筋群から腕の痺れが誘発されるため、トリガーポイントと判断してカイロケア
  • トリガーポイントを除去しても日常的な腕の症状が残ったので再検査。
  • 脊柱起立筋の機能低下が根本原因と判断。姿勢指導と柔軟性が低下した筋肉の柔軟トレーニングと体幹筋の強化
  • 頚椎ヘルニアに関する、認知的再教育
  • 日々行って頂いているストレッチに+αで行うストレッチの適宜追加(アクティブケアを増やして良い状態を維持できるようにしていきます)
  • 座位姿勢を指導

患者さんの、ご感想は「新鮮な気づき」

  • 痺れの原因が姿勢にあるとは思いませんでした。
  • 論理的に説明してくれたので、解かり易かったです。
そのまんま
そのまんま

私自身気づいていなかった特徴に「説明が解かりやすい」というのがあります。しっかり枠組みを伝えていくと、自然とかみ砕いて説明したり、比喩をもちいて説明することになります。

なるべくなら2度と再発してほしくないという思いでいます。

原因をしらみつぶしのように無くして行き、姿勢筋が原因と判った

腕に痺れがある方に、最初から「姿勢」が原因です、と言えるカイロプラクターになりたいものですが私はまだまだです。

5回目の来院の時、トリガーポイントを完全に除去しても、日常的な腕の痺れ症状が改善しない為、再検査をおこないました。

肩回りの筋肉が症状の直接的な原因ではあるが、さらに細かく問診、検査をしていくと姿勢筋の機能低下が根本的な問題であると判断しました。

カイロプラクティックは、効果が見込めない時や、本症例のように一時的に良くても再発する場合は都度、再検査や他の医療機関の受診も含めて検討していきます。

さまざまなケースがありますが、認知行動療法的な手法をとることで、真の原因を探っていくことも少なくありません。

姿勢の件

統計的にみると姿勢が悪い人が症状を有する確率が高いワケではありませんが、症状がある方が姿勢を正すと症状が消えるケースは少なくありません。

本人のやる気が一番大切

このケースのように、長年ある症状には2次的、3次的な問題が隠れていることも珍しくありません。面白いところは、一つ一つの問題を解消していく過程で、相談者が自ら回復に向けて「何んとかしよう」とやる気になってくださることです。

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