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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。

デスクワークの残業で肩こりが悪化

デスクワークは一見肉体労働より楽なイメージですが、背中を長く見ているとデスクワークの方の背中の方が硬く不自然です。

一日中座りっぱなしの方も多く、背中が硬くならないわけがありません。

医療機関でストレスが原因と指摘されることもあるようで戸惑う方も多いです。ストレスだけが原因で肩こりが悪化して抗うつ薬だけで回復するなら楽ですが、実際に背中が硬いわけですから、そのような方の参考になれば幸いです。

目次

デスクワークは肉体労働よりも過酷

長時間のデスクワークは肉体労働より過酷

代替医療に携わっている方は良く知っていますが、デスクワークの方の肩や背中は本当にカチカチで、同じ施術をしても肉体労働の方の方が何倍も回復が早いです。

筋骨格系は動かすために存在するので、どうにかして身体を動かす生活を取り戻していくのが根本治療になるのですが、まずはカイロプラクティックによる手あてを受けて他動的にでもいいので身体を動かしましょう。

実際の状況

  • 8時間以上という長時間の座り仕事
  • 学生の頃から肩こりが就職後さらに悪化
  • たまに吐き気もでるようになってきたので、このまま肩こりが悪化して行くと怖い

悪化してきているのは確実

  • 2年ほどは残業も増えて、夕方以降は冷や汗が出るほど
  • 息苦しさが出たりもする
  • 医療機関に行ってみたが「ストレスでしょう」ということで、薬を処方されただけだった
  • 後頭部から頭のテッペンにかけて頭痛がでる
  • 昔から肩こりはある

息苦しさや動機、冷や汗などいわゆる自律神経症状があると、「医療機関ではストレスでしょう」で片づけられがち。

検査と施術:徹底的なアプローチ

筋骨格系の慢性症状は「完璧を目指さず、運動療法は必須」がポイントになります。来院者は最初はとにかく揉み解して欲しいので、運動療法に使う時間が勿体なく感じますが、必須です。

  1. 徹底的な筋肉緩和操作
  2. 肩が前方変位しているので、肩甲骨から腕へアジャストメント
  3. 肩の前方部分が張っているので、大胸筋のストレッチ
  4. 認知行動療法的な運動指導
  5. 頚椎へのモビリゼーション&アジャストメント

機能を評価するのがカイロプラクティック

カイロプラクティックは機能的な面から人間を診ていきます。肩コリの原因は筋肉だけだと思っていると根本的な対応はできません。

背骨の機能不全が必ずありますから、背骨への対応も不可欠です。

出来る範囲で生活改善 

当然ストレスも関与していますが、身体の機能面もチェックする必要があります。このあたりはマッサージや医療機関では見過ごしやすい部分です。

我々カイロプラクターは筋骨格系の専門教育を受けていますので肩こりは得意分野ですからお気軽にご相談ください。

また肩こりは長く患っていますと、この相談者のように冷や汗や火照りなど、様々な症状を併発していきます。早めに受診すると回復も早期に見込めます。昔からある肩こりでも少しずつ回復していきますから、ご安心ください。

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