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伊藤孝英
院長
ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛から生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジ。鬱や不安障害にも着目したマルチモデルでヒューマンケアしています。
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カイロプラクターを志した理由

カイロプラクティックは筋骨格系のスペシャリスト。多くの場合は腰痛や肩こりのケア、スポーツに携わりたいなどが志望動機ですが、私の場合は友人の鬱病が背景にありました。

うつ病って脳の病気ではないのではないか?というのが私のカイロプラクティックの出発点です。

目次

 現代精神医療への疑問が出発点

なんなんだろう?

私がカイロプラクティックに出会ったのは地元愛知県の友人が「うつ」と診断を受けて暫くの間苦しんでいた時でした。

その友人は心身のバランスを崩し、西洋医学の心療内科を受診しました。

半年ほど投薬治療を受けていたものの一向に回復する兆しはなく、周囲の目には薬理作用によって意識レベルを低下させているだけのように映っていました。

医療とはなにか?

当時まだ若かった私が「いったい医療とは何なのか?」と初めて真剣に考えた事を憶えています。

根本的に何か違った事をしているような”感覚”だけが私の中にありました。

何もしてあげられることが無いと決めつけていた私は妙な‘‘感覚‘‘を胸中に漂わせただただ傍観しているだけでした。

約1年ほど朦朧とした意識の中で苦しんでいた友人は、母親の薦めでカイロプラクティック・ケアを受けはじめます。

徐々に元気を取り戻していき、ついには社会復帰を果たしたのです。

うつって脳の病気じゃないの?

私は友人が回復していく過程を見ていて、人の手で背骨の調節し人間を診るカイロプラクティックに興味をもちました。

当時は医療業界がこぞって「鬱病は心の風邪」「脳の病気」などと宣伝をしていたので、てっきり私も惑わされていましたが、もしかしたらそれは考え方が違うのではないかと思いました。

今でこそ精神疾患への多剤服用による薬害という概念が社会に浸透してきていますが、当時はお薬で何とかなるという考え方だけが社会通念で、他に手だてがないように捉えられていた「鬱病」。

物事の大転換期

様々な分野でパラダイムシフトが起きている時代だと言われています。パラダイムシフトとは「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること」を言います。

コペルニクス的な変化ともいえましょう。我々は大転換期の真っ只中に生きていると私は考えています。

医療や病気に対する認識や思想、社会全体の価値観が変わっている。思想が変わっているのに制度が変わっていないという状況が色濃くなってきています。精神医療においても言えることでしょう。

「痛み」と「不安」「うつ」には強い相関関係

身体の痛みと鬱には強い相関がある

慢性筋骨格系疼痛気分の落ち込み不安障害の間には強い関連がある。

精神疾患の併存は過去3ヶ月の活動障害日数と関連し、疼痛のみでは18.1日、疼痛+不安障害は32.2日、疼痛+気分の落ち込みは38日、疼痛+気分の落ち込み+不安障害は42.6日。

Bair MJ, Wu J, Damush TM, Sutherland JM, Kroenke K. Association of depression and anxiety alone and in combination with chronic musculoskeletal pain in primary care patients. Psychosom Med. 2008 Oct;70(8):890-7. doi: 10.1097/PSY.0b013e318185c510. Epub 2008 Sep 16. PMID: 18799425; PMCID: PMC2902727.

身体症状のみを報告したうつ病患者の範囲は45〜95%でした(全体的な有病率は69%、センター間の比較ではP = 0.002)。

身体的症状は、ほとんどの患者が主治医を持っているセンターよりも、患者が主治医との継続的な関係を欠いているセンターでより一般的でした。
うつ病患者の半数が原因不明の身体症状を複数報告し、11%が直接質問でうつ病の心理的症状を否定しました。

Simon GE, VonKorff M, Piccinelli M, Fullerton C, Ormel J. An international study of the relation between somatic symptoms and depression. N Engl J Med. 1999 Oct 28;341(18):1329-35. doi: 10.1056/NEJM199910283411801. PMID: 10536124.

古くて新しい世界観の創出

うつ・不安などの感情障害や統合失調症などは、疾患ととらえられて投薬治療が中心となってしまっています。

欧州では社会精神医学的な観点から、そのような症状は人生の危機における正常な反応として考え、投薬や診断は数か月から半年ほど後に行われると聞きます。

誰でも危機に陥ったときに出る正常な反応が抑鬱状態です。

これを読んでいらっしゃる方も何らかの人生の危機をお感じになっているのだと思います。

欧州ではクライシスセンターと呼ばれる避難所が行政によって設けられています。個人のカイロプラクティックオフィスですから限界がありますが、可能な限りの対応をしております。薬漬けで抜け出せなくなる前に「そのまんまサンシャイン」へ避難のつもりで来てください。

客観的な評価によって今ここにある自分という観点を見落としがちな現代です。身体的な観点から状態を把握していくと自身による発見は多いものです。

長期に鬱で苦しんでいる方は、投薬治療では回復しないことはご自身がよくご存じだとおもいます。まずはお薬を減らせるように焦らず向かいましょう。そのための協力は惜しみません。

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