2013年の時点では、変形性関節症で尚且つ膝半月板断裂の場合、手術は、理学療法だけと機能面においては同等の結果がでているようです。
この条件の方で、手術が心配な方には、朗報ではないでしょうか。ただし注意点もありますので、述べてます。
手術と理学療法を比べてみた統計調査
変形性膝関節症だけ、膝半月板断裂だけの方は条件が違いますので、ご注意ください。
さてエビデンスを見ていきましょう。
変形性関節症で半月板断裂の患者351人を対象に
関節鏡下半月板部分切除術と理学療法の治療効果を無作為化試験で比較。
変形性関節症の評価尺度WOMAC身体機能スコアの平均改善度は、6カ月時で手術群20.9ポイント、理学療法群18.5ポイントと有意差なし。
注意点として、理学療法のみに割り当てられた患者の30%は6か月以内に手術を受けました。
理学療法群では、21名(12.4%)が関節内ステロイド注射を受け、関節鏡-部分半月板切除群では9名(5.6%)が同様に関節内ステロイド注射をしている。
12カ月時の結果も同様で、有害事象の頻度も有意な群間差はなかった。
Surgery versus Physical Therapy for a Meniscal Tear and Osteoarthritis
List of authors.Jeffrey N. Katz, M.D., Robert H. Brophy, M.D., Christine E. Chaisson, M.P.H., Leigh de Chaves, P.T., O.C.S., Brian J. Cole, M.D., M.B.A., Diane L. Dahm, M.D., Laurel A. Donnell-Fink, M.P.H., Ali Guermazi, M.D., Ph.D., Amanda K. Haas, M.A., Morgan H. Jones, M.D., M.P.H., Bruce A. Levy, M.D., Lisa A. Mandl, M.D., M.P.H., et al.
変形性膝関節症でかつ、半月板断裂の方は手術が絶対選択ではないようです。しかし理学療法を行っても3割は半年以内に手術(この場合は関節鏡下半月板部分切除)に移行している点も、覚えておきましょう。
また経過途中に悪化する例も見受けられます。軽度または中等度と評価された有害事象は、関節鏡-部分半月板切除術群で15名、理学療法群で13名に発生しました。
関節鏡部分半月板切除術を受けた5名の参加者と理学療法のみの3名で、全膝関節置換術を行っている模様。
どちらの両方を選んでも、膝まるごと取り換える手術に移行することもあったようです。この当たりは、何かしらの介入が悪化させてしまうことも、もちろんあり得ることを心得ておきましょう。
気になる受診回数
カイロプラクティックでは気になる受診回数。この論文では理学療法群では、患者は平均9.3回の理学療法受診を予定し、平均8.4回(90.6%)の受診を行った。
関節鏡-部分半月板切除群では、患者は平均7.4回の受診を予定し、6.9回(92.9%)の受診を行った模様です。
カイロプラクティックで言えば、週に1回、2カ月通ってみましょうか?という頻度になります。
手術をされる前にセカンドオピニオンとしてこのような意見が聞けるようになることを祈っていますし、カイロプラクティックや整体の先生も、手技や運動療法で改善させるための頻度や、来院回数の目安になるかと思います。









