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伊藤孝英
カイロプラクティックそのまんまサンシャイン院長
RMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)日本校卒業。B.C.Sc(カイロプラクティック学士), B.App.Sc.(応用理学士)。従来の筋骨格系障害としての腰背部痛という観点から、生物社会心理的要因としての腰背部痛へとシフトチェンジしてマルチモデルで腰痛ケアをしています。鬱・不安などの気分障害で過度な薬物療法に疑問をお持ちの方もお気軽にお問い合わせください。
そのまんまサンシャイン公式ホームページ
筋骨格系の症状はもとより代替医療のセカンドオピニオンもお気軽に聞きにきてください。https://chirosonomanma.com

    ランニング疲労で咳?

    カテゴリー

    マラソン練習を遂行し続けていた期間、結局とても長い間、約二年間ぐらい咳が続いておりました。

    走る気力もちょっとずつ、削がれてなくなっていきました。

    いろいろなお医者様にセカンドオピニオン、サードオピニオンを聞きに行って自分なりに納得がいったことを綴っていきます。どなたかの参考になれば幸いです。

    目次

    複合的な要因で咳が続いていた

    私はカイロプラクターなので、筋骨格系の専門家です。よく患者さんから唯一の原因を求められるのですが、さまざまな要因が絡み合って筋骨格系の痛みを感じてらっしゃる姿を日常的にみています。

    そのような観点で申しますと、咳も単一の原因ではなく複合的な要因で続いていたように考えられます。このblogもそうですが、医療系の統計情報を扱っているので、自分なりに咳について文献やお医者様の記事などを検索して考察する日々でした。

    近所のお医者さまの意見も交えて、考えられる複合的な要因を書いていきます。

    気管の過敏性?

    ほこりや風で咳をしてるイラスト

    先生のご意見によれば、最初は気管が敏感になってしまうと、ちょっとした刺激が咳を誘発するということだそうです。

    お医者様曰く「気管のセンサーは命に直結する部位なので、目のセンサーよりも異物に対しては敏感にできている」のだとか。一度過敏になってしまうと2.3カ月は過敏な状態が続くそうです。

    そのようなことをお聞きして、承知の上でマラソンをより早く走る為にランニングを続けていたんですけども、気管が過敏になった状態のまま練習を続けていたため、悪循環になってしまい、走れば咳が出るっていう状況が続きました。

    アレルギーも関与?

    春の花粉症のシーズンも2回、3回と迎えて、サードオピニオンを聞きにいったときに、別のお医者様は「アレルギーも関与してるだろう」と教えてくださいました。

    咳とアレルギーの関係を示すイラスト

    ネット検索でも出てきますが、喘息患者の8割以上はアレルギー性鼻炎を持っていて、漏れなく私もその一人ということです。

    ですからスギ花粉のシーズン以外にも、ハウスダストやエアコンのカビなど、過敏な状態が続く環境も影響していたとも考えています。

    そして自覚症状が無い時期でも、後鼻漏のように鼻腔から咽頭に鼻汁がヒタヒタと落ちているのだとか。

    痰ではなく鼻水?

    勉強になったのは、咳とともに「透明な痰が出るような気がしていた」けれども、それは喀痰ではない。耳鼻科の先生いわく鼻汁。

    「アレルギー鼻炎がある方は、1年中なんだかんだで鼻水が出ていて、それが喉に下りてきており、それを痰と勘違いしている」

    耳鼻科の先生曰く、その鼻水が、後鼻漏で喉まで下りてくると、既に過敏になっている粘膜を刺激して咳が出ているらしいのです。ですから抗アレルギー薬で鼻水を止める必要がある。

    花粉症のシーズンではなかったが、抗アレルギー薬を処方していただいて、それでやんわりと治まっていきました。結局、それでもまた走れば、やはり咳が出ていました。

    遅延型運動誘発性喘息?

    そんな中、ある時気づいたことがありました。

    通常運動誘発性喘息は、走っている時、走った直後に咳が出るらしいのですが、私の場合は悪化しません。

    ですが走り終わったあと、数時間後、例えば3時間、5時間、8時間してから咳が出ることが多かったため運動誘発性喘息ではないと思っていました。

    運動誘発性喘息で運動後に遅れて咳が出る様子を示すイラスト

    遅延性の運動誘発性喘息なるものが存在するらしいので、これか?

    しかし食物での遅延型アレルギーがあると聞いたことはあった為、もしやと思い調べてみました。

    すると運動誘発性喘息運動誘発性の咳でも遅延性自発性のものがあるそうですなのです。ですからそのような事を考えていた時期は「遅発性の運動誘発性喘息」の可能性もあると考えていた。

    速歩大会に参加後悪化

    そんなことを考えていた時期、久しぶりに大会に参加します。

    速歩大会の前に、喉の炎症を起こしていたのですがお世話になっているヨガの先生主催の大会であったのと、久しぶに競争したい意欲にかられ強行して参加。

    速歩大会参加時の様子

    風邪ぎみのまま「速歩」の大会があり、10キロの部に参加した後、案の定咳がかなり悪化。

    この時はアレルギー科でステロイド療法しても、治まらなかったので、気管支拡張やアレルギー薬も同時に使いました。それでも回復しきらない咳だったので最後は抗生物質が処方されました。

    そのような状況だったので2週間ゆっくり休んでいたらある程度収まってきました。それ以降は走っても2~5キロ程度しか走っていなません。

    そして1か月ほど全くに走ることを止めてみたら、かなり咳はコントロールしやすくなりました。

    ストレスで咳?

    ストレスで咳が誘発されることがあるのか?と調べていたところ、習慣性咳症候群なるものがあると知りました。

    心因性咳嗽(がいそう)とも呼ばれるそうで、心理生理的メカニズムにより、発作的または連続的に起こる乾いた咳をさすそうです。

    症候群なのではっきりとした診断があるわけではないけれど、ストレスや心の問題が原因で咳の症状が引き起こされるとされています。特徴をコピペすると

    • 症状の特徴とチェックリスト:(私の咳の特徴)
      • 咳の音が大きくて、犬が吠えるような、きんきんした、または霧笛のような音がする。(コンコンした咳だった)
      • 咳はくりかえし発作のように起こる。(寝てる時以外はいつもあった)
      • 身体や検査で異常が見つからない。(酷い時は聴診器で気管支収縮ヒューヒューしてた)
      • 咳が日常生活や学校生活に影響している。(疲れると出やすかった)
      • 咳が眠っている間や集中しているときなどは咳がでない。(走った後に主に咳が出たが睡眠中はでなかった)

    これらの特徴に当てはまる場合、心因性咳嗽の可能性が高い

    • 原因:(私が意識していること)
      • ストレス: 仕事や学業、家庭などのストレスが溜まると、自律神経が乱れ、脳幹にある咳中枢を刺激して咳が出やすくなることがある。(生活の変化は大きい)
      • 感情の抑圧: 悲しみや怒りなどの感情を抑え込むことで、身体がその感情を咳として表現することがある。(負の感情は表現しないようにしている)
      • 注意を引くため: 無意識のうちに、自分に注意を向けさせたいという気持ちから咳が出ることがある。(目立ちたがり屋?)
      • 習慣性: 咳が一度出始めると、身体がその動作に慣れてしまい、ストレスや感情とは関係なく咳が出るようになることがある。

    治療法は薬物治療(精神科薬・漢方薬)や非薬物療法(催眠療法・暗示療法など)が有効としてある。私は向精神薬や催眠療法は使ってない。結局走るのを休んだら良くなったが、もし休まなかったら、心因性だと思っていたと思います。

    少なからずストレスは関与

    最近子育てで忙しく、身体が休まる時間が少ないので思っている以上にストレスが溜まっているのかもしれません。

    1昨年前は人生初のぎっくり腰~帯状疱疹のいわゆるストレスで免疫低下したと思われる出来事もありました。

    特にアンダーラインの部分が私の気になるところで、通常の喘息なら夜間の発作が激しいと聞きますが寝ている時は発作はありませんでした。

    少なからずストレスも影響していたように思います。

    歳のせい

    私も50歳を迎えて、ご多分に漏れず、いろいろな個所が無理が効かなくなってきています。

    最初にかかった内科の先生曰く

    「50歳になると体調が変わってくるから、無理をしないように。私も以前はジムで筋トレをしていましたが、今はもう辞めました。無理をしなくなりました。」

    いろいろと考えてトレーニングをしていたので大丈夫だと思っていましたが、やはり20代、30代のようにはいきません。まして私の場合、20代、30代は運動をほぼしていません。

    10代の頃は野球部で毎日極限まで動いていたため、過信があったのだと思います。20代は喫煙もしており、心肺機能の衰えが如実に表れたのでしょう。

    この頃は月間100~150㎞は走っていました。おじさんが無理をして頑張り過ぎでした。

    マラソン練習で距離を踏むとそれだけ疲労からの回復に時間が掛かるようになります。そのようなことも影響して、思っていたより肉体年齢が高くなっており、回復力もなくなっていたのでしょう。

    ひとことで言えば疲れ?

    結局、かなりの疲れであったように、咳がコントロールできるようになった今では思います。30代後半から風邪をひいた後に咳だけ残るようになる回数が増えてきて、一種の喘息があったのですが、50代になり失敗も繰り返してコントロールできるようになってきました。

    疲労による咳の様子を描いたイラスト

    結局、回復が追い付かず疲労、疲れで咳が出ていたともいえる。

    いまは予防的に抗アレルギー薬を1年のうち半分くらいは服用しています。今回のこの2年つづいた咳の始まりは「夏の暑い日に少し咳が出ている中で20キロ走を強行した」日でした。

    ランニング中毒

    今更ながらですけれども、風邪とか咳が出るときは1週間や2週間休んで、完全に咳が治まるまで休んだ方が良いです。単純な答えでした。

    冒頭書いたように、例えば腰痛の患者さんも単一の原因を求める傾向にあります。私も咳で苦しんでいた時は「単一の原因」を探り続けていました。

    どの診断名や症候群も当てはまる点は多いです。ですからどの要素もあると言えばあるけれど、一言で言えばランニング中毒で肉体疲労、体力の限界でいいのではないか?と結論に至りました。

    ランニング中毒と言いますが、今振り返ると完全に中毒でした。毎日継続して走るにはある程度中毒性が必要ですが、肉体がもたなくなってまで続けることはありません。

    脳内では、それほどの快感というか、恍惚感ってやつを享受してたのでしょう。さすがに二年以上かけて気づいたことなので。これからはしっかり休むことにも遠慮が無くなっています。今では日に7~9時間の睡眠をとるようにしています。

    カイロプラクティックの臨床に活かすなら「オーバーワーク、オーバーユース」の方にブレーキをしっかりかけてあげる。口酸っぱく休んでくださいと言ってあげる。今までは遠慮して伝えてましたが、中毒になっている時って自分が見えてなくなっているので大切です。

    とても当たり前の話ですが、どなたかの参考になれば幸いです。

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